
群馬のダム2ケ所を見終え、時間は16時すぎだが、これから長野・軽井沢を目指す。
途中、水門みたいなダムを少し見て、山道をひた走ると…
今日は飛行機雲がハッキリ見えるなぁと思ってたが、いつまでも消えず、形も変わらない。
あの雲だったら、ヤだね~なんて話してたが…
まぁ関連は分からないが、その日の夜中、北海道で震度5があったらしい。
いずれ場にそぐわぬ、やけに立派な陸橋が見えてきて、おお~なんだ?と思った瞬間…彼の口から「そういやこの辺、八ッ場(やんば)じゃね?」と言葉が。
八ッ場ダム…
政権交代だなんて騒いでた時、「建設中止」とマニフェストに謳ってたが、その後の騒動はご存じの通りで、場当たり的な無能政党と、早々に世に知らしめた出来事の舞台。
結局、大きなゴタゴタや遺恨、一旦中止した事による膨大なコスト増など、わざわざ いらぬ混乱だけを作った末に、建設再開が決まったという…
これが、米国との信頼関係を壊し、今の領土問題に発展させた連中…
なにより、この福島人にとっては「原発を爆発させた連中」を、象徴する光景のひとつに正直、最初は怒りすら覚えたが…
まぁ今回は楽しい旅の途中。
そんな気持ちを押し殺して、目の前の「噂の現場」を堪能する。
近辺には、えらく高い陸橋も。
思えば、いま走ってるあたりは、ダムができれば水没するであろう地帯。
これは今後、ダム湖を渡る橋となるのだろうか。
この橋のほうまで登ってみると、おお景色もいい。
こんな回り道を経て、本来のルートに戻るが…彼が「野反湖」の案内板を見て、そこにもダムがあると思い出したようで、軽井沢からそちらへ進路変更。
ナビ様の指示に従って進むと、ちと遠回りで有名な草津温泉を進む。
温泉街を抜けた頃、「品木ダム水質検査場」なんて看板が目に入り向かってみるが、あるのは建物だけ。
しかし、そこで諦めずナビをグリグリしてると、けっこう離れた場所にダムを発見し、向かってみる。
いずれ着いたダムは、上が道路になっている。
残念ながら、下から見上げる事はできなそう。
案内板を見ると、ここは上流の火山から流れる酸性の水を、中和するために作られたとの事。
中和剤の影響で、こんな緑の湖になってるらしい。
ほどほどに堪能して、引き続き野反へ。
道中はワインディングが続き、彼のツアVも久々に熱い走りに(笑)
でもまぁ、なんとも遠い…
それもそのはず、あとで見たら野反湖は、すぐ北が長野との県境。
ついでに新潟県境とも近いようなトコ。
標高も1500mを超えるようで、延々と駆け上がり湖に着いたのは18:40.
写真は肉眼より明るく写ってるが、もう日が沈む寸前。
しかも、ダムは対岸側にあるようで、そこから10分足らずで着いたものの…その間に、もう完全に真っ暗。
少し無念さを抱えながら、場を後に。
ここから延々と1500mを駆け降り…延々と山道を進む。
昼の鳥めし、腹八分目で済ませてたのもあり、もう腹ペコだが店なんて無い (^^;)
延々と走り、ようやく吾妻町で濃厚ミソが定番の「おおぎやラーメン」で晩メシ。
その後もトコトコと進んで、伊香保温泉を通過。
この帰りは高速に乗らず、ぐんぐんと坂道を駆け上がり…
よく彼との遠出の帰りは、関越道から北関東道に至る手前で、伊勢崎・前橋・高崎あたりと続く夜景を堪能するが、それを今回は反対側から望めるとの事。
おおお駆け上がった末の、レッドサンズ赤城山の麓あたりという高地からは、延々と夜景が広がる!
個人的には、高校の修学旅行で訪れた函館にも、匹敵する感動だなぁ。
もっとも、実は標高の高い部分では、写真を撮るのも忘れて刻々と変わる夜景に見入ってて、ようやく思い出したようにカメラを手に取ったのは、だいぶ駆け降りて夜景が正面に見えた頃。
でもまぁ写真じゃ、この感動は表せない。
カメラに気を取られるより、しっかり目を離さずに見入って正解だったか。
あとは50号線に至って佐野まで一直線に進み、日付が変わる少し前に解散。
残念な事・憤った事もあったけど、イイモノをいくつも見れて、満足のいく群馬旅でした。
Posted at 2012/08/27 22:45:45 | |
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