
長いトンネルを越えて、辿り着いた奥只見ダム。
思ったよりも、ひらけてるというか、洒落た建物が並び来訪客も多く、あぁ観光地なんだ…って感じ。
ただ、マニアの醍醐味である「下から見上げる」ポイントが、なさそうな不安も…
駐車場からダム上までは、片道100円のモノレールで登る事ができる。
さらに小高い場所に、電力館が。
そこまでは、20分おきにバスが出るらしいが、ちょうどバス停に来たので、先に行ってみる。
床には、新潟と福島の県境を示す絵図が(これが県境って訳では、ないけど)。
このダム、織田裕二の映画「ホワイトアウト」の、ロケの一ヶ所だったようで、その展示も。
ダムより更に小高いので、眺めがよい。
でも受付嬢に、下から見上げられる場所がないか問うも、んな場所ねぇよとの、お答え。
よく見えるトコはどこかとの質問には、この小高い電力館からの眺め等々の返答で、んま良くも悪くも観光客=シロートさん向けの施設なんだな…と。
歩ってダムに下ると、ちょうど遊覧船が出発するところ(写真はバックオーライ)。
ダム上からの眺め。
ダム上の途中からは、立ち入り禁止となってるが…
ちょうどダム中心の、福島県との境あたり。
なにか福島側には入れさせない、魂胆でもあるのだろうか(爆)
彼はずっと「暑い暑い」と愚痴をこぼす。
どうやら山奥の、軽井沢的な避暑地のイメージで来たらしいが…
ただ、このへん地理的にどうか分からないが、我らからすると会津の夏は蒸し暑いって認識で、それと接するというか片足突っ込んでる、このへんも暑いんじゃないのかな?
駐車場へは歩いて戻るが、来る時に乗ったモノレールのレールは…まぁ問題はないんだろうけど、見る限り華奢で後から不安も (^^;)
そんなこんなで、16時ごろ奥只見をあとに。
秋以降なら、もうこれでオシマイだが、まだまだ日の長い時期。
これから1時間半かけて、また別のダムへ行くという。
西から迂回するように北上して、辿り着くは破間川ダムというところ。
上のほうは立ち入り禁止で入れず、途中で確認した下側へ抜けられそうな道へ。
…かなり細い悪路が続く(×ε×)
そんな苦労を乗り越えて、辿り着いたダム下側は壮大な眺め。
正直、我らには奥只見より、よっぽど感動的 (^^;)
そこから戻るように移動し、黒又ダムという所に行くが…
古ぼけた本体の表面にはコケが生え、ナニが出てるんだか川は赤茶色に変色して、少々おどろおどろしい。
そこから奥に進み、黒又川第一ダムへ。
途中そこかしこで見かける、雪で埋もれた道路の幅員を示すポール。
居住地でも山手のほうや、もちろん会津方面でもよく見るが…
こっちのは、高さがケタ違い!
軽く倍以上は、あるんじゃなかろうか。
決して広くはない山道を延々と登ると、いずれダムの姿が見えてくるが…
この辺から時折、山側の沢から流れる水を通すためか、道路に窪みが出てきて、極悪エ○ロのツアラーVは、渡るのも辛い。
ダム上は車道になっており、先まで車で渡れるが、まぁ上からの望みを堪能し、引き上げる。
写真より、よっぽど真っ赤な夕暮れ空に、まっすぐ延びていく飛行機雲が映える、時間は18時半すぎ。
ほとんど下まで下りきった所で、「そもそもココは位置的に、どのへんだ?」って疑問から、ナビ画面を広範囲にして…ついでに先のダム上を渡ると、どこへ行くのか確認してみたら…その先に「第二」ダムがあるのが判明!
あ~見られず残念だったね…と言う間もなく、マニアな彼の地が騒ぎ、なんとUターン (;゚Д゚)!
再び山を駆け上がり、沢の窪みを通過し、結局ダム上の車道を車で渡った先は…
至る所に、これまでよりも深い窪みがあり、何度もエアロや腹下を擦り付けながらも、はやる心を抑えきれず進んだところで…
(爆)!
もっと手前から、「この先通行止め」の看板くらい、立てりゃいいのにね~。
憤りと意気消沈を覚えながら、Uターンし帰路へ…
往路をひたすら戻り、関越道へ。
19:30すぎ、だいぶ日が短くなり太陽は山の向こうだが…でもさすが日本海側、山のシルエット周囲は、前後数日を居住地で見るよりも、まだ明るい。
越後湯沢では、打ち上がる花火を見ながら通過し、時間も時間なので赤城高原のサービスエリアで晩飯。
ここには何度か彼とも訪れた、濃厚ミソが病みつきになる「おうぎやラーメン」がある。
ってもアタシは、夏の暑い夜に濃厚ミソは堪えそうだったので (^^;)、はじめての醤油をチョイス。
こちらも、なんか焦がした風味が感じられ、なかなか♪
あとはダラダラと集合場所まで戻り、彼のツアVは600km近くも走行。
そんな、今度は有料でも違う「秘境の奥」を見たいと願った旅でした。
Posted at 2012/08/07 23:21:24 | |
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