ちょっと前、周囲の一部でタイヤ購入検討からくる、談義が盛んだった。
購入検討の方は今まで、いわゆるアジアンタイヤを履いてきて、とくだん不満は感じず今回も選択肢にはあったものの、結果的には興味本位もあり、アタシと同じ
ファルケンのFK510に決定したよう(リンクは前身のFK453だが、大した違いなし)。
いずれにしても、とくに「大御所メーカー」あたりのタイヤには値段の価値は見いだせず、「コストと中身」のバランス重視ではある御様子。
さて、それを踏まえて「アタシの、アタシの車での雑感」を振り返ると、メイン車に限って言えば、直近銘柄のタイヤについては…
まず満足な部類では、直近ってもすでに14年以上も前だが(^^;)、エイト時代に選んだ
TOYOのプレクサスT1R。
クルマ自体を極端にハードにするつもりもなかったので、そんなのにハイグリップなタイヤは要/不要の以前に、百害あって一利なしってほどに毛嫌いしてきたのは、当時からの思想。
そもそも当時から、もはや大御所メーカーでは望むクラスの銘柄が存在しなかったのも、それ以外のメーカーから選ばざるを得ない理由でもあったが、それも結果的には怪我の功名だったのかな(笑)
現に、その次のタイヤは本格サーキットを走る予定もあり(
結果的に叶わなかったが)、つい魔が差してハイグリップのネオバを
履いてしまい、まぁ現状のような仕様で乗り続ける限りは改めて…そして決定的に毛嫌いする事にもなった。
ネオバの次からは、ずっと知人の口利きで行ったショップで勧められた、
グッドイヤーのレブスペックを4セットくらいは履き続け、そして当時の市外転勤先より地元に戻ってからは、今も世話になってるタイヤ屋で
ミシュラン・パイロットスポーツ3を履いてエイトを降り、アコードにチェンジしてからは上記の通りFK510を履いている流れ。
ま…FK510は車種が違うから明確な比較ではないとはいえ、今こうして選んでる事からイチオシではあり…
それ以外を純粋に、アタシがアタシのエイトでの比較で順位をつけるなら、TOYO→グッドイヤー→ミシュラン→→→→ネオバの順。
まぁネオバは語るまでもなく論外だが、ミシュランは乗り味は上質ながら、もちっとグリップがあればって肝心な部分が、アタシと車には少し不足してた点。
車種や用途によってはトップに躍り出るのかな、とは思うくらい出来は良かった。
グッドイヤーは、まんべんなく可もなく不可もなく、お安く楽しく使えて…
そしてTOYOは、そんな必要な性能は同等なうえに、まぁ単純に言えば快適性とか直進性とかが、さらに優れてた印象かな。
実際は、その間にネオバなんか履いてしまって、直接的な比較の感覚がないのは残念だったが…
もっともTOYOとグッドイヤーの差は、自分自身の感覚のみならず…
昔から何年も、事あるたびにエイトのハンドルを任せてた、車マイスターでもあった知人も、グッドイヤーに鞍替えして数年ほど経った頃、ふっと「今よりも○年前くらいの乗り味が、一番よかったなぁ」と口走ったが、あとあと考えれば車の仕様はその間も変わってないし、まさに○年前ってのはTOYOを履いてた期間と丸かぶりだったのが、タイヤの違いの証拠かも。
それでもグッドイヤーを履き続けたのは、単に商品価格に加え「知人の口利き効果」で、お安く買えたから。
無論その店も、まっとうなタイヤ屋以上の技術力は備えてるとは、確信しての事ではあったが…
でも今回こうして改めて振り返ると、この差は単にタイヤ自体の差なのか…それとも装着店の技術力による差なのか。
そんなTOYOを装着した当時の転勤先での店は、今の地元イチオシの店と同様、比較的お値段は高めながら…当時、一時的に業界人だった知人が見た
率直な感想からも、いわゆる激安店な所とは一線を画す、プロ中のプロの店。
ぶっちゃけ銘柄自体は大きな差があるとも思えないタイヤ達で、こうして10数年スパンで比較してきて、当時も今も「ちゃんとした店」で付けたタイヤが、結果としてトップ2となってる事実は、単に銘柄だけでは計れない店の良し悪しもあるのだろうな、とも実感してしまう。
まぁ、そこまでタイヤに求めるかって考えは、人それぞれ。
ちゃんと役目さえ果たすなら、同じ銘柄でも安い店のほうが良いだろうってのも、一理ある。
ただアタシもそうだが…いやアタシなんぞより何倍も、大枚をはたいて車種なり、足回りやらボディ性能などを立派に仕上げても…
それ銘柄にしろ取付店にしろ、僅かに割り増しな金額をタイヤに使うだけでも良い方向になるのに…とも思うし、逆にせっかく大枚はたいてもタイヤのせいでブチ壊しなんじゃね?と感じる事も(^^;)
とくに、そうした店で付けて「やっぱり良かった」ってのを知識としてじゃなく、実体験しちゃうとね…
正直、「そうじゃないほうの店」で付けたのと比較してしまうと、やはり差を感じてしまい離れられないのは、果たして良いのか悪いのか(^^;)
でまぁ件のアジアンタイヤも…確かに以前なら選ぶに値しないと思ってたが、近年は品質も向上してるようだし装着事例も事欠かないしで、ハイグリップタイヤほど毛嫌いしてる訳じゃない(笑)
ただ上述の通り、信頼できるタイヤ屋での違いを実感して離れられないが、多くの事例を知り尽くした本当のプロならではの選択眼も信頼してチョイスも任せてるので、結果的には勧められる事がなく今も選ぶに至っていないだけ。
もっともアジアンはお値段も、また品質と共に上がってきてるようなので(^^;)、「安くて良い」のバランスはよく分からないが、そんでも今後もメイン車ならともかくセカンドのロドスタには、品質や装着技術が最優先とまでは求めてないのでサイズがあるなら、もっと安い店で(笑)アジアンも検討の余地はあるかも。
また、談義の中で盛り上がってたのはパターンなどのデザインについて。
ただこれはアタシ個人的には、実はあまり考えた事がない(^^;)
まぁ走行中のみならず、停車中もタイヤを真っ直ぐにしてれば見えないし(笑)、でもそれ以前に改めて考えても、そもそも求めてないのかな。
自分のを気にしないだけじゃなく、ぶっちゃけ人様の車でもタイヤのデザインがカッコいいと思った事も…ってか目がいくこと自体がないし(^^;)、持ち主に「このタイヤかっけ~べ♪」と振られても、「うん…」としか言えないかな(爆)
むしろ、そこまでデザインで盛り上がってる様子は新鮮でもあったし(^^;)、そんな世間とはズレた自身の興味も、改めて浮き彫りになった談議の一連でした(爆)