帰省2日目の朝、目覚めて朝メシ食いながら見ていた、一流情報番組「サンデーモーニング」。
先週トラック拝見旅の後で訪れた、埼玉の定食屋で見た週刊誌で、コラムを書いてたフリーの女子アナがこの番組にも出ており、連れに「最近オジサマに人気らしい」と教えられたが、実は数年前まで我が県の民放テレビでアナウンサーをしてた人で、そういや当時と変わらんなぁ・・・なんて思い出しながら見ていたが・・・
この番組、シリーズで震災と原発に絡む話題を毎週しているようだが、今回は昔の足尾銅山鉱毒事件、そしてその際に奮闘した政治家・田中正造にまつわる話と、原発事故の共通点についてがテーマ。
いやね先週も、アタシがこの定食屋に前回はじめて訪れたのが、いつだったっけ?って話から・・・
それが今年初めで、道中に立ち寄った「渡良瀬遊水地」こそ、この公害での鉱毒を沈殿させるための貯水池だった。
(
https://minkara.carview.co.jp/userid/16012/blog/21216546/)
まぁこの鉱毒事件自体、アタシは社会科で少し習ったような気がするかな?って程度の認識だったが、栃木県人である彼は地元の出来事、そして地元の偉人として、おそらくより多くの教育を受けたのだろう。
その時にも書いたがココに立ち寄った際、これらの歴史についても詳しく教えてもらったのを、「いつ来たっけ?」を調べる過程で思い出してた矢先の、今回の放送。
なんともねぇ・・・定食屋を軸に10ヶ月越しの「道中」と「週刊誌の女子アナ」が、翌週の番組でリンクするのも、結構な偶然だなぁと思いつつ・・・
その田中正造が、なかなか取り合ってもらえない公害について語ったのが、『世の中に訴へても感じないと云ふのは、一つは此の問題が無経験問題であり又目に見えないからと云ふ不幸もございませう』という言葉だったとか。
まさに今、どれだけの事が起きてるのか理解しがたい未知の出来事と、目に見えずどれだけ汚染されてるのか分からない目の前の食物、でもそれを「大丈夫だ」としか言わないお上と、不安を感じる人々・・・
うむ実際、よく似ていると思わされる。
でもまぁ、それ自体は十分に我らも感じているが、それより個人的に感じたのは・・・
この昔の公害、ほんの隣の県なのに、社会の授業で習った気がする程度のアタシと、当事県の住民として詳しく教育された彼・・・
これも、そのまま県外、あるいは国外から見ている「フクシマ」と、その福島の中で生きていかねばならない我々との差とも、ダブッて見えると感じずにはいられない。
そして・・・ほんの10ヶ月前に受けた歴史の講釈が、その後こんな形で自分に関わってくるとは、当時は夢にも思わなかったなぁとも思った、実家の朝でした。
Posted at 2011/12/05 23:48:07 | |
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