
今日の通勤は、やけに車が少なく休日出勤のような雰囲気。
工業団地の方面に向かうルートなのだが、こんな状況では仕事が休みな会社も多いのだろうか。
反面こちらは、こんな時こそ大忙しなのだが・・・あの日以降、情報収集のため職場に設置されたテレビには、原発の爆発やら火災やらの文字が。
そして地元いわき市でも、店じまいして避難すると連絡のあった顧客が多数。
また社内でも、数年前まで在籍してた地元の事業所では、外回りの活動を控えるとの事で、イコール顧客に対し本来のサービスができないって事なので、その説明だけで てんてこまい。
もっとも県内全域の事業所でも、社用車のガソリンが底をつきそうで、あまり変わらぬ状況。
こんな、仕事だけでも張り詰めた状況だが、頭の中では地元のそんな事態に、実家の父母に対する心配も駆け巡り、正直仕事になんか身が入らないのに、次々と押し寄せる業務を否応がなしにこなすうちに、もう頭がおかしくなりそうになり、泣きそうにもなってくる。
そして、どんなに仕事で嫌な事があったって、経験した事のないような胃のキリキリも・・・
僅かな休憩時間に、今は水戸に住む姉に、実家の避難も検討せねば?とメールで打診すると、元ナースの姉いわく・・・それなりの歳の父母に多少の健康被害があったとして、その影響と「寿命」と、どっちが先かって程度と思う、との客観的な意見に、だいぶ心が楽になる。
とりあえず、以降は仕事に専念し、定時+αで退勤。
でまぁ、本来は「あの日」の晩に補充しようと、車内に持ち込んだままだった灯油タンク・・・その後も、もしどっかで仕入れられればと入れっぱなしだったが、もうしばらくは絶望的だと悟り、未だ断水の続く我が家に活用しようと、こっそり社屋外の水道での水補給に活用 (^^;)
まぁ他に、ふさわしい容器を持ってないんでね~・・・ちと灯油くさいのは致し方ないが、今回はトイレ用と割り切って。
ぶっちゃけトイレも、あの日から「溜めっぱなし」だったので (^^;)
ただ原発が、ここまでの事態になると、この転勤先も100%安全なのか分からないが、外は雨の中ずぶ濡れになりながらの補給は、少し心配。
でも、背に腹は代えられないんでね・・・
んで疲れてるのか、帰路の途上では灯油臭いのをすっかり忘れ、「洗濯まで使えるか」と一生懸命に分量を考えたり・・・
そんな午後7時すぎの帰り道は、出勤以上に車が少なく、写真奥の1回は信号待ちする信号まで、1台も他の車と巡り会わず、そこでも疲れからか一瞬「俺、深夜の退勤だったけ?」と、訳が分からなくなったりして。
写真のトンネル上は高速道だが、あの日からずっと暗いままなのも、余計にシンミリした雰囲気を助長する。
そして、この帰路でマーチ号のガソリン針が半分より下に・・・
まぁ、あの日の時点で3/4を切ってたので、まだ暫くは大丈夫だろうが、もしカラカラになっても今の状況が続いたら・・・チャリンコ買っての通勤とかも、考えなきゃならんのか。
11月に「もしやオービスが・・・」と心配して、やはりチャリ購入が頭をよぎったが、今回は余計に気が滅入る理由だ・・・
帰宅後、とりあえず灯油臭い水で溜まったモノを洗い流してマッタリしてたら、そのうち居住地でも地元でも、しばらくゴミ収集が「収集車の燃料がない」って理由で、実施しないとの情報が入り、ますます気が滅入る。
そして昨夜までに比べて寒い今夜は、エアコン暖房だけでは追いつかず、部屋でも外出と変わらぬ着込み。
でも、その後「いつもの知人」が、コンビニを渡り歩いて食料を調達したとかで、こちらにも おすそわけが。
こんな時だからこそ、嬉しくて涙が出そうだ。
10分くらい喋って部屋に戻ったら、直後に結構大きな震度4の地震。
我が県の沖が震源とかで、まだまだ油断はできんな~と思ったら、すぐ直後にテレビから「緊急地震速報」が!
え~もしや今のは序章!?と焦ってテレビを振り返ったら・・・なんと静岡で震度6強とな。
おかげで以降、すっかりテレビじゃ東北の話題は出なくなってしまったが、でも今回の最大震度はアタシの地で経験した以上。
そして、つい半月前の御殿場アウトレット旅で訪問した地名が次々と。
ほんと、日本はどうなってしまうんだろう。
ちょっと前まで、この遠く離れた「別の地震」の地まで遠出して、喜んでたのが遠い昔のように思える・・・
Posted at 2011/03/15 23:49:53 | |
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