メーターフリークの皆さん・・遂にレクサスLS600のメーターの謎に迫る事が・・・
オプティロンという伝家の宝刀を持つトヨタの、最新最高の技術がココに集約されているのだ!
かつてセルシオのメーターを分解して、その精巧さに驚いたものなのだが、今回のLS600のメーターは遥かにそれを上回っていた・・それが正直偽らざる心境なのだ。
表示 トヨタのメーターの技術はハンパじゃない!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/621640/
ここでお浚いなのだが、かつて分解したセルシオの「オプティロンメーター」は計器板の背後に、チップLEDをこれでもか!!と言うくらいに埋め込んで、あの煌々とした光具合を具現化していた。
それがだ、こんどのLS600のメーターでは「高輝度LED」と、光伝播に優れた「プリズム」で薄肉かコンパクト化が計られていた。
メーカーの説明を読んで、そして実物を見て欲しい・・・
この画像をみれば分かるが、以前分解したセルシオのメーターと比べて、いかに計器版背後の構造がシンプルか分かるだろう。
端的にいえば、計器版の背後にはプリズムしかない・・・と言っていいだろう。
これが従来の用にアクリルを使った光伝播方式だったら、メーターの背後はこんなに薄く出来ないし厚みだってハンパではない!
コレに付いては、メーター研究の世界的な権威である
みやこし氏 のブログを見て欲しいのだが、
電球式ファインビジョンメーターの構造
https://minkara.carview.co.jp/userid/118858/blog/505395/
このブログで分解されていたメーターの様に、アクリルで光伝播を行うと、メーターの背後には恐ろしくぶ厚いアクリルの塊が鎮座してしまう事になるのだ。
これが「高輝度LED」と「プリズム」のおかげで実際には。。。。
こんなに本体そのものは薄く出来ているのだ。
しかしメーター本体は薄く出来たものの、それに付随するTFTの表示などはコンパクトに出来なかったらしくASSYになるとこんなに厚みが増してしまうのだ。
ガタイに似合わないヒートシンクが、その熱量の大きさを物語っている。
前から見ると、以前からある「オプティロンメーター」となんら変わらない風情があるが、その実中身は大幅なレヴェルアップが図られていたのだ。
最近やたらに青や赤などで彩られたメーターが多い中、こうも見やすさに絞られたメーターとその技術を見せ付けられると、恐ろしいような感覚を覚える。。
技術は「複雑」から「簡素」へと進化するのが常なのだが、オプティロンメーターも粛々と、その進化を留めていなかった事実に改めて・・・
トヨタの恐ろしさ を感じられずにはいられなかったのだ。。。。
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Posted at 2007/07/01 19:51:54 | |
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