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徳小寺 無恒のブログ一覧

2007年03月18日 イイね!

颯爽 S54B激走キャッチ!

颯爽 S54B激走キャッチ!




R246を走行中、なにやらナローなボディの箱型のセダンを見つけた。

近づくまでも無く、僕はそれがS54スカイラインである事が分かったが、興味はS54のどのタイプか?が気になってLIMITED号にムチを入れた。

真後ろからの雰囲気ではやはり「S54B」の様だが、まだまだ確信が持てない・・・

せめて斜め後ろから見たら・・・そう思った瞬間、そのスカイラインは車線を変更した。

リヤのフェンダーの膨らみ、フロントフェンダーのGTのバッヂもシッカリと見る事ができて僕はそれが「S54B」である事を確信した。

全長4235mm、全幅1510mm、全高1405mm、ホイルベース2590mmというディメンジョンは、ラティオの4395×1695×1535のスペックと比べるべくも無く、如何にコンパクトであるかが分かるだろう。。。

そこにグロリアの2Lストレートシックス・エンヂンを押し込んだのだ!!

せっかくなので、これから何回かS54についてブログしてみたい・・・そう思うのだ。。。

それらのブログを読めば、スカイラインというクルマの成り立ちや、そこから現代へのスカイラインへと繋がる何かを感じる事ができると、思い立ったからだ。。。

まずはGTの誕生について次回ブログしたいと思う。



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Posted at 2007/03/19 01:20:42 | コメント(6) | トラックバック(1) | スカイライン | クルマ
2006年12月16日 イイね!

巨大 初代GT-Rは燃料タンク剥き出しだった!?

巨大 初代GT-Rは燃料タンク剥き出しだった!?よいよ来年はGT-Rが、単独のネーミングで復活する 予定 のだが。
もはや現代においては、R32から続くR34までのGT-Rのイメージの方が大きくなっている事に気付いた。

確かにR32のGT-Rはエポックメイキングなクルマだった。。。

それまでにも ヨンク でそこそこ早いクルマはあったが、当時の自主規制枠いっぱいの280PSを搾り出すエンヂンを搭載して、さらにチューニングしても十分に余裕をもっている・・・

R32GT-Rが無ければ、それから登場する色々な JAPANES AWD HIGHPOWER CAR たちは出てこなかったかもしれない・・・それくらい日本はおろか欧州のメーカーにも影響を与えたクルマであった。。

ここで・・・欧州でもというのがR32を初めとする新しい世代のGT-Rの幸せなところだと思うのだ。

だって初代のGT-Rなんて、あれだけのスペックを誇っていたのに、当時は世界的には注目なんてされなかったのだ。
市販車で「4ヴァルヴ、ツゥインキャム」なんていうスペックをもっていたのは欧州でもごく珍しかったのにだ。

今では信じられないが、日本のクルマにレヴェルなんて欧米から見れば当時は赤子も同然・・・それも致し方なかったとしか言いようがないのだが・・・

その初代GT-Rを、再び眺めて見ると色々な事が蘇って来た。

あの「S20」エンヂンの「S」という名称は、企画段階最初は「R」だったというのだ。
ところが 「R」 という誇称は日産の商用車用に使われていたエンヂンにすでに使われていたのだ。それじゃしょうがねぇなぁ・・・という事で 「S」 という誇称になったものだった。

さらに 「S20」 に関わる逸話には事欠かない。



当時のGT-Rの販売価格は ¥150万円 、さてS20を単体で買うといくらか・・・調べて見ると、これは色々な資料があって正直正確ではないかもしれないが、一番安く見積もっても \700,000!!! 単純に言えば、GT-Rのお値段の半分近くが 「S20」 のお値段・・・だったとも言えるのだ。

さらにこの「S20」、いまのホンダのTYPE-Rに載せているエンヂンよろしく、ポートとマニホールドの段差も手仕上げで無くしていたし、ポート研磨までしていたのだ。。。

