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2010年12月11日

税漬 クルマ離れは国のせいなのかも?

税漬 クルマ離れは国のせいなのかも? 過去何度か日本の自動車にかかわる税金のブログを上げたが、正直、その事が決定的に今のクルマの社会に、どのような影響を与えているか、僕の思慮の浅さもあって確定的な事は述べる事が出来なかった。

確かに、間違いなく悪影響を与えている。それが、じゃぁどう具体的に悪影響を与え、今のクルマ離れとも、そして日本の経済状況にも悪影響を与えているか?なかなか、まとめ切れなかったのだが。。。

まぁ、この論調も100%ではないだろうが、かなり的をえているな、と思ったコラムを発見した!

そのコラムを紹介する前に、まず、日本のクルマに対する税金がどうなっているか?過去のブログを見て頂いておさらいして頂けると幸いだ。

税金 有名なハナシですがクルマは税金漬けです。。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/11202877/

僕がナルホド・・・と感じたコラムは、「ウォール・ストリート・ジャーナル」の「Heard on the Street」のコラムで、
「日本の自動車メーカーの障害は日本政府」
というなかなかショッキングなタイトルのモンだ。以下、そのコラムを要所要所ご紹介したいと思う。


日本の自動車メーカーは、国内市場という重要マーケットの長期低迷に直面している。おなじみの少子高齢化も一因ではあるが、責任の大部分は日本政府にある。

総務省は先月、5年ごとに実施している全国消費実態調査を発表した。そのうちの主要耐久消費財の所有状況には、09年の1世帯当たりの自動車保有台数が、自動車が調査対象となった1964年以来、初めて減少に転じたことが示されている。メーカーにとって利幅が少ない軽自動車(666cc以下)の割合が引き続き増加。中古車を購入する人も増えている。

日本の自動車所有者は、消費税を含め、9種類の税金を課せられ、それが大きな負担となっている。例えば21000ドル相当(およそ180万円)の自動車を購入すると、課税額は9000ドルだ。これには、ガソリン税や高速道路料金は含まれていない。ドイツはこの約半分、米国では6分の1だと日本自動車工業会は説明する。運転免許を取得するためには、教習所に何週間も通わなければならず、その費用も2000ドル以上になる。車検の費用は、車が古いほど高くなる。これでは日本人の自動車離れが進むのも当然だ。


コラムの出だしがいきなり 「責任の大部分は日本政府にある。」 とまったく日本人では思いつかない大胆な出だしでも驚くのだが、ここまでは、正直僕のブログとも大同小異。単純にあぁ、こんなに税金漬けなのね。で終わりなんだが、ここからがハイライトで、確かにそうだ!と思わせた部分なのだ。

改革を目指す政府なら、この点に変化を起こすチャンスを見出すだろう。自動車関連の税収は大半が道路整備に充てられてきた。だがこの種の費用はもはや正当化は難しい。政府は自動車関連税収590億ドルをほかの目的に支出し始めていることを明らかにしている。財政再建の必要性を踏まえれば妥当な方針だろう。だが実際に道路の建設や補修以外に使われるのは20億ドル未満になる見通しだ。

 税金と行政手続きを減らすことで、自動車の売れ行きが伸びたり、自動車購入の負担が減った分をほかの消費に回すといった、もっと直接的なメリットも得られるだろう。高い税金によって、結果的にCO2の排出量が抑制されるなど、予期せぬ恩恵がもたらされたことも事実ではある。だが、環境対策としての効果を狙うのであれば、エコカーの購入を優遇するなど、自動車産業を脅かすことのない、もっと賢いやり方があるはずだ。


う~ん、さすが切り口が違うもんだ!と感心したのが、ここまでの件。
特に、

自動車関連の税収は大半が道路整備に充てられてきた。だがこの種の費用はもはや正当化は難しい。政府は自動車関連税収590億ドルをほかの目的に支出し始めていることを明らかにしている。

の件は、特定財源の期限切れで、ガソリンが安くなった!さぁ買いに行くぞという思想しかなかった日本人より、その意義や疑問点を明確にさらけ出している様に思う。
さらに、ちゃ~んと「エコ」というポイントも押えており、なるほどと肯けるものだ。


そうした方法で国内消費が刺激され、製造業の雇用を維持することができるのであれば、道路に多少のへこみがあっても、大きな問題とは言えないのではないか。

まぁ、この辺りは、日本独特の経済構造があって、単純に製造業だけを優遇すればという類のモンでは無いと思うのだが、税金は取り易い所から、ガンガン取って、その影響なんて知らぬぞんぜぬという、今までの税金に対する施策も限界・・という事も指し示していると思うのだが、如何だろうか?

