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徳小寺 無恒のブログ一覧

2020年04月06日 イイね!

荷車 スカイライン バン に エステート の SLV を知ってるか。

荷車 スカイライン バン に エステート の SLV を知ってるか。 スカイラインと言えば、どうしても 2000cc のGT系ばかり語られるが、そのことを 櫻井慎一郎 氏は良しとしていなかった。

 あくまでGT系は、ベースである非GT系の延長線にあり、GT系以外のモデルこそしっかりと作りこまなければGT系も成立しないと考えていたようだ。

 c110までは、GL や DX というグレードで呼んでいたのを、C210 からは「TI」としたのも櫻井の意思の表れだった。

4気筒モデルは GT の廉価版ではないという思いを込めて。

 だからR30までは、ヴァン、スライラインでは エステート と呼んでいたが、なかなかどうしてしっかりとデザインも作りこまれていた。

 歴代のスカイラインのエステートについては、

商用 乗用スカイラインのワゴン・ヴァンたち。
 https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/12196524/




断絶 R31でスカイラインのワゴン・ヴァン途絶える!
 https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/12217630/


これらの過去のブログを参照して頂けるとさいわいだ。(閑話休題)

 そんな エステート たちなので、実は、C110(ケンメリ)と C210 (ジャパン) には、SLV (SKYLINE LIMITED version)が存在するのだが意外に知られていない。

 先ずは、これは非常にレアでスカイラインのファンを自称するマニアでもほとんど知られていないのが、全国300台限定の スペシャルカラー ヴァン 仕様車 だ。


特別な 「ニースイエロー」 に「フレンチブルー」 のストライプが印象的だ。

限定色の「ニースイエロー」も珍しいのだが、そこに「フレンチブルー」のストライプが入るという手の凝ったエクステリアが印象的で、さらにミラーは手動式だが平板なモノではなく、GT系に多く使用されている「タルボ型」で、そして当時憧れの装備だった シビエ のイエローフォグ が付いて来る。

 他のブランドのモデルで、ヴァンにここまで凝った限定車は少なく、実に珍しモノだ。

 C210 ジャパンになると、もっとお洒落なストライプで飾られた限定車が売られていた。

 さらに後期型になると、ヴァンをベースに 5ナンバーの「ワゴン」が追加されて事も、ただの安いグレードじゃないぞという意思の表れであった。

 最近は、スバルくらいしかワゴンを頑張っていないが、昔は、スカイラインでさえ少数のユーザーの為に、こうして飛びっきりの ヴァン や ワゴン を作っていたのだ。

 それにしても、これらの C110 や C210 のエステートの限定車が残っていたら実に貴重な歴史を語る遺産なんだが果たして現存するのだろうか・・・




スカイライン エステート バン ケンメリ ジャパン
Posted at 2020/04/06 18:02:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | スカイライン | クルマ
2020年03月22日 イイね!

佇立 スカイラインRS が佇む路傍にて

佇立 スカイラインRS が佇む路傍にて たまに渋滞をショートカットする為に通る市道。

そこにいつも車庫に佇む R30 RS が2台。

動態ではないようだが部品どりか、それとも何かがあって置かれているのだろう。

最終型でも35年が経過している R30 。



日産の 「伝統色」 スカイラインレッド&ブラック が映える R30 2000ターボインタークーラーRS-X。
ただただ息をのむカッコよさだ。


 どんな形であっても、こうして今の時代に生き残っている奇跡を喜びたいものだ。

Posted at 2020/03/22 09:42:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | スカイライン | クルマ
2019年08月17日 イイね!

箱型 ハコスカGT センスいいね!

箱型 ハコスカGT センスいいね! この夏、広島へ帰省してクルマで印象的だったのが、東広島市内で遭遇した C10 ハコスカ。

 ピカピカにして乗っている姿もイキなんだが、ツボを押さえたモディファイが実にクルマ好きだの琴線をクスぐって釘付けになってしまった。

 無暗に下げ過ぎず、クルマ挙動を見ると、しっかりサスが仕事をしている。この手のシャコタンに多い、走っている最中、ユラユラ揺れ続けているような不躾なモンじゃない。

 タイアも太すぎないのも良い。

 この手の古いクルマは、とことんオリヂナルに拘るのも「王道」なんだが、こうして、そのクルマの性格や成り立ちを理解してモディファイして乗るのも僕は大好きだ。

 モディファイしても、ボコボコの状態で乗るのは、本当の旧車好きではなく、こうして、外装も、チラリと覗く車内の程度の良さも、「コイツ、しっかり乗りこなしているな」と唸らずして何と言おうか。

 まぁ、この猛暑の中エアコンなんて無縁の状態で大変だろうが、ぜひぜひ、このままイキに乗り続けて欲しいと願って止まないのだ。





★ナンバーはオリヂナルのナンバーを利用して「加工」しています。
Posted at 2019/08/17 09:06:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | スカイライン | クルマ
2019年05月02日 イイね!