まったくお金に糸目をつけないというのはこの事だっただろう。

しかし、肝心のGT-Rの装備はといえば、ラヂオもヒーターもオプション!トランクを開ければ、カーペットなんて敷いていなくて、100L(!)の燃料タンクも、その横の ベンデックスタイプの燃料ポンプも、そのフィルターも剥き出し・・・という簡素というかよく言えばスパルタンなクルマだった。。

これじゃさぞかし早かっただろう・・と思われるかもしれないが、当時のどんな雑誌をめくってみても大した記録が残っていないのが実情なのだ。

至否 GT-Rに嫌われたぼく
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2467285/

今だったら、とんでもない試乗車に乗せてくれたモンだとか、雑誌のコメントに載りそうだが、そこがGT-Rの偉大なところ、「きっと我々の使い方が悪かったのだろう・・」とか、逆にテストをする当人の責任では・・と書かれている記事が多いのには参った!!

そうして、雑誌などでロクな結果を残せなかったことも逆にレースとの活躍とのギャップを生んで、ますますGT-R伝説を助長させたのは面白い・・のだが。。。

さてさて、来年発売されるだろうGT-Rはどうなるのだろうか?

まさか、ヒーターもオーディオも、フロアーマットさえ無い・・という風体は有り得ないだろうが、後々まで多くの人の記憶に残るクルマになるのか!?

初代GT-Rを僕は思い出しながら、新しいGT-Rに思いを馳せるのであった。。。


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Posted at 2006/12/17 11:26:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | スカイライン | クルマ
2006年12月07日 イイね!

後席 V36はセダンなのに。。これだけ大きいのに。。

後席 V36はセダンなのに。。これだけ大きいのに。。







 V36について例の発表会以来、思いつくまま色々な事を書いた。
 正直に言うと、欲しいクルマではあるが、もはや僕の経済力では手が届かない高価なクルマになってしまった、という現実である。

 あと100万安かったら・・・そんな思いがよぎってしまうのである。

 さてさて、ここまで書いておいて室内のスペースやら、MTの設定が無い事について触れない訳にはいかないだろう。

 まずドライヴァー・シートに座ってみた。

部品部品の組み立て精度の向上は、一目見ただけで分かった。

 現行のシーマでさえ、部品との繋ぎ目がガタガタだった事を思えば、格段の進歩である。かつて日産車に乗れば、カードホルダーはいらない・・・なぜなら、インパネの部品部品毎のスキマが大きく、その継ぎ目にカードやら、はてには「ペン」さえ差し込める・・と言われたモンだ。
 それが今度のV36では、もうそんな事は言わせないぞ!と大声でいえるレヴェルに向上している。

造込 F50シーマは、ちょうど過渡期のクルマでして。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/1762047/

 メーターは、ほどほどに賑やかなブルーをあしらったファインヴィジョン・メーターで文字の大きさ、デザインとも老若男女見やすいものだ。
 かつては、一番視認性が良く、疲れない、と言われた航空機のメーターよろしく、マッドブラックにホワイトの指針が良いなどと言われたモンだが、もはや現代の航空機でもそれは希少で、嗜好性の高いクルマでは、なおさら賑やかなメーターがもてはやされている。
 その点では、見やすいとか疲れにくいというキーワードは別にしてトヨタに一分のリードがあったのだが、V36はその点でもタメを張っていると思う。

表示 トヨタのメーターの技術はハンパじゃない!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/621640/

 さてさて肝心の座り心地なのだが、なかなか快適に過ごせそうな仕事場である。



 ただFMレイアウトのせいであろうか、センター部の張り出しが大きくて、このサイズのクルマとしては少々タイトな感じがした。
 まぁ、山坂道でも元気よく走ろう、という向きには、この張り出しがニーパッド的でもあって重宝するであろうが、V36に限ってはそんな輩は少ないだろうから、もう少し余裕があった方が良いのではないかと思う。

