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2020年02月19日

オペル15年ぶりの日本市場再参入に思うこと

オペル15年ぶりの日本市場再参入に思うこと

世間では新型コロナウィルスの話題で尽きないこの頃。去る2月18日にクルマ好きにとってはちょっと嬉しい話題がありました。

ドイツ名門のオペルが日本に再参入するとの発表がありました。それも2006年に販売が撤退して以来、実に15年ぶりのことだそうです。

それ以後は日本に輸入販売が途絶えてしまったこともあり、オペルに関する情報はまったく疎くなってしまいました。

やはり、正規で輸入販売するって大事なことですね。認知度が低くなる一方ですし、すっかりブランドすら忘れてしまっていたなんてありがちです。

その後、2017年にはPSAグループによってオペル&ヴォグゾール社を買収したという話題がありました。以前から提携関係にあったので伏線があったとは言っても、ちょっとした驚きでした。
(参照: PSAグループによるオペル&ヴォクスホール買収に思うこと

グループPSAの傘下に入ったことで、オペルがより身近になったのは事実。シャシーなど基本コンポーネントを共用化できることは双方にとってもメリットがあります。

記者発表会に登壇したのは・・・
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  ≪画像は拝借しました。≫
Michael Lohscheller(ミヒャエル ローシュラー)オペルオートモビル社CEO。

本国のCEO自ら発表会の場で話をすることからも、日本市場再参入に対する強い意気込みを感じます。

会見の場でミヒャエルCEOは次のように述べています。引用します。(引用先は下にリンクを貼っています。)

日本の自動車市場は、世界でも最大規模の市場のひとつです。そしてオペルは、ドイツ車として世界的に評価をいただいています。だからこそ、日本市場再参入は、オペルがPACE!事業計画で掲げた、国際市場進出によるさらなるビジネス拡大の重要な一歩となるでしょう。
(引用終了)

今回オペルが日本市場再参入に至った経緯でキーワードとなるのが、”PACE!"。オペルの世界的販売戦略の一環で計画を立てて再参入や新参入を行っていくのだそうです。
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  ≪画像は拝借しました。≫
2017年11月の南アフリカを皮切りに、2018年1月のチュニジア、3月のレバノン、4月のモロッコ、6月のウクライナ。2019年は7月のイスラエル、12月のロシア、2020年は2月のコロンビア、エクアドル、そして日本。


”PACE!"は2020年代半ばまでに欧州以外の市場で10%の販売台数を占めるという目標があるそうで、シェア率は高いですね。

また、この間、電動化も積極的に推し進めていくようですね。同じPSAグループのプジョーe208やシトロエンC5エアクロスPHEVのように、オペルも同様のようです。

日本市場には2021年導入だそうですが、まずやってくるのは・・・


■Corsa(コルサ)
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  ≪画像は拝借しました。≫
かつてヤナセで販売していた時は、商標の関係でVITA(ヴィータ)のネーミングでした。来年導入時も「コルサ」を名乗らない可能性があるそうですね。


■Grandland X(グランドランド)

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  ≪画像は拝借しました。≫

今やSUVは外せませんね。Cセグメントの重要な位置付け。プジョー3008やシトロエンC5エアクロスと兄弟関係。


■Combo Life(コンボ ライフ)

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  ≪画像は拝借しました。≫

プジョー リフターやシトロエン ベルランゴたちとは兄弟の関係。


日本から撤退した20年の間に、グランドランドXやコンボライフといった、まったく知らないモデルが登場していました(^_^;)


そうでもなくとも、一度は途絶えていたブランドが、まったく別のグループの傘下に入ったことによって、再び日本市場に参入することは、嬉しい限りです。

ところで、来年の導入時には東京や大阪などの主要都市を重点的に販売網を整備していくようです。その後はそれら以外の都市にも整備していくようですね。

1993年に輸入販売の最大手のヤナセのネットワークで、オペルの販売実績は飛躍的に伸びました。

時が変わって、28年後の2021年は販売網は少しずつ整備して実績を増やしていくことになります。この戦略は当時と大きく違うものです。

もちろんこれらの販売戦略は試験的なものも意味するのでしょうが、いずれにしても日本市場再参入は歓迎されるべきことでしょう。

ミヒャエルCEOは、「日本市場の撤退はない!」と明言しているとのことです。安心できる発言ですよね。日本にオペルが再び根付く良いきっかけとなれば嬉しいですね。



※訂正
タイトル及び文中に一部間違いがありました。訂正しお詫びします。
ブログ一覧 | ドイツ車 | 日記
Posted at 2020/02/19 21:39:19

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この記事へのコメント

2020年2月22日 12:59
コルサ、なんか雰囲気似てるなと思っていたら新型208とプラットフォームを共用してるみたいですね。

ブラントの認知度が低く、クルマに対する関心が低くなっている日本でプレミアムでもマニアックでもない「ドイツ製大衆車」のオペルがどういった層をターゲットにマーケティングを展開するのかは興味があります。
コメントへの返答
2020年2月22日 13:46
こんにちは。
同じBセグメントでFMCの際にCMPプラットフォームを共用化しましたね。やはり、グループ傘下に入ったことのメリットは大きいですね。

おっしゃるように、一度日本市場から撤退していますし、販売網が盤石でない日本市場で再び実績を上げることは容易いことではないでしょう。

15年経ち、日本市場でどのように受け入れられるかは興味がありますよね。
2020年2月23日 9:32
かつてヴィータ(corsa B)に乗っていたものとして、感慨深いような、大丈夫か?という心配も大きいですね。

今回の上陸車は全てPSAのプラットフォームに変更されたモノなので、整備の問題はクリアできそうですが。

当面はプジョー シトロエンより安く売るくらいしか商機は無い様に思えます。
コメントへの返答
2020年2月23日 10:07
こんにちは。
1993年にヤナセが取扱うようになってからは全国にある広い販売網を生かして、いきなり年間10,000台を販売した実績がありました。さすがはヤナセと感心します。

しかし、1996年に38,000台を販売したのをピークに以後は下がり続け、2006年にはついに撤退しました。

グループPSAジャパンは2021年から大都市で販売し、以降は徐々に都市でも販売するようですが、そもそも販売網が盤石ではなさそうなので、かつてのような実績はすぐには残せないでしょうね。

再参入は歓迎したいですが、日本市場でどのように受け入れられるかは期待したいところです。

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「@こまじろう さん、つまるところ、OEMによるモデルなんですよね^^」
何シテル?   03/09 10:57
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