正直、僕の回りでも、クルマを持つ事による、出費の多さを懸念して「クルマなんて買えないよ」という声を多く聞くように思う。

凋落傾向というクルマ産業だが、まだまだ日本の基幹産業に違いない。

これを、どう生かすか延ばすかによって、日本の雇用状況や、如いては技術、(製造、科学など)の維持向上が図れると感じたのだがどうだろうか?

税金と言えば、ちなみに、燃料、ガソリンにも膨大な税金が在る事を、重ね重ね申し伝えたい。。。

軽油 税金と相場に踊らされている軽油価格とは。。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/11198002/
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Posted at 2010/12/12 10:21:31

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この記事へのコメント

2010年12月12日 10:56
 これでもまだ、日本の自動車メーカーは日本政府の恩恵に預かっていると思います。日本政府は燃費測定や衝突試験の内容を緻密に計算して、あるいは特殊な排出ガス規制(ディーゼル規制)を導入することにより輸入車の販売を抑制し、日本の自動車メーカーに日本市場の独占を許しているのですから。
 メーカーがそのような政府の保護にべったりと依存して商品力を高めることを怠って、消費者にそっぽを向かれるようになったという点では、「日本の自動車メーカーの障害は日本政府」と言えなくもないですが。
コメントへの返答
2010年12月12日 12:24
日本市場の閉塞性が以前から盛んに言われていますが、僕は、それは遠からず近からずと感じています。
確かにグローバル・スタンダードからは懸け離れていますが、それらは大手のカーメーカであれば少々の努力をすればなんという事では無いと思うのです。
日本車がこれだけ世界中に進出できたのは、価格の安さや品質どうのこうのといわれていますが、いえいえ、どんな小さな市場であっても、そこの規格基準に合わせて一台一台を造り、そこにあった市場のクルマを木目細かく送り出したからでは在りませんか?
日本でクルマが数売れない・・と言って、日本の市場に合わせないで輸出をしようとする海外列強のメーカーこそ努力不足を反省すべきでは無いでしょうか。
イニシャルは間違いなくかかるでしょうが、例えばメルチェデスにしろBMWにしろ、ローバーにしろ、プジョーにしろ、実は日本人は非常に、それらのクルマを欲していると思うのです、もちろん関税によって法外に高くなってしまっている車両価格も障害ですが、正直、日本の史上にアンマッチな部分が多く、購入する事を躊躇しているオーナーも多いと思うのです。
それを味と言ってしまうエンスーも多いですが、それはどう考えても普通に乗るオーナーにとって使い難さ以外に他ならないと思うのです。
そうした企業努力をして、日本でも海外のクルマが売れるようになれば、国内メーカーにも刺激になってクルマ市場が活性化すると思うのですが如何でしょうか。
2010年12月12日 12:52
 確かに、海外メーカーの熱心さに欠ける部分はあるでしょう。
 私が念頭に置いているのは、高価格の欧州車ではなくて、低価格の大衆車です。日本では軽自動車というレギュレーションがあるために、低価格の小型車の輸入が進みません。燃費の点でも、1000~1500ccのディーゼルMTがコストパフォーマンスを含め最高だと思うのですが、ディーゼル規制に阻まれて入ってきません。競争相手がいないので、メーカーが原価節減に成功しても価格には反映されない状況が続いています。
 それで、国産大衆車を購入するときはとても割高に感じます。円高対応で猛烈なコストダウンを図ったのですから、その成果を販売価格に反映してもよさそうに思います。海外メーカー(メルセデスやBMWではなくて、タタとかシュコダとかヒュンダイとか)がもう少し熱心に日本向けに売り込んでくれば大衆車市場も活性化するかもしれないとは思います。
コメントへの返答
2010年12月12日 13:31
僕も小型車のレギュレーションにはある種の疑問を大きく持っています。
ただ、軽自動車という括りが、かなりの部分で弊害になっているとは思っては居ません。
一番大きな弊害は、関税でしょう。
関税がなくなり、利ざやの小さな小型車でも相手先レギュレーションに合わせて輸出するようになれば、もっと日本にも海外の優秀な小型車が入ってくると思います。
今は、どうやってもコストが嵩み、関税が高く、利ざやの小さな小型車では旨みが無いと判断して、高いクルマや高級車ばかりが注目されている日本市場は視野の狭い残念な市場だと僕も感じています。
ディーゼルの件も、日本の軽油のサルファー規制が本格化して、これからは海外のクルマも入って来易いでしょう。
一番、懸念すべきは日本車の国内仕様の安全策の無策ですね。
とにかく安く売る為に、安全対策が疎かになっている現状は、政府による関税やシステムの弊害以上に、まずは国内という市場をどう考えているんだという基本的な部分をもっと論じたいですね。
単純に安いだとか、見かけの装備ばかり拘る、日本の浅墓なモータリゼーションこそが、大きな問題とも思います。
そうした点も、今のクルマ離れ、馬鹿みたいな税金がかかっていても声を出さない愚かさの原点だとも思っています。
2010年12月12日 15:12
我家の前の道路は下水管を通した後の適当なつぎはぎだらけの舗装でアスファルトが割れて穴が開きます。この破片が我家の敷地内に飛んで来ます。それも㌔単位の塊なので困ったものです。
お金をキチンと掛けてメンテの必要の無い道路を最初から作れば良いのにと思うのですが。。。