 パッセンジャーシートに移ろう。



 こちらは、余裕綽々・・・という感じではないが、過不足無いスペースを持っている。
腕をスッと降ろすと、自然にドアのアームレストに載る微妙な角度や大きさはさすが長年クルマを造ってきたメーカーの独壇と言っても良いだろう。かつての日産車は、パッセンジャーとドライヴァーの動きや姿勢は違う、という事で、左右のドアの内張りのデザインを変えていたが、今の日産では、それは過去の事で、という感じで、その面影すら見つけることはできないが。。。閑話休題。

 パッセンジャーサイドに座れば気になるのが「グローブボックス」で、フタを開けてみると、中には丁重に植毛処理された内張りが施されて、さすが北米でBMWとガチンコしようというクルマ、こういった細かい部分には抜かりは無かった。



容量は最近のクルマの常で、車検証や取り説を詰め込めばもはや満員御礼という感じで、他に何かを詰め込もうなんて思えないレヴェルだ。

 さてさて、よいよこうした大型セダンなれば一番気になるリヤ・シートへとドッコラショと身を移してみた。



 リヤシートに座ってみる。
最近の日産車のエクステリアの特徴である、アーチ型のルーフのお陰で、頭上までちゃ~んとルーフが覆いかぶさり、これなら真夏の太陽に頭上が焼かれる事は無いだろう。ヘッドクリアランスも過不足なくあり、シートバックの角度も良く、まさに応接間のソファーという風体である。。。

 しかしだ、どうも足元が落ち着かないのだ。

 フロントシートの下には、足先が入る空間があるのだが、その上下、特に左右が不足しており、ラクラクと足を伸ばせる・・・といった感じではないのだ。
実はこれが長距離になると非常に疲れるのだ。

さらにだ、シートの座面の左右が大きく斜めにカットされているので、イマヒトツお尻の落ち着きが悪いのだ。

 再び僕は何度かリヤシートに乗り降りして、ひとつの結論が出てきた。

ひとつは、剛性確保の為だろうサイドシルが高く、サイドシルから室内の床までの高さが高く、乗り降りの際にまさに足を上げ下げしないと出入りできないのだ。



 これに輪をかけて、Bピラーの根元のRが大きくて、ドア開口部が狭く、上手く足を運ばないと、最初に「サイドシル」にぶつかり、次ぎにBピラーの根元にも足先がぶつかる・・という二重苦を味わってしまうのだ。

 その証拠に、展示車のサイドシルのキッキング・プレートやら、Bピラーの根元には、所狭しと足先が擦れたであろう、白や灰色の跡がクッキリと付いていた。

それで、少しでも乗降性を良くしようとシートの座面の左右をあんなにカットしたんだ。。。と合点したのだが、これだけデカイ図体をしていながら何を言わんの世界である。

 ドア開口部の形状については、少々後ろへ引っ張った部分はあるものの、頭が通る部分が割合にスクエアーな形状で出入りし易いだけに、足元の粗相さが残念でたまらない。

 比べてはならないのだろうが、この点ではさすがにラティオ辺りは秀逸だ。



乗易 良く考えられたクルマなんですがねぇ。。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/3168082/

 恐らくこれらのフロントシートに始まる、このサイズにしてはの微妙なタイト感は、すべてセンター部の張り出しから玉突き状態で起こっている現象だろう。
正直ライヴァルに比べて、少々劣っている部分と言わざる得ない。

 もし、それが僕の仮定のとおりFMレイアウトの弊害だとしたら、もう少し考えを改めた方が言いと思う。
まぁ、R30の時のように、捻り振動の問題で・・・みたく、エンジンをえらく前へ載せろとは言わないが、操縦性と居住性の両立はなにもFMレイアウトでなくとも現代の技術をもってすれば容易い・・と素人考えながら僕は思うのだ。。。



