とまぁ、うさんくさい自動車ジャーナリストのような言い回しはさておき・・・
最近、とある知人がタイヤ配送の仕事をしている。
メーカーの巨大倉庫から、各地のタイヤ販売店へトラックで運んでいるが、いろいろとタメになる知識やら、裏話が多い。
とくに店の印象は様々なようで、スタッフの「客に対してとは違う」態度とか、商品もいい加減に扱う店も多いらしいが・・・
5年近く前に、
地元で良いタイヤ屋を見つけたものの転勤となり、改めて転勤先で自分なりに調べて、
3年前の履き替えで訪れた店。
お話を伺って、そして実際に装着後も不満はなく、以降は知人の口利きで他店に行く事がなければ、次もココで買おうと思ってたが・・・
今、配送の知人はその店にも卸しに行ってるが、まるでタイヤを「孫のように」大事に扱うようで、他の店なら普通にやってる「4本まとめて抱えて運ぶ」をすると、一点に余計な負荷が掛かるからか「4本いっぺんに持つな!」と怒られるらしい (^^;)
商品の保管も、他の普通な店とは一線を画すようで、あぁ自分が良いと信じた店は、こんな事でも裏付けられたのかな・・・と思うと、ちょっと嬉しい気も。
これは地元タイヤ屋の、自前の測定器具を揃え、赤丸やら黄丸やらのマークに捉われずキッチリ重心を合わせ、結果新車で納車した時よりもハンドルの取られが少なくなった事にも通じるが・・・
技術が云々はもちろん、それ以前に「その地に根付いて、真面目に・正直に商売に取り組んでる姿(これは共に近所のオバチャンが気軽に立ち寄って、長話している姿からも判断できる)」、そして何より・・・店主が「いかにもスキモノ」って感じなのが、そういう点に現れるのかな~と思う。
とくに転勤先の店においては、最初から「タイヤを売る人」ではなく、元々は作る側の職人だったとも聞いていたし・・・
200kmはナラシしろと言われ「んな大袈裟な・・・」とも思ったけど、こうなると信憑性も出てくるか。
自分自身タイヤを、「単なる丸いゴム」とは捉えないようにしてきたが、反面むしろ店自体が最近は、丸いゴムとしか見ないトコロも多くなってきたのかな?
上記のように、ここ数回は知人に口を利いて頂いた店で、一般客よりも優遇してもらってる。
もちろん、単に安いからだけではなく、知人と友達付き合いでもあるスタッフの、技量や「人と なり」も信頼できると判断してのお願いだが・・・
でも、我がエイトを散々乗り回してきた知人をして (^^;)、「あの頃のエイトが一番感動した」と振り返られるのは・・・実は3年前の店で装着したタイヤを履いてた期間。
もちろん、その頃と車自体の仕様は変わらないにしても、その後のタイヤ銘柄の違いや、全体的な経年劣化もあるのだろうが・・・
案外「この店でタイヤを付けたか否か」の違いも、あるのだろうか。
買い物は、安いに越した事はない。
まぁべらぼうに高い訳じゃないけど、安いトコロを見ればキリがなく、そんなトコに比べりゃ少々お高いのも正直なところ。
そんな職人店のような気遣いが必要かどうかも・・・まぁどっちが正解って事はないのだろう。
余計な手間を省いて、できるだけ安く売る店にも、存在意義はあるだろう。
でもまぁ個人的には・・・とくにこんな「技術を伴う」事において、割引の少ない高めの金額を払うのが勿体ないのか・・・
値段以上に、「そのモノが持ってる本来の性能」すら割り引かれてしまうのが、勿体ないのか・・・
10万のモノを8万で買えたとして・・・それが10万はおろか「8万円分の性能」すら発揮できてるのかな?って事も・・・あると思います!
Posted at 2010/12/21 22:09:29 | |
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