
今回の濠太剌利での 「パルサー」 の、さらに 「SSS」 というグレードの復活について、多くのブログが UP されている。
その中で、「パルサー」と「SSS」との繋がりにつて、最近の「メダリスト」問題とも絡めてコメントしているのを見て、こりゃイカンと思い立ち、このブログをUPする事にした。
まずは、おさらいとして「SSS」については
血統 ブルーバードの伝統の証「SSS」の秘密に迫る。。
⇒ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/246030/
さらに意外な歴史として
三意 SSSの3つ目の意味
⇒ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/10092920/
という歴史がある。
このブルーバード 「SSS」 の歴史観と、豪州で採用されている 「SSS」 の字体を見ると、豪州での 「SSS」 の歴史観と、ブルーバードの 「SSS」 の歴史観は異なっている事が分かる。まぁ、ブルーバードの 「SSS」 の歴史観も、610以降は単純なグレードという色合いになってしまったが、それでも脈々と 「SSS」 の字体は変えることなく歴史を重ねて、今の日産には無いブランドやグレードの意味合いや歴史観を大事にしようという姿勢が垣間見れる。
510以来「SSS」の字体は変わっていない、いや変えていないのだ。
豪州での 「SSS」 は、あくまでも、彼の地で有名になった、ラリーでの日産車、それも 「SSS」 と名付けられたラリーカーのイメージを、市販車に転写した、スポーツ・モデルの1グレードという意味合いが強いのだ。
サザンクロスでの日産車の活躍は彼らにとって、憧れにもなった。
それを顧みれば、パルサーというハッチモデルに 「SSS」 というネーミングを科すことは彼らにとって何も違和感が無い事が分かるだろう。
日本でも 「SSS」 を、セダン以外に採用した歴史が・・・という声があるが、例えばブルバードの場合でも、基本セダンがあって、そこから派生した クウペ や H/T という 3BOX スタイルのクルマに 「SSS」 を付けており、クウペなどは、あくまで「セダンの亜流」、「一種」という拡大解釈の元で行われえていたのだ。
ブルーバード以外の車種に関しては、実はセダンも、それ以外のボディスタイルのクルマにも、本流の 「SSS」 の字体が使われておらず、あくまで 「SSS」 を名乗るも、本流の 「SSS」 とは違うんだという日産の良心がまだ見られてモノだが。。。
それらを踏まえると、今回の豪州でのパルサーSSSの復活は吝かでないと僕は思っているのだ。
Posted at 2012/10/21 04:27:19 | |
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