 さて、ここで多くの人が疑問に思っているミッションの話をせねばならないだろう。

もう多くは語らないが、V36のATは5速のみである。

 V35の時の様な、マニュアルモードでの変速のタイムラグにイライラすることは無いが、ライヴァルに比べて見劣りがするのは事実だろう。
 メーカーに言わせれば、「ウチの5速は、他所んちの6速やそれ以上のATより優秀・・・」と言っているが、それを実現する為の「エンヂンを含めたクルマ全体の総合的な制御」は、他所でもやっている事で、もはやATの多段化は避けては通れない事実だろう。
 確かに、ここまでのフィーリングを醸し出したチューニングの執念には恐れ入るが、それももはやイジリ代のないところまで来ている事は隠しようもない事実だろう。

 いくら優秀な中華の鉄人だろうが、ブロイラーを使っては並み以上の味わいは出せても、所詮ブロイラーはブロイラーなのだ。。。

 昔からATでは「アイシン」にやられっぱなしなので、ここいらでジャトコも奮起を期待したいものなのだが・・・

 ATもそうだが、例の発表会でも至る所で聞かれた「MT」の追加のハナシだが。。。

これは非常に厳しいかもしれない。

2.5Lで良いからと切り出せば、2.5は日本専売なので数が出ない・・・これを無理に出すと2.5でも軽く400万オーヴァーの価格帯になってしまう。。
 さりとて3.5でもねぇ・・・日本じゃ・・と、結局は儲からないクルマは造れない・・という日産の台所事情がそれを許してくれそうに無いのだ。

ここで思わず僕は「カローラだって・・」と切り出してしまったのだが、これは大いに失敗だった。

彼らは日本以外で、特に亜細亜においてはMTの需要が多くて、そのためにMTを日本で台数が少なくても安価に提供できる。。。という市場の原理が働く事を忘れていた。

「カローラだって・・・」というメーカーのレスが、モノの見事に「数が出ない」という彼らにとって願ってもない答えを僕が導き出してしまったのだ。。

 言い方は悪いが、来年クゥペが出た時に、MTも出るだろうから、セダンもその時に世界的に売っている「3.5」でおこぼれ的に「MT」が出るだろう・・と思われるのだ。

そう言って、ますますMTを造らなくなって、そうなるとさらに数が望めなくなって、日産からグローバル的に売っていない車種へのMT装備は絶望的だろう。。

 最後に重箱の隅を突付く様なコメントばかり言ってしまったが、やはり好きなメーカー、好きなブランド故であるのだ。

 V36については、みんカラでも、他でも賛否両論ケンケンガクガク色んなコメントが飛び交っている。
それもこれも、何と言っても注目されているクルマ、まだ日産というメーカーに対して多くの人が注目している他なら無いと思うのだ。

 それを、ただの素人のハナシだとか、自分は良いモンを造ったのに・・・と思っている様な事では、本当にスカイラインはおろか、日産の行く末が心配だ。

 せっかく、何かをして変えよう!というアクションが起きたのだから、本当に日産には変わって欲しい・・と思うのだが、どうだろうか??


日産とスカイラインの、これからも注目してゆきたい。



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Posted at 2006/12/07 22:23:32 | コメント(9) | トラックバック(1) | スカイライン | クルマ
2006年12月02日 イイね!

初代 への回帰か?V36スカイラインを再び考えてみて・・・

初代 への回帰か?V36スカイラインを再び考えてみて・・・



ブロガー向け新型スカイライン発表会に呼ばれて事で、正直、かなり舞い上がっていた事は隠しようも無い事実だろう。
しかし今回のV36については日産の本気加減をヒシヒシと感じる事は事実だ。

それがスカイラインというブランドの是非はともかくとして、僕はこれまで日産が苦手としていた造り込みという対価格的な付加価値と、見えるところだからこそ・・という細かい心遣いに痛く感心した。