歴史 スカイラインとセリカ。今と過去。

歴史 スカイラインとセリカ。今と過去。 1981年7月 セリカXX としては二代目に当たる A60 セリカXX がリリースされた。
初代の豪華絢爛クルーザー的な佇まいから、ロータスのアドヴァイスで熟成したと言われる足回りを持つスポーツカーに進化していた。

 そして遅れること一か月。「名ばかりのGT」と セリカ こき下ろされたスカイラインもR30型へとスイッチされた。

 この両雄のモデルチェンジのタイミングの同期は先代から延々と続き、セリカが6代目、スカイラインはR33 まで運命的な関係を感じさせるモデルチェンジを続けた。


先代の緩い大陸的なデザインから、定規で引かれた様な直線とクレイをヘラでそぎ落としたような面でデザインされたA60系セリカ

 基本的には直線と平面ばかりで面白みに欠ける A60系セリカと XX だが、僕的には リフトバック の Cピラー根元のピラーの折り返しが新鮮に映った。

 そして、何より 真っ黒 に塗りつぶしたリヤハッチが印象的だった。

 一方のスカイラインは、その生涯で一度きりとなる「ハッチバック」をラインナップしたが、エステートも含めて Cピラー までの造形は一緒で、そこからリアのピラーの角度やウィンドゥ面積を変化させてラインナップを広げていた。


こちらも直線基調だが、「関ヶ原の稲妻」をキーワードにデザインされたエクステリアはセリカにみられるギクシャク感がない。
 
 スカイラインの生涯で一代限りになってしまった 「ハッチバック」 は、セダンベースで開口部が高いというネックはあったが、斜め後ろからのスタイルはなかなかセクスィだった。


Dピラーを指で押さえて隠すと「セダン」になる!?斜め後ろからの立ち姿は意外なほどハッとするクリーンさがある。

真横から見ると、Dピラー以前のデザインはまったくセダンなんだが、斜め後ろから見るとハッチ面がDピラーから一段低く造形され、最終的に小さなノッチが形作られているのが分かるだろう。

 実は意外なほど空力を加味された凝ったデザインだったのだ。

 そうそう、このハッチバックには国産車初のテンパータイアが装備されたこともトピックだ。

 先代で、「名ばかりのGT」と揶揄されていたスカイラインもターボで息を吹き返し、


トヨタは「ツィンキャム」、対する日産は「DOHC」で応戦したが日産のトヨタへの決め台詞は「4ヴァルヴでなければDOHCではない」だった。

そしてR30になって発売2か月後、4ヴァルヴDOHCを搭載したRSでセリカへの反撃を本格化した。

 スペシャルティカーとハイオーナーカーというクラスは違うものの良きライヴァルとしての、セリカとスカイラインだが、発売から二年後の1983年8月に、まるで足並みをそろえるように両者、いや両車共マイナーチェンジを敢行!
その時、セリカのハッチバックはボディ同色になったのだが・・・


やっぱり、同色の方が取ってつけた感が無くて良いのでとセリカ系はリヤハッチをボディ同色にしたのだが・・・

 ここで僕ら日産ファンが愕然としたのが、スカイラインのハッチバックのゲートが真っ黒に塗られて出て来たことだ!!


