フィルムを施工する間借りた「キュービック」なんだが、フロントガラスには「透明断熱フィルム」が貼られていた。
ぱっと見た目、前方を眺めて見ると・・・
像の歪みも無く、クリアーそのもの。
唯一フィルムの存在が分かるのが、
車検証などを貼るスペースだけには、フィルムが貼られていなくよく見ると微妙に色調が違っている事が分かる。
その「キュービック」で家族の買物や所用をすませクルマを取りに行った。
「キュービック」には、ほど良く表面が剥けた「B'STYLE EX」を履いていたが、これがなかなか、良いタイアだった。もちろんハイグリップなんて望むべくも無いが、ロードノイズも低く、腰がしっかりしているのに乗り心地も良い。
スティアリングを切ってからの応答がマイルドでありながら妙な遅れも無く、実に自然なのだ。
価格さえ合えば、さらにハイグリップなんて望まなければ実にイイタイアだ。
これまでの、このクラスのBSのグリップはしない、ウルサイ、応答性なんて何処吹く風の酷いタイアが多かったのがウソのようである。
話題がちょいと逸れてしまったが、四時間ちょうどで作業が終わり無事にクルマを受け取って一端ウチへ帰ったのだが、まずサイドウインドゥに貼ったフィルムなんだが、
フィルムを貼っていないフロントグラスとサイドウィンドゥを見比べても、黙っていれば分からないレヴェルだ。
一方リヤ周りは、家族の要求に沿って一番薄いフィルムを貼ったのだが、室内からの見晴らしは
(上:施工前、下:施工後)
透過率45%という事もあり、室内からの眺めには変化が無い。
(上:施工前、下:施工後)
室外からの眺めも、今流行の真っ黒スモークとは違って、微妙に色が入った感じとなりなかなか良い雰囲気となった。
ここで認識を新たにしたのは「透過率」と視界は比例し
辛いという事だ。
つまり最近のフィルムの着色方法は、かなり進歩しており、「透過率」が低くとも随分とクリアーに視界が確保されるのだ。
つまり、フィルムに顔料を拡散させて着色する旧来の物と、フィルムそのものが均等に着色されている高い値段のモノとでは、同じ「透過率」でも室内からの視界がエラク違う事に気付いた次第なのだ。
上手く表現できないが「透明率」とでも言おうか、全然夜間でも見え方が違うので、できれば実際に施工したクルマで見え方を確認して施工したほうが間違いないと思った訳だ。
さてさて、「透明断熱フィルム」の効果なんだが、はっきり言って過大な期待はせず、『おお、なるほど効果があるんだな・・・』程度という認識が間違いないと感じた。
実際に、外気温が35℃の雲無しのカンカン照リの状態で、一日走り回って、僕の腕の赤くなり具合は驚異的に少なかった!ジリジリしないのだ。しかし、それでも熱はホンノリ伝わる。
これをどう表現しようかと悩んだが、石油ストーブの50cm先に座っている状態が何もしていない状態で、150cmくらい離れた状態がフィルムを貼った状態と言えよう。
何も貼っていない状態は、いきなり「アチィ!」となるのだが、フィルムがあると、ホンワカと最初は熱が伝わって来るのだが、さすがに長くさらしておくと暑くなって手を引いてしまう・・・という感じだ。
(技研サーモラックスのHPより、フィルムの有無の差が良く分かる)
エアコンの温度設定と言うより、ファンの強さを一段低くしても十分に冷えるし、何より日が昇りきる午前十時くらいまでと、日が翳ってきた15時くらいからのエアコンの効きが強烈になった事は間違いない。
技研サーモラックス のHPのデータで、フィルム有りの方が逆に温度が高くなっている時間があるが、特に逆転が著しいポイントでの温度変化のグラフの変位の仕方は、それまでの変位量と比べて可笑しな上がり方をしているし、それ以外の逆転部分に付いては時間的に、日射の影響と言うより内装の余熱などが影響していると僕は判断した。
まぁ、それを除いては明らかに効果が出ているので「ヨシ」と思うのだが・・・(閑話休題)
濃い色のフィルムはイヤで、飛散防止と断熱効果を望むのなら、十二分とは言えないが9部目くらいの効果は望める。
僕は正直、透明断熱フィルムを貼った事は大正解だったと満足している。
ファッション性ばかり重視されがちな「フィルム」。
「フィルム」もまったく日進月歩で、効果を「濃さ」で望まなくとも十二分に効果を望めるのだ。
安さだけでなく、どんなフィルムなのか研究して、さらに実物を見て自分なりのフィルムを皆さんも発見して欲しいと思った次第だ。
Posted at 2008/08/11 19:41:37 | |
トラックバック(0) |
クルマ | クルマ