スカイラインというブランドについて・・・と言われると、僕はフトこんな妄想に取憑かれてしまった。。。

V36は初代ALSIへの回帰なのか・・・・

もともとプリンスの時代、スカイラインとグロリアは兄弟車であって、決して安価なファミリィカーではなかった。
確かにスポーティであって、密かにではあるがモータスポーツにも参加していたが、それは価格なりにコストを掛けられ、それによって必然的に得られた高性能であった事は疑う余地もなかった。

プリンス・スカイラインALSI
http://u14sss22ltd.fc2web.com/combat/alsi/alsi.html

ある意味で、誰にでも手が出せてファミリィにも使え、そして飛びっきりのスポーティさを持ったモデル・・そう恐らく、現在多くの人が思い描いているスカイラインのイメージは、二代目S54型からR34までの間のスカイラインを差していると思う。
その中でちょっと頑張れば、誰もが買えて、それでいながらそこそこスポーティだったスカイラインも、もはやV36では初代ALSIの様に高額で誰もが簡単に・・といえるモデルではなくなってしまった。。。

異論を恐れずに言えば、S54からR34までのスカイラインは、日本におけるBMWの3シリーズの様なものだったのが、V35からV36に至っては5シリーズ、さらには7シリーズの領域まで踏み込もうとしている様に見える。

V36は汗水垂らさなくとも、十分なコストによって得られた高性能を遺憾なく発揮する、高価格高性能セダンに他ならない・・と思うのだ。それがスカイラインに相応しいか否かは、これからの歴史の判断に委ねることにしよう。
少なくとも、僕にとってV36はかつてのセドグロのグランツゥリスモの様な存在にしか感じないのだが・・・

さてさて、ようやく例の発表会の熱病から頭も冷えてきて、もういちどそこで撮影した画像などを眺めてみて、V36を再検してみようと思い立った。。。

プレゼンが終わり、まず実車を眺めてみて気付いたのがワイパーだ。



欧州車・・特にVWの様なエアロタイプになっており、ようやく、日産のワイパー歴史も進歩したんだなぁ・・と感じた。
コイツのいい所は、まさにエアロダイナミクスが良く、高速時のウィンドゥへの密着性が良く、さらにこれはまさにコロンブスの卵的な要因なのだが、降雪時、従来のワイパーは、ゴムを支えるリンク部に雪が挟まり、まったく雪を掻き出してくれなくなる事があったが、このタイプだと、そういったリンク部が無いので、雪模様でも快適に雪を掻き出してくれる。。まぁ、あとはモーターのパワーがそこまであるか?という根本的な問題はあるが、雪国ドライヴァーにとってこの点は大いに助かるポイントでもあろう。。

しかしライヴァルは、もっと考えていたりする。そうレクサスだ。
彼らは従来のワイパーを進化させ、これまた上手くカヴァーを被せ、さらにゴムにはグラファイトのコーティングをして、外観もスマートに払拭性も従来以上のワイパーを使っている。
さらに手が込んでいて、日産だとオーテックがそうだが、ワイパー如きでも車検証が無いと買えない!!というオマケ付きで、現在かのオークションでは「レクサス・ワイパー」というものが、恐ろしく流通していて人気のアイテムになっているのだ。

なにを隠そう、この僕もあるルートを介して入手しようとしていたりしている。。。閑話休題。

次ぎに目がついたのはボンネット・フードだ。

フードのロックはダブリュウになっており、フードも強固にボディに縛り付けるのだ!という意思が伝わって来る。アルミ・フードなのに、ダブリュロックを採用した為に、上手に閉めこまないと変形したり閉まらなかったりする事は内緒にしておこう。。。



さらに、そのフードがはまり込むボディ側には、ソフトラヴァーが仕込んであり、フードとボディとの間隙による、空力の悪化や風切り音の防止を図っている。
こうしたところが、これまで日産が苦手としていた細やかな配慮という点である。

更に更にいうならば、ようやくフードを固定する「不躾」なつっかえ棒がなくなって、こちらもダブリュのダンパーで支える様になっていた。
これならかの三本 和彦翁 も「何とかなりませんかねぇ??」とは言わないだろう。。

そうそう、ちょっとハナシは飛ぶがリヤのバンパー下、マフラーのタイコの部分もブラックに塗られており、夜間、後続車がヘッドライトで照らしても無粋な銀色のタイコが見えて興ざめする事も無くなった。



無論昼間でも、バンパー下からタイコが目立たないので、リヤスタイルが締まって見える事も大きな効果だ!

