
昨日、県内のスーパーで、車が店内に突っ込むという事故が発生。
いわゆるブレーキとアクセルの踏み間違いで、バックのまま店内に数十メートルも入り込んだとか。
ケガ人も出たというが、アタシも同系列の店舗を利用し、レイアウトも同じだったので、あそこまで車が突撃したのかと思うと、死者が出なかったのが幸いとも思う。
でまぁ、自分がMT車に乗ってるからって訳じゃないが、正直AT車ゆえの惨事だったと思わざるを得ない。
とくに今回は、高齢な方が運転していたようだが、老若男女問わず誰でもミスはするもの。
その際、MTなら動力が遮断される確率が高いだろうが、ATはグイグイと進むばかり。
その違い、危険性の差は結構大きなものじゃないだろうか。
アタシ自身、唯一のAT車歴であった90系チェイサー。
とくに目だった事故・故障はなかったが、ただ一度だけ・・・友人宅の壁に激突した事が!
バンパーは壁の塗装が付いただけだったが、壁には15cmほどの穴が (^^;)
親御さんには、「あ~いいよいいよ、それより車は大丈夫?」と言ってもらえたのが救いだったが、もし後ろに人がいたら・・・もしもっと勢いがあったら・・・と思うと未だにゾッとする。
こん時は踏み間違いではなかったけど、友人宅の駐車場は傾斜してて、少し勢いつけないとバックできない状況。
MTならアクセル以外に、クラッチ切ったりの微妙な調整ができるけど、ATじゃそのへんの加減が難しくて、つい勢いが・・・
ぶっちゃけMTだったら、こんなコトには・・・と真っ先に思ったり (^^;)
まぁMTでもね・・・昔、社用車でバックするときに、雨に濡れた靴でクラッチを踏み外してドカンと繋がって、後ろの社用車とバンパー同士が当たった事もあるので (^^;)、一概にどっちが安全とは言いがたいけど、「この先」まで考えた場合、こん時はエンジンがエンストして車は動かない状態だったからね~。
ま、どっちがイイとか悪いとか言うつもりはないけど、まだATなんて無かった時代から車を乗り続けてきた御老人には、今でも「MTじゃないと怖い」って人も多いと聞く。
あるいは今回の当事者も、本当はMTのほうがいいのに、「売ってないから嫌々」ATに乗ってたのかもしれない。
もはや一部のスキモノ車以外、すっかり絶滅危惧種なMT車だが・・・
よく行くのと同じ造りのスーパー・AT車だらけの周囲・増える高齢ドライバー・・・
いつ自分が、こんな被害に遭ってもおかしくない、他人事じゃないと思うとゾッとする。
メーカーは売れ行きを考えると、「売れない車」に余計なコストを掛けられないのは当然だけど、でも世の中の安全のためにも、昔の人が「昔乗ってたのと同じ造りのモノ」を買える選択肢を残すのは、メーカーの責務ではなかろうか。
Posted at 2011/03/10 23:49:56 | |
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