やっぱり気にしてたんだよね・・と日産ファンは、真っ黒なリヤハッチを見て溜息をついた・・・

なんで、今頃、セリカの真似をするんじゃあ!と多くのファンが嘆き悲しんだ。
だってセリカは逆にマイナーで、真っ黒ハッチを捨ててしまっていたのだから・・・

二代目レパードとソアラの時のように、

交差 F31レパードとZ20ソアラの怪しい関係
 https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/713791/
 
 
やっぱり気にしてたんだね・・・ 

と当時大いに話題になったものだ。

 それから40年近くの歳月が過ぎてしまったが、それからのこの両雄の歴史は皆さんご存じの通りだ。

 どちらも正直、日本という市場を捨てて海外の市場を見据えた基幹車種になってしまったが、果たして、どちらの歩んだ歴史が、そして今、置かれた立ち位置が幸せだったのだろうか。


スペシャルティカーからスポーツカーに舵を切ったスープラはスポーツカー冬の時代で一旦は脈略を断っていたが復活。スカイラインは北米専用車になり、とりあえずブランドネームが欲しいから国内でも販売している状態が今だ。

 スープラは、リアルスポーツに軸を振って、それがスポーツカー冬の時代、米での保険料の高騰、燃費排ガス対策で撤退を余儀なくされ脈略を断ってしまっていたが、クルマの多様性が求められ、企業のブランドイメージたるクルマとして数を売るのではなく、スポーツカーというコアな市場に敢えて、トヨタのイメージリーダーとして復活。
ようやく数ではなくクルマを楽しむ、そのためのひとつとして、たとえ数は出なくてもトヨタのラインナップに盛り込もうという考えが、あのトヨタの芽生えたのだ。

 一方のスカイラインは、周りの声を聴き過ぎてしまい、代が変わるごとにコンセプトが大きく振れてスカイラインとしてのアイデンティティがもはやエクステリアしか見いだせなくなって、それがコアなファン以外の支持を得られなくなり、たまたま北米でV35がヒットした影響で、どんどん北米に軸足を置いてしまい、もはや国内向けは、スカイラインというブランドを残すためだけの、ただ売っています車種になって存在感がますます希薄になってしまっている。

 グローバル化やクルマへ向けられる市場のニーズという、一見するとごもっともな数字遊びに翻弄されて、それが「今」再び、数字遊びとは決別して、それぞれのクルマの立ち位置を見直そうとしている時期になって来ていると思うのだ。

 今、思い返せば、クラスは違えど、ライヴァルとして切磋琢磨していた時代こそが本当に輝いていた時代だったのかもしれない。

 今の スープラ と スカイライン の存在は、ある意味で、日産とトヨタという国産車メーカーのこれからを占う試金石になるのかもしれないと僕は感じている次第なのだ。


Posted at 2019/05/02 09:41:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | スカイライン | クルマ
2016年09月14日 イイね!

復刻 ケンメリが出た当時にプレイバック

復刻 ケンメリが出た当時にプレイバック ちょっと前に話題になった「すべてシリーズ」の「日本の傑作車シリーズ」。

その中でも、興味津々だったのが、 日産ケンメリ・スカイラインのすべて (モーターファン別冊)[本/雑誌] / 三栄書房

欲しい欲しいと思っていたのだが、バタバタしていて忘れていたのだが、ふと、お得意の某通販サイトからのポイントのお知らせを見て、またまたポイント買いしてしまった次第なのだ。

 ケンメリと言えば、スカイラインで一番売れたモデルで、ケンとメリーのCMは海外の広告コンペで入賞するなど、僕らの世代にとって思い出深いモデルなのだが、作り手としては、「作り手の思いより買い手の思い」を重視した(櫻井氏 は仰合してしまったとも・・・)モデルと言っていたが、

稜線 愛のスカイライン 登場。伊藤さんの生き生きとした表情に注目。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/32971677/

ソフトに、これから迫りくる環境問題なども合わせて、見事にケンメリは時流に乗ってヒット作になったのだが。

 そうした当時の雰囲気や、まだ若かりし日の「星嶋」、「岡崎」両氏のインプレなども満載されて、非常に読み応えのある一冊だった。

 今から、そう遠くない40年前の、まだまだ海外のメーカーに比べると一生懸命、追いついてやる、追い越してやるという息吹を感じさせる雰囲気をも伝えていて、久々に、その当時を思い出して懐かしく思った次第だ。

 最近の旧車ブームにのった、中身のない、他人の写真や、他人の評価や噂話を転記しただけの雑誌や本が多い中、当時の雰囲気などを伝えてくれる歴史書と言っても構わないだろう。

 合わせて、最新のセレナのすべて本も買ったので、現代のクルマとの技術もそうなんだが、エンジニアの意気込みの差も、おもしろく読ませてもらっている。

 作り手と買い手の思いが、ある意味交錯したケンメリの歴史を改めて、現代のクルマと比べながら楽しもうと思っているのだ。



Posted at 2016/09/14 15:09:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | スカイライン | クルマ

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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