素浪人☆のブログ一覧

　日曜日の午後、床屋に出かけた。家から９キロ離れた日系の床屋でいつもカットしている。日曜だけあって通りも空いていて、６速５０キロでゆっくり流すとなかなか気持ちいい。３００ｃｃの割には車体が大型でホイールベースも長くゆったりした乗り心地で、５０キロだとエンジン回転もあまり上がらないから、ひとクラス上の乗り味である。

　いつもは通勤などで急加速、すり抜けなどをしているから、パワーの無いVERSYSには厳しいものがある。やっぱりツアラーはツアラーらしく使わないと、良さが感じられないものらしい。

　バイクのオイル交換は何キロぐらい走ったらやるべきなのか。

　VERSYS-X250の日本語の取扱説明書を見ると、6000キロと書かれている。そのとおりにしている人もいるかもしれないが、多くは「日本の道路環境は渋滞が多く発進停止が頻繁なので、取扱説明書の距離の半分で交換したほうがよい」などと考えて、3000キロ程度で交換しているのではないだろうか。いわゆる「シビアコンディション」というやつである。

　一方、VERSYS-X300のベトナムでの取扱説明書を見ると、12000キロと書かれている。両車のエンジンやオイルフィルターの形式は同じだし、指定オイルも共通である。日本よりも道路環境が良いので（ベトナムもそうかはともかくとして）倍のインターバルが指定されている。

　ということは、日本仕様の指定交換時期は、最初から「シビアコンディション」を考慮して定められており、そこからさらに半分に減じるのは、「シビアなシビアコンディション」を想定していることになる。それはたぶん頻繁すぎるオイル交換であり、取扱説明書のとおりでよいということだろう。

　もちろん、距離だけでなく時間の経過によってオイルが劣化するので、半年～1年に一度くらいは走らなくても交換が必要なのは言うまでもない。私は6000キロで交換しているので、３月に一度は交換である。

　妻がBMWミニを見てボソッと呟いた。

　「ああ、６MTのミニを運転したい」

　会社への通勤でMTの送迎車に乗っていると、その運転手のあまりの下手くそさに「もういい、代われ」と言いたくなるらしい。

　妻は大型二種も持っている「プロ級」のドライバーなので、ベトナム人ドライバーの運転が我慢ならないらしい。

　その気持ち、よくわかるが、なんでミニなの？

　これまでベトナムで必要になったものの多くを日本で買って持ち帰ったり、日本からEMSで送ってもらったりしていた。こうすると、通関して関税を払わなければならなかったり、送料が高かったり、そもそも送れないもの（スプレー缶など）があったりして、なかなか不便である。かと言って、ハノイで物を探すと、どこで売っているのかわからないし、偽物や不良品をつかまされたり、値切り交渉が必要だったり、ボラれたりとろくなことがない。

　そこで、ベトナムの通販を利用してみることにした。今回利用したのは通信会社大手のVNPTが運営しているSENDO.VNである。記述が全部ベトナム語なのだが、通販サイトに書かれているようなことはだいたいどの言語でも一緒なので、特に問題なく購入できた。チェーンルブ（ベトナム製）を代引きで注文したら、３日後に届いた。

　うまくいったので、今後は積極的に通販を使って、ベトナムでどうしても手に入らないものだけ日本から輸入するようにしようと思う。もっと早くからやっておけばよかったと思った。

６月１２日午前中、米朝首脳会談の記事を見ながらベトナム人女性スタッフと会話

私：さあ、首脳会談で何が飛び出すかな。

スタッフ：何が合意されるかわからないけど、全然信用できないからね。

私：なんせ、北朝鮮が相手だからね。

ス：え！？

私：北朝鮮の言うことは信用ならないってことでしょ？

ス：何言ってるんですか。アメリカに決まってるでしょう。

私：いや、北朝鮮はこれまでも外交の場面で約束を守らないことが多くて・・・・。

ス：アメリカよりははるかにまともですよ。イラクやリビア、シリアやイランでやってきたことを考えてごらんなさい。アメリカはまったく信用できないよ。

私：ぐぬぬ（まったく信用できないアメリカと「一心同体」な日本って、ベトナム人の目にどう映っているんだろう）。

　今週はベトナム各地で反中デモが発生している。どうやらベトナム人は「大国の横暴」に対して厳しい目を向ける傾向にあるようだ。中国から侵略を受け続け、最近、アメリカという超大国から侵略を受けた、歴史の生々しい記憶がそうさせるのだろう。