
AUTOMOBILE COUNCIL 2021 で再会した懐かしいクルマ達の第2弾。
今回も、三重県の「 ヴィンテージ 宮田自動車」さんの展示車両より貴重なクルマたちの秘密の内側を覗いてみたいと思うのだ。
まずは、日産と言うより DATSUN の フェアレディ2000 と言ってよいだろう SR311 の登場だ。
元々は、ブルーバード310のシャーシを強化し、そこにちょっと強力な 1500CC エンヂンを搭載した、SP310 まで遡る日産を、いや日本を代表するスポーツカーだ。
三座 フェアレデーSP310の初期型の謎に迫る!?
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/233502/
その DATSUN フェアレディ シリーズの集大成と言えるだろう SR311 は、たった910Kg のボディに、総排気量 1,982CC 、ソレックスΦ44カブレーションSOHCインラインフォーU20型 145PS/6,000min-1 エンヂンを搭載したものだから、動力性能は想像を絶するものであった。
ポルシェタイプの 5速マニュアルを駆使すれば、 0-400mをたった 15.4秒 で駆け抜ける事が可能であった。さらに最高速も 200Km/h を超えた最初の国産車となった。
日産は、この SR311 の為に、OPとして、2種類のギヤレシオと、7種類のファイナルギアが用意し、さらに LSD も当然のように OP 化されていた。
SP310から大きな部分では変わっていない 910Kg の軽量ボディに 145PS の強心臓は強烈と言う言葉しか思いつかないモノであった。
実は DATSUN フェアレディ SR311 は、大きく分けて、3つのボディタイプが存在する。詳しくは
判別 フェアレデーSR311の見分け方!
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2322361/
を見ていただきたいのだが、展示されていたのは最後期型の北米の安全基準に準拠すべくマイナーされたモデルだ。その様子が一番分かるのが室内で、
乗員保護のために、分厚いソフトパッドで覆われた室内。ソフトパッドが厚いためにコンソールのラヂオが縦に収められている。
北米の安全基準に基づいて、室内は、分厚いソフトパッドに覆われ、ソフトパッドの厚みの為に、センターコンソール幅が制限されてしまい、ラヂオが縦に収められてしまっている。
DATSUN フェアレディの英国調の雰囲気を持っていたインテリアも、乗員の安全と言うお題目の為に、雰囲気がエラク変わってしまった。
僕も何度かノーマルの SR311 ロースクリーン に乗った事があるが、フロントダブリュウウイッシュボーン、リヤ リーフリヂット のサスペンションはハードそのもの。
そんな締め上げられているサスでも、一気に 145PS の馬力が掛かると、リヤが暴れ、暴れる板バネを抑えつつ、前へ進もうと努力するスタイルはスポーツ・・・であった。
日産を代表するスポーツカーの後は、トヨタをいや悔しいかな日本を代表するスポーツカーを眺めてみたい。
フェアレディ SP、SRシリーズは、国内より海外でより愛されていた。
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Posted at
2021/05/24 01:26:30