そういえば。。。今回のV36にはリヤワイパーというモンはOPでも存在しなくなった。
例の発表会の後で、名前は明かさないが、関係者と立ち話をする機会があり、その点を聞いてみたのだが、エアロダイナミクスが良いので不要だとか、BOSEのサウンドシステムを成立させる為に諦めただとか、果てはS15でも、あんな格好の悪い(リヤワイパーの事)モンは取っ払おうとした。。。というまったくのホンネ話まで聞くこととなった。。

正しくこの点が、これまでのスカイラインとは違うポイントなのだ。

これまでのS54からR34までのスカイラインは、あくまでユーザーの使い勝手というモンを重視していた。
リヤワイパーだってセダンタイプのクルマでは、スカイラインが国産車初の装備だった。

これは、日頃街中を乗っていて雨中での後方視界を何とかしたい。。。という設計者の発案で採用されたのだ。

更にいえば、今では当たり前のトランクオープナーだってスカイラインが始めて実用化したアイテムなのだ。こいつのカタログの謳い文句は、せっかくエンヂンを暖めていながら、トランクの中身を取り出すためにエンヂンを切ってキーをトランクまで運ぶ手間が無くなりました。。。みたいなモンであった。。。

ダイバーシティのFM受信だって、スカイラインが初採用だ。

初物 スカイラインって始めてが多いんですよ!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/916715/

装備 R30スカイラインの新兵器たち。。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2365826/

こうした装備は設計者が実際にクルマに乗っていて、これは・・と思える装備を次々に採用したからに他ならない。
設計者というのは櫻井氏のことであるが、櫻井氏はそんな装備を実現する為に、よくデパートの台所用品の売り場へ繰り出したという。

腕力が弱く、使い勝手にうるさい台所の住人様のツゥールには、そんな便利装備のアイディアの元となるモノがたくさんあったからなのだ。

それが見栄えとかタテマエを取っ払って採用されていたのが、スカイラインだったのだが、スマートさだけでそういった装備が省かれる・・・かつてスカイラインが「浪花節クルマ」と呼ばれた時代があったが、もはやそれは過去のモンで、今では優雅なオペラやクラッシックこそが似合うクルマとなった・・・それだけを見てもV36は違うんだなぁ。。。と思い知った瞬間でもあった。。。


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Posted at 2006/12/04 00:35:59 | コメント(7) | トラックバック(0) | スカイライン | クルマ
2006年11月26日 イイね!

発表 V36スカイライン「新型スカイライン ブロガー向け発表会」始まる!

発表 V36スカイライン「新型スカイライン ブロガー向け発表会」始まる!





よいよ、発表会が始まった。



事前に「日産SKYLINEメールマガジン事務局 」から来たメールの写しを受付に提示して、ブログのタイトル名が入ったプレートを受け取るのだ。
合わせて受付では、今日の発表会の資料と、来場記念品が入った日産ロゴの入り紙袋をもらった。



中身はと言うと、
・V36の真新しいカタログ(OPカタログ付き)
・プレス用のV36のインフォメーション
・V36プレスリリースの写し
2006年11月20日新型「スカイライン」を発売 
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2006/_STORY/061120-01-j.html
・V36広告の説明のリーフ
・新型スカイライン画像データー集のCD
・2007年のスカイラインカレンダー
が入っていた。

マスコミ用のインフォメーションを読めば、大体、新聞や雑誌で公表されている内容が分かる。
これを見れば、如何にこのインフォメーションを作り込むかで、マスコミの新車発表の一報が変わるのかを実感できた次第だ。

