クライスラー200・・・・と言うより、「セブリング」と言った方が分かりが良いと思うが、
皆さんの印象に強いのが、この初代のセブリング・コンバーチブルだろう。
明日から始まる、デトロイト・モーターショーで、新型がデヴューする。
現行型もセダン、コンバーチブルがあるが、
(現行型)ちょっと間延びしたフロント形状だが、幅があるので腰高感はない。ただ、丸なのか直線なのかデザインに迷いが見えるエクステリアだ。
少々、モッサリしたデザインで、正直、日本人好みとは言えないデザインだったが、いやぁ参った、最近の米車の流れで、なかなかセクスィなエクステリアデザインで登場する。
欧州で流行している、クウペチックなルーフラインと、フロントからリアにスッとながれるプレスラインが、全体に流れを与えている。
さらに、ここがトヨタと違うのが、単純にプレスラインを何本も通して、折り紙細工の様な単調なモノになってしまうのだが、プレスラインの折り返しに合わせて、微妙に面の曲線を変えて、面としての表情を作り上げている。
まぁ、この手法は日産が得意で、真横から見ても、陰影ができてグッと詰まった凝縮感を見るモノに与え、見飽きないモノだ。
トヨタと違って、プレスラインだけに頼らずに、面に変化を付けて陰影の美しさを表現している。
リアスタイルも、流麗なルーフラインに呼応したモノで、ルーフラインの面と、ショルダーの張り出した面との整合性が絶妙で、これまた最近の流行の線で発光するテールランプとも上手くマッチして破綻が無い。
結構、複雑な面構成なのに、ゴチャゴチャ感が無いのは流石だろう・・・
どうも最近の国産車で、見てくれの良いモノが少ない中、海の向こうではデザインがどんどん良くなっているのが、新しい クライスラー200 にも見て取れる。
一方、室内に目をやると、
彫りの深い造形で、個性的だ。
こちらも彫が深く、躍動感のあるデザインとなっている。さらに、面白いのは、使い勝手や運転する面白みと言う点では異論はあろうが、ロータリーダイヤルのエレクトリックシフトが採用されているのが目につく。
現在、日本では、300 と YPSILON しか正規に販売していないが、この 200 も販売して欲しいと思うモノだ。
ハイブリットやらミニヴァンばかり、うつつを抜かして、見た目や走る面白さが激減してしまっている日本車。こうした、海外の新しいクルマ達を見るにつけ、日本車も、ちょっと本気を出さなければと感じてしまうのだが如何だろうか。
Posted at 2014/01/12 19:37:29 | |
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