徳小寺　無恒のブログ一覧

どうも、いつの間にか「雑煮」についてブログを書く事になっているようで・・・

そこで僕も、ここはひとつ･･･という事で便乗させて頂きたい。

ウチは両親が居ないので、最近はもっぱらカミさんの実家の「お雑煮」を食しているのだが、基本的な作り方のアウトラインは、廣島仕込なのでぜひご紹介したい。

まず、お餅なんだが、これは「丸餅」に限る。これは廣島ではベーシックな仕様だと思う。

ただ、ここからは各家庭によって異なってくるのだが、「汁」は、鰹ダシに醤油少々・・・

「具材」は、カミさんの実家の場合、

「牡蠣」、「蛤」、「蒲鉾」に「セリ」を散らして完成だ。

「牡蠣」というのは、まさ安価に入手できる廣島ならではの食材ではないだろうか？また、「蛤」というのは、たまたまカミさんの実家が禅宗で、お正月にはご仏前に「蛤」を供える・・・という風習から、ついでにと言っては語弊があるが、「牡蠣」と合わせて「お雑煮」を飾る事になったのではないかと僕は推測している。

そうそう、「御餅」は焼かずに、別の鍋で煮て、「汁」の中に投入する算段になっている。

「牡蠣」や「蛤」から絶妙な「ダシ」が又出てなかなか美味しい一品だ。

今、もう一度皆さんの「雑煮」を拝見して、場所柄や各家庭で、こうも色々な種類があるのかと実感している次第だ。

例えば、香川辺りに行くと、確か「餡餅」がお雑煮に入って居た様な記憶がある。まったく、日本は南北に長く四季も表情豊かだが、食の文化とは、もっと奥深い・・とさらに思った。

そんな数々の雑煮を見ていると、今度は徳小寺家独自の「お雑煮」と言う物を是非作ってみたい・・・そう思っている今日この頃なのだ。


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