この画像は、三年前のlimited号の4番ヘッドとシリンダーの様子を写したものである。
専門家が見れば一目で分かると思うのだが・・・
三年前の秋、東名高速をオヴァースピードで巡航中に、突然、パッセンジャー側から液体がボコボコと沸騰する音がして、ボンネット先端から白煙が出たと思うと、それまで真ん中から下しか指し示していなかった「水温計」が一気に振り切ってしまった。。。
急いでエアコンを切り、ヒーターを全開にしてニュートラルにして路肩を惰性で走れるだけ走った。
慌てて停車でもしようものなら、冷却風がたちまち足りなくなって、もっとシリアスな状況になる・・と思ったからだ。。。
いくらか走ってようやく停止したのだが、ボンネットを開けるとラジエターのリザーブタンクからクーラントが溢れた形跡が・・・
幸いエンヂンは始動できたので、速度を落とし、エンヂンに負荷を掛けないようにして帰還はできたのだが・・・
翌日、
セントラル20 でヘッドをばらして判明したのが、TOP画像だ。
さらに、サーモスタットが八部くらいで閉じたまま動かなくなっている事も判明。東名での白煙の原因は、サーモスタット不良によるオーヴァーヒートだった。。
実はTOP画像以外のシリンダーにも、もっとシリアスな状況もあるのだが、それは思い出したくも無いので割愛するが・・・
その修理には、はっきり言ってかなりの金額がかかる事が分かったのだが、そんな費用も工面できず、とりあえず対処療法を行い、さらにエンヂンの負荷を減らすために圧縮比を落とし、熱的にさらにラクになる様に、オイルクーラーやローテンプサーモをつけてエンヂンを封印・・したという訳だ。
さらに全開なんてくれてやれないから、結構ストレスがたまったりもした。
それから徳小寺は、
「昼ご飯は¥350以上のモノは食べれない」 というフレーズが有名になるくらいケチって費用をため、ようやく、今年の十月の声を聞く段階で、何とかなりそうになったという訳だ。
せっかく直すなら、もう少し踏み込んで・・・という事で
「マイナス8Kgのロマン」 プロジェクトも始動したという訳だ。
しかし僕はここで大きく悩んだ。
税金はあと二年で「環境税」という、もっともらしい名前の
悪税 で上がってしまう。
快適性だって、現代のクルマに太刀打ちできないし、子供が大きくなったら、もう少し大きめの居住スペースが欲しい・・というのがホンネだ。
次はスカイライン・・V35かなぁ。。と思ったのだが、ミッション付きは排気量が馬鹿に大きすぎる。。。
セダンで、2.5Lくらいで面白くて家族が乗れる・・クルマとなると、なかなか乗りたい・・と思うクルマが少ないというのが実情だ。
(本当は5ナンバーサイズでが鉄則だが・・今の日本車じゃあねぇ・・閑話休題)
良く周りから、子供にも乗り続けてもらったら・・という声もあるが、それは子供の勝手だ。親がそう願ったり、そう仕向けるのはエゴだと思うのだ。
クルマが古くなったら、いかに大変かを子供が自身で理解して、子供の口からそうしたい・・・と言うなら別だ。
そんな事をツラツラと思いながら、貯まった金額を見て、買い換えるか?それとも直すか?と悩んだ訳だが、正直、今の日産車には欲しい・・と思うクルマも無く、仮に欲しいと思っても高くて手が出ない状況なので、直して乗ることにしたのだった。。
まぁ、三年も経っているので、もっとエンヂンが酷い状況になっているかもしれないし、明日、何らかの事情で動かなくなるかもしれない・・・そうなったら、またハナシは別だが、もう何年かはLIMITED号と付き合う事にしたのだ。
まだ、僕の中では「意地」ではなく、コイツと付き合うのが楽しくて「維持」の段階だからだ。
今月末から 、
セントラル20 へドッグ入りとなる。
あとどのくらい付き合えるかは分からないが、まだしばらくはLIMITED号との二人三脚が続きそうである。
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Posted at 2006/10/08 10:05:16 | |
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