
最近、物議を醸している、同じタイミングで出てきた2つのCM。
ひとつはマツダのロードスター。
新型に乗る青年と、初代の老人が遭遇し、しばしランデブーを楽しんでる様子が。
そして日産の電気自動車リーフは…
過去に自社で作った180SXを、「SPORTS CAR」と代名詞で称し…リーフが加速勝負で、打ち負かすというもの。
まさにアタシ自身、メインとセカンドで両社の車を乗ってる身としては、じつに複雑な心境。
まぁ感想は、これまで方々で書かれてきた意見と、ほぼ類似するが…
さてアタシはずっと、「メーカーに対して」のこだわりって、あまり無かったほう。
そのつど車種単位で「コレ欲しいっ」と思ってきたので、これまで乗ってきた車もメーカーに統一感はない。
日産車は過去、スカイラインのタイプMに乗り、まぁ当時のディーラー対応には不満はあったものの、車自体は「もう日産には乗らねぇ」なんて感情はなく、単に次以降に欲しい車が日産じゃなかったってだけで…
そして自分から欲しくて選んだモノじゃないけれど、いまセカンドカーとして乗ってるマーチに巡り会い、日産自体への好感は続いていた。
そしてマツダ…長年「マツダ地獄」なんて言葉もあって、ぶっちゃけ「わざわざ選ぶ」ほうのメーカーでは、なかったのが本音 (^^;)
正直、エイトが欲しくて買う時も、マツダで大丈夫か?なんて意識もあったけど(笑)、いざ買ってみれば車はもちろん、ディーラー対応も含め…メーカーの姿勢が自分に合ってるのはヒシヒシと感じ、もし次に買うにもマツダなら間違いないか…とすら思えてくる。
その裏には長年、どのメーカーも似たり寄ったりなラインナップが用意されてたのを経て、今はもっと各メーカーの色が強く出てきている気もするが…
そう思うと日産は、単に過去の自車を踏み台にするプライド云々の話じゃなく…
メーカーとして、旧態依然としたカーマニアを切り捨ててでも、電気自動車に惹かれる顧客を、増やしたいんだなと。
こうして話題が広がり、その大半が批判的な内容であっても、それらを目にして潜在的にでも「電気スゲェ!」と思う人がいれば、それこそメーカーの思う壺なのかな。
古きを愛するマツダ…
それはディーラー単位でも、すでに絶版となりファンが増えても「売り上げに繋がらない」ハズのロータリーを、草の根で支えてるのが浸透している姿まで見ているからこそ、安心して乗り続けていられる。
それは将来に渡り…例えば仮に今のクリーンディーゼルが、いずれハイブリッドや電気や水素などに水を開けられ、撤退したら…なんて想像したとしても、それで切り捨てられる事はないんだ…って安心感も、車を選ぶうえでの大きな材料になるだろう。
そして旧態依然としたカーマニアであるアタシは…
メーカーにこだわりは無く、次に選ぶ車はマツダとは限らないが、まだ残る魅力的な日産車を買ったとしても、すぐに切り捨てられるんじゃないかと思うと、「日産を選ばない、こだわり」は、これまでより大きく膨らんでしまった気がする、2つのCM比較でした。
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2015/10/24 20:37:51