今日は雛祭りなので、近所のケーキ屋さんでひな祭りケーキを買ってきた。別にひな祭り用というわけではないが、色合いがそれっぽいので選んだものである。ベトナムは過去のフランス統治の影響かパンとケーキが旨い国である。
ところで、日本の高速道路の一部で制限速度を120キロに引き上げる実験をしているようで、東北道にもその試験区間があるのだが、ひょっとすると将来は制限速度が120キロに引き上げられるかもしれない。そうなると、車選びの基準が大きく変わることになるのでは、と考えている。
それは、120キロ制限の高速道路を快適に走れる車とはどんな車か考えたときに、今の国産車には良いものがほとんど見当たらないからである。「120キロ制限の高速道路を快適に走れる車」とは、具体的には次のような要件を満たすものだ。
1、勾配や向かい風があっても実速120キロ(メーター指示で132キロ)を維持できること
2、追い越しの際、100キロ(同110キロ)から130キロ(同143キロ)まで5秒程度で速やかに加速できること
3、130キロ(同143キロ)までは不当に五月蠅かったり振動したり燃費が急激に悪化しないこと
この要件を満たす車となると、リミッターの付いている軽自動車は全部アウトである。リミッターがなくても、勾配や向かい風にかかわらずメーター指示で132キロを維持は無理だろう。次に、背の高いミニバンタイプもアウトだ。空気抵抗が大きく車重も大きいので、加速が悪く(減速も苦手)、速度が上がらず、馬力のあるエンジンを積んだ「高級ミニバン」では燃費が恐ろしく悪くなる。ハイブリッド車もだめだ。高速連続走行では「亀マーク」が点灯せずとも燃費と加速のメリットがなくなり、ただの非力なガソリン車になってしまう。「マイルドハイブリッド」なら高速走行も非ハイブリッドと同等の性能を示せるかもしれない。CVTもダメである。高出力を伝達しているときのCVTはフリクションロスや油圧ポンプのロスが大きく、燃費が悪くて五月蠅い。軽自動車、ミニバン、ハイブリッド、CVTがダメとなると、残る選択肢は少ない。大排気量のMPVや大型セダンなどは経済性の面で除外である。結局、マツダのデミオ、アクセラあたりになるだろうか。それか、FITのRS,SWIFTSPORTSか・・・。
私が今まで乗った車種の中で、その要件を満たすのはプジョー308だけである。レガシィGTは動力性能はOKだが燃費がNGだ。そのほかは実速120キロを維持することが困難だ。高速120キロ化が本格化すれば、日本車のラインナップ大変更を迫られるのではないだろうか。それとも、電動化、自動運転化のほうが先だろうか。
Posted at 2019/03/03 21:20:06 | |
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