命。
今年も色々あった1年だけど、この一文字に全てが霞んでしまう。
大事な人と巡り会い…だが程なくから、命に係わる大病かもしれない症状が。
でも、いわゆる町医者で診ても、そう深刻には捉えられなかったのか、しばらく経過観察って事だったらしい。
まぁ医者の言う事なら…と思いつつも、やはり言い知れぬ不安がつきまとい…
いずれ症状も改善せず、家族の勧めで大病院へ鞍替えし…そこで大病の疑い強しって事で一転、本格的な検査へ。
状況的に本人もすっかり思い込み…そんな心境での告白だったからか、アタシも大病は確定で、あとは初期で完治できるかどうか…って状況だと思ってたりも。
もちろん完治しても、今後ずっと再発のリスクを抱えながらの人生となるのか…
多くの命が失われた、あの未曾有の出来事でも…ここまで命の事を真剣には考えられなかった。
今月初旬、検査の結果は大病に関してはシロと判明し…今年唯一、涙が出た。
この年も残り1ヶ月を切ったところで、再び心穏やかに過ごせることに安堵したが…
だが同時期に、実際に失われた命も。
前車クラブで、よく顔を合わせた女性が、
この12月に亡くなった。
上記リンク先にもあるように知らせを受けたのが、検査結果が出る当日の朝。
もちろん、その訃報にも大きなショックを受けつつも…つい状況を重ね合わせては検査結果が出るまでの半日間、今年…いやきっと、この40余年の人生で最も胸が張り裂けそうだった。
そして結果に安堵しつつも…そんな思いで過ごしてきたからか、前車クラブの彼女が亡くなった事もまた、過去のどんな訃報よりも重くのしかかってくる。
命…そりゃあ、その重みはずっと知ってたはずだが、明らかに感じ方が変化した今年…この半年だったか。
つい先日ローカルTV局で、我が県から輩出されたアイドル歌手が、今年前半に亡くなった事の特番をやっていた。
地元情報番組では闘病中の頃から、時おり模様を放送してるのを見かけ、またそれで亡くなった事も知ったが…
もちろん当時も、それは可哀相に…と思ったが、この一連を経験してから見た特番もまた、ほんの半年ちょっと前までに見た当時以上に、心が痛む。
発病後も、気丈に活動を続けていたようだが…
夜の移動車内中なのだろうか、ほとんど暗くて映像は分からない中で、なんで自分ばかり こんな目に!と泣き叫び…最後に「死にたくない」とつぶやく字幕。
亡くなったあと、台場でのアイドルイベントで参加者たちが彼女の歌を合唱し、泣き崩れる母親…
きっと以前から胸を打つ映像であったろうけど…本人そして周囲の苦悩は、この一連の前後で比べものにならないほど、胸に深く突き刺さった。
命に対する思いが変わった今年。
それは新たな年を迎えても…いや今後の人生、ずっと続くだろう。
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さて今年も、あと僅か。
アタシは同僚の計らいで、今年最後の正規勤務を1つやってもらい、今日まで泊り明けを含め、5日間も休ませてもらったけど…
明日の早朝出勤から、通常操業です (×ε×)
今年も、大変お世話になりました。
新年の挨拶は遅れるかもですが、来年もよろしくお願いします。
間もなく、年が変わる前に床に就きますが、皆様よいお年を。
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Posted at
2015/12/31 23:10:15