
福島県内のAMラジオ局、ラジオ福島。
15~6年くらい前に民放FMが開局するまで、県内唯一の民放ラジオであり、学生時代は結構聴いてたかな。
車に乗るようになったら当然、主流はカーステの音楽。
また自分の部屋にもテレビを入れてからは、ほとんどラジオを聴く事もなくなったか。
でまぁ以前も書いたけど、いずれHi-Fiを追及してた前車から一転、社外カーステにしにくいエイトになってから、なんだかんだ言っても音質の「落差」が気になり、ラジオを聴く割合が増えたが…
すでにその頃は民放のFMがあり、また地元じゃ市内の広範囲をカバーするコミュニティFMも、J-WAVEの番組を放送する時間帯もあったりで、大抵そのどちらかでAMのラジオ福島を聴く機会は、相変わらず少なかった。
昨夜、帰宅後の19時台から、戻って間もないエイトを堪能する際、ちょっとFMの番組が面白くなかったので、ふっとラジオ福島に選局を変えたら、その番組は今回からユーストリームで放送中の映像も配信してるといい、初回記念で女子アナがチャイナドレスを着てるとか!
どうせテレビも、ロクな番組をやってなかったので、帰宅後すぐに繋いでみた(爆)
試しにラジオ自体も点けてみたら、音声はテレビのアナログと地デジの差以上に…5~6秒は遅れている。
まぁ放送内容は、こんなノリなので適度に下ネタを交えつつ、今も続く震災関係の話題まで幅広く伝えてるが…
このページを探すのに検索してたら、「ラジオ福島の300日」という書籍が、最近発売されたのを知る。
本の紹介文には、民放局の生命線であるCM…つまり収入源を、あれ以降350時間以上カットし、企業としての存続を掛け震災情報を続けた…などとある。
昨夜の放送でも、それに関し社内でも「正義だけで会社をやっていけるのか!」と、意見が真っ二つに分かれてたという裏話もあった。
そういや先月、NHKが自身の地震報道を検証する番組をやってたが…
被災者が望む情報を提供できたか…てな内容の際に、ツイッターやネットと連動し、幅広く情報を伝えたラジオ福島の取組みを、紹介していた。
実際アタシも、あの日以降「いちばん役に立つメディア」と悟り、それまで滅多に押さず固着しかけてたカーステの「AMボタン」を、以後頻繁にセレクトする契機にもなった。
NHK番組で紹介された数例の情報の中で、お寺の井戸水を分けてくれるって話は、アタシも実際に放送で聞いて寺の場所を地図で調べ、家からそう遠くないのを知り本当に行くのを検討した事を、今でもハッキリ覚えてる。
そしてユーチューブでは、まさに「あの瞬間」の、この局の放送がアップされてるが、自らも巨大な揺れに襲われ、背後からもスタジオ内の轟音が響く中、冷静に注意を呼びかけるアナウンサーの声に、感動すら覚えた。
(
http://www.youtube.com/watch?v=PK86VKfLQXU)
今やマスコミなんて「マスゴミ」と称され…
まさに同日、「花見が大盛況」って話題の時に誤って、よりによってバックに津波の地獄映像を流した、くされテレビ局の事もニュースになったが…
そんな中で我が県内に、こんなメディアがある事を誇りに思う。
もっとも…上記のユーストリーム映像、番組終了後に音声もカットされたが、しばらく映像は流れており…
男性アナ(大和田さん)、チャイナドレスを記念撮影してたが(笑)
Posted at 2012/04/10 21:17:01 | |
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