税金が高いから軽に走り、メーカーもそこで利益を出すために安全性無視のコストダウンをしている現状でもちろんメーカーにも責任がありますが、我々買う側にも多大な問題があると思っています。
こと車に関しては安くて良い物など存在しないことに早く気付いて欲しいです。
そこに気付けばまた国の対応も多少なりとも変わってくると思っているのですが・・・
コメントへの返答
2010年12月13日 1:47
道路行政に付いては、かつて日本の舗装率は、まったくお粗末なものでした。
僕が十代前半まで、未舗装路なんてどこでもゴロゴロしてました。
さすがに、それではマズイ!という事で、舗装率の向上の為に、手段を選ばない方法で舗装率を向上して来たのですが・・・・それが現在、色々な形で陰を落としているんですね。
「簡易舗装」なんていう末恐ろしい「舗装」がまだまだ日本各地にあったりします。
そして、クルマを持つ側のハナシですが、言われる様に、安かろう良かろうなんて、まったくの幻影だと思います。
無論、安全装備も普及すれば安くなりますが、最初は何でも高い。しかし、それを享受できなければ先は無いという事を肝に銘じるべきです。
メーカーも何を恐れているのでしょうか?少々高くなったって、これまで以上に安全だ!と声高に宣伝すればいい事です。もっと、安全に投資する姿勢と環境を日本は持つべきだと思いますね。
2010年12月12日 19:57
違った視点から。
「CMがかっこよくない」と」言うのは?
それから、日本の軽自動車ですが、ヨーロッパで日本の軽自動車売ったら売れてたのに?という時期は有りましたね(今の軽自動車は微妙ですが)。
でも、あっち(欧州)も保護に走ったのですよね?
コメントへの返答
2010年12月13日 1:51
>あっち(欧州)も保護に走ったのですよね?

よくぞ言ってくれました!まさに、まるで日本ばかりが単独でやっているようですが、向こうだって有形無形で同じ様な事をしてます。
ただ違うのが、向こうは数が多いという事。多数決の論理で、まるで日本がガラパゴスの様に言われるのは心外です。

さてさてCMですが、ここ数年、おおぉと思うのがないですねぇ。。琴線に触れると言うか、夢中になれるCMって確かに激減している様に思います。

クルマは夢を与えるもの・・・CMもその一助だと思うのですが。。
2010年12月13日 0:02
 サラリーマンで自家用車持ちは税金を取りやすのですね。私はカーアクションから車に入りましたので、「テレビなどで「はたらくくるま」を描くこと」=「カーアクション等、映像撮影時の規制緩和」あたりも有効じゃないかなあ、と考えたりします。
コメントへの返答
2010年12月13日 1:56
ちょっと適切な言い方では無いかもしれませんが、「金さえもらえれば、それでヨシ」という風潮を見ても分るように、日本の大人たちのレヴェルが低過ぎるように思います。
かの「子供手当」だって、その他の新しいと言われる政権のバラマキに、将来はどうするの?原資はどうするの?なんて考えない風潮は非常に悲しく腹立たしいものです。
税金もしかり。不合理な税金だって、仕方がないと言うような態度で、不満や反対の姿勢を見せない。これじゃあ何時までたっても、生活やカーライフが良くなる訳ないですよね。
2010年12月13日 9:05
徳小寺さん、おはようございます。
私が考えるに、中古車でも維持すらままならぬ所得レベルの人が1つ大きいのではと。そういう非正規従業員(皆が皆そうじゃないんでしょうが)を自動車メーカーが積極的に集めといて、「クルマが売れない」とは良く言えたモンだなとしか言い様がありません。
クルマを売りたければ、己が全従業員に新車購入→維持可能な所得を保証する事が先決だと思いますが。
コメントへの返答
2010年12月18日 11:50
先日ニュースにもなりましたが、やはり所得に対しての費用が大き過ぎますよね。
正直言われるように、メーカーももっと社員やホワイトカラーの従業員にも買い易い環境を整えるべきかもしれません。
ただ、かつてのビッグ3の様に、余りにも従業員に対して厚遇しすぎるのはどうかと思いますが、もっといろいろな施策も必要でしょうね。
特に九州にいらっしゃるDaiDai色さんならでは観点のコメントは考えさせられましたね。

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
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