某氏からの依頼がキッカケでルノー ルーテシアRS に試乗してきました。
ルノーHP経由でネットで試乗予約が出来ます。
迅速に対応して頂きまして日時は希望通りになりました。
たかだか試乗の予約なのに、結局3回もメールで連絡をしてくれたんですよね。
こういうサービスは、これからのクルマ業界には必要だと思います。
こちらとしても悪い気は全くしないですからね。
人生の中で住宅に次ぐ金額の買い物なんですから。
予約した時間丁度にルノー世田谷に到着ました。
ココはその昔、芦花23(ニッサン)と呼ばれていた場所で、私には馴染み深い場所です。
エリーゼのメンテナンスで有名な、ダビデさんのすぐ隣です。
エリーゼを駐車スペースに停めて店内に入ります。
展示されていたブルーのルーテシアRSを見ていたら....店外で手を振る人を発見。
なんと、ダビデ店主様でした(笑)
こちらも目ざとく見つけるあたり流石?です。
さて、話をルーテシアRSに戻しましょう。
早速、準備して頂いたイエローのルーテシアRSに乗り込みます。
車幅は1770mmですが、全長は4020mmです。
その為、ドライビングシートに収まっても狭くは感じません。 ただ4人乗車はつらそうですね。
シートポジションは...乗用車ですね。
シート位置が高く、ステアリングも寝ているので、スポーティとは云えませんね。
このポジションは、私的にはNGです。
トランスミッションは6速マニュアルのみです。
ストロークが短めのクラッチペダルを踏み、ローギアに入れます。
低速トルクは、思いのほか太く、アイドリングでもスタートできます。
2L NAエンジンで、最高出力が200psオーバとは思えないです。
4気筒エンジンではありますが、バイブレーションも少なく、何より気持ちの良いエグゾーストノートを奏でてくれます。
5000回転をを過ぎると、更にカムに乗る感じがハッキリと判ります。
最近のエンジンで、「カムに乗る」という表現を使えるのは、本田VTECくらいですよね。
あまりに気持ち良く回るので、高回転をキープしたくなります。
(現実には市街地での試乗なんで、それは叶いませんでしたけど)
エンジンも素晴らしいのですが、ミッションも素晴らしい。
最近のマニュアルミッションは、各社そうなんでしょうけど、全く引っ掛かりが無くスコスコとチェンジが可能です。
それにシフトストロークが短く、まるでFR車に乗っているような感覚がありますね。
乗り心地は、柔くもなく固過ぎもしない、まさに絶妙なセッティングです。
表現が難しいですが、路面をグッと捉えるんじゃなくて、ジワーッって捉える感じ(判るかな?)
アシの初期応答は、とにかく動かして吸収する方向で、途中から捕まえて離さない...って感じ。
いや言葉だと難しいんですが、このアシには脱帽です。
さすがフランス車 そして さすがルノースポール と云いたい仕上がりです。
これならワインディングでも市街地でもナビシートから不満は出ないでしょう。
昔のプジョーの猫足を思い出しましたよ。 最近のプジョーはドイツ車っぽい味付けですけどね。
確かに、コレ乗っちったのはマズイかもなぁ(爆)
日本国内では衝突安全性の問題で、もう売れなくなってしまうとの事ですが、残念で仕方ないです。
小型のホットハッチとしては、お手本にして欲しい一台です。
いままでフランス車って、あんまり興味無かったんですけど...これには参りました m(_ _)m
ブレーキもアシと同じ感じがあります。
初期制動は、強くないのですが、奥にいけばいくほど効いてきます。
クルマを降りてキャリパーを見たら...ブレンボの対向ピストンキャリパーだったのね。
やっぱりスポーツモデルのキャリパーは、対向ピストンじゃないとね。
フォルクスワーゲンにも見習って欲しいポイントです。
まぁ、2ドアでマニュアルミッションしか用意されていないので、我が家の次期車としては厳しいですけど、所有してみたい1台であるのは確かです。
もし、欲しい人がいるのであればディーラに急いだ方が良いですね。
このクルマは、買いです。
試乗後に、納車待ちのゴルディーニを見せて貰いました。
全国限定30台で、発表会の最中に完売してしまったクルマです。
ゴルディーニは、カップシャーシーって事なんで、試乗した通常のRSよりは、乗り心地が悪いみたいですけど、そんな事はこのクルマには関係ないですね。
購入された方には、大切に乗って欲しいです。