一番ナルホド!と思ったのが、実は「2007年のスカイラインカレンダー」だ!
なんで「カレンダー」如きに・・・と思われるだろうが・・・V36でスカイラインは十二代目。
もうピン!ときた人が多いと思うが、初代ALSIが一月、二代目S54が二月・・・と十二月のV36まで歴代のスカイラインをカレンダーで垣間見る事ができ、スカイラインのファンなら涙モンのカレンダーに違いない一品だ。

会場はL字型になっており、実車が三台、とナヴィやエンヂンのカットモデルなどが置かれて、その会場の奥まった場所にステージがあって、その前には発表会のプレゼンを聞くためのイスが並べられていた。



しばらくは、その会場の実車を眺めてみたり、そのうちの一台にはBOSEサウンドシステムを搭載した展示車があって、その音色を楽しんだりしてプレゼンの開始を待った。

程なく、プレゼンの開始のアナウンスがあり、ステージ前のイスへと移動したのだが・・・どうみても、参加者ぶんのイスが確保されてなく、早目に言った我々も、なんとか最後列に座る事ができた状態だった。。。

プレゼンは最初に、マーケティングダイレクター加治慶光氏の挨拶に始まり、そして商品企画責任者の大澤辰夫氏へのハナシへと進んだ。



ここまでのプレゼンの要約は以下の様なものだった。

1.今回のブロガー向けの発表会は、正直社内でも論議を呼んだし、やり方にも多くの意見などがあった。
とにかく初めての試みだったので「とまどい」があったのは事実だ。

2.V36は動力性、操縦性はもとより、インテリアに力を入れた、世界TOPレヴェルの高性能セダンに仕上げた。

3.V36は日産社内で、新しい提案をしてきたクルマだ。この点では「SHIFT SPIRIT」と言える。

4.スカイライン生誕50周年という事もあり、来年の三月までスカイラインイヤーとして位置づけV36の販売宣伝を進める。

5.朝からマスコミなどの対応でプレゼンを4回もして疲れ気味・・・(笑)

その他のコメントは、すでに色々なメディアから流されているので割愛するが、日産はスカイラインの歴史を大事にして、それをV36の発売に合わせてさらに進化させてゆきたい・・・の様なコメントが並んでいた。

まぁ、僕としては「スカイライン・イヤー」と言われても、具体的に何をするか最後まで分からなかったし、何を持って「スカイラインのDNA」とするのかがイマヒトツ理解できなかったのが事実だ。

確かに「走り」と「ファミリー」との両立とかキーワードが出ていたが、単純にそれがスカイラインらしさ・・・と言われても、なかなか合点がいかないのが今の気持ちだ。

それにプレゼンが終わってから、さらに実車を見ての印象や、幸運にも、加治慶光氏や大澤辰夫氏と立ち話であったが、話す機会に恵まれ実際に話した中でも、そのモヤモヤは消え去る事が無かった。。。

確かにV36はイイクルマだ。

これまでの日産が苦手としていた、小さな気配りや造り込みの点で大いに進化した事は、日産のファンとして大いに喜ばしいことなのだが。。

正直、今これを書いている最中でも、まだ僕の中で結論が出ていないのがホンネなのだが。。

ここ数年、日産から出てくる新車の発表会で、日産のDNAとか、車種別の伝統・・という言葉をよく聞くのだが、僕は、今までそんな言葉をここのブログでことごとく否定してきた。

無知 自分の会社の事も知らんでなにが開発だ。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/1279816/

日産 最近の日産は何かを無くしてしまったと思いませんか?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/1151888/

V36についても、色々と思う事がたくさんある。
そんな不透明な気持ちのままであったが、何はさて置き、もう一度会場のV36達をじっくりと眺めてみる事にしたのだった。。。


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Posted at 2006/11/26 13:11:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | スカイライン | クルマ

プロフィール

「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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