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素浪人☆のブログ一覧

2019年08月27日 イイね!

トレーラーブレーキ考

トレーラーブレーキ考 日本滞在の最終日、午後から蔵王温泉に行ってきた。Keiのハブベアリングが完全に壊れていて気になったが、せっかくの一時帰国なのに温泉に行かないなんてあり得ないと思い、高速道路を使わないようにして様子を見ながらゴロゴロと走ってきた。

 蔵王温泉はこの前の牽引テストのときも通ったが、夜中だったので温泉には入らなかった。牽引テストは軽量なトラクター(軽自動車)で、主ブレーキなしの牽引重量(Keiの場合は370㎏)を超える重量のトレーラーを牽引した場合の上り勾配、下り勾配での実際の状況を観察するのが目的で、その目的にふさわしい山形道(E48)と蔵王エコーラインをルートに選択した。特に、連続した下り勾配での速度コントロールにトレーラーブレーキがどう作用するかを観察するのが目的だった。

 なぜ観察したかったかというと、慣性ブレーキというそのシステムに馴染みがなかったからである。大型のトレーラーは、トラクターからのブレーキラインがトレーラーにも繋がっていて、トラクターのブレーキを踏むと同時にトレーラーにもブレーキがかかる。また、ステアリングコラムにトレーラーブレーキのレバーがついていて、上げるとトレーラーのみに独立してブレーキがかかる。アメリカ仕様の重いキャンプトレーラーは電気式のトレーラーブレーキがついていて、それもトラクターからのブレーキ信号を受け取って設定されたブレーキトルクをサーボモーターの働きで発生させる仕組みになっている。しかし、慣性ブレーキはトラクターのドライバーがブレーキを掛けているかどうかを判別する機能がない。トラクターに対してトレーラーが圧し掛かる力によって受動的に連結器のシリンダーが縮んで機械式でトレーラーのブレーキがかかる。そうすると、トラクターのドライバーがブレーキを踏んでいようといまいと、エンジンブレーキや排気ブレーキ、リターダーなどの補助ブレーキ(Keiには補助ブレーキはないが)で減速すると、常にトレーラーブレーキが働いて、ブレーキが焼けてしまう心配があるのだ。

 結論からいうと、それは杞憂に過ぎなかった。1速でエンジンブレーキを使っていても連結器のシリンダーはまったく縮まず、トレーラーブレーキは働かない。それどころか、普通に運転するときのような穏やかなブレーキング(0.2G程度の減速度)ではシリンダーは縮まない。まだやったことはないが、急ブレーキをかけたときだけ(トラクターに大きな制動力が必要なときだけ)トレーラーのブレーキが働く設定になっているようだ。シリンダーの摺動部の痕跡を見ていると、トレーラーを連結してから今まで一度も縮んだことがないようで、今度GoProをセットしてブレーキの様子を撮影しながら降坂テストをもういちどやってみようと思っている。

 テストの結果、連続した下り勾配でブレーキが焼ける心配はなくなった。しかし、トラクターに大きな減速度を与えないとトレーラーブレーキが作動しないとなると、別の認識が必要になる。それは、通常減速時のトラクターのブレーキの負荷が大きくなるということと、滑りやすい路面ではトラクターに十分な減速度が生じず、トレーラーブレーキが作動しないので、トレーラーとトラクターを合せた質量をトラクターのタイヤだけで止めることで、制動距離が大幅に伸びるということだ。後者は、トレーラーにABSがないことからすると、やむを得ないことだと思う。もし、トラクターにのみABSがある状態で急ブレーキをかけた際、トレーラーブレーキも作動すると、トレーラーのタイヤだけがロックし、激しく横滑りして車線からはみ出す心配がある。トレーラーが横滑りすると重大事故の危険があるので、それよりはブレーキが利かず制動距離が延びるほうがまだマシということだ。それから、以前雪道ではトラクターの後輪とトレーラーの車輪にタイヤチェーンをかけるつもりと書いたが、これは意味がない。雪道ではトレーラーのブレーキが働くことはないのだから。制動距離を縮めようと思えば、トラクターの全輪にチェーンをかけたほうが、まだ効果がありそうだ。

 なんでも自分で試してみるもんで、ネット上の情報だけで分かったような気になってはいけないと改めて思った。
Posted at 2019/09/01 01:13:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | トレーラー | クルマ
2019年08月26日 イイね!

車名:組立、型式:組立? 車台番号:国!?

車名:組立、型式:組立? 車台番号:国!? 今日は軽トレーラーの車庫の届け出に警察署に向かった。ごく普通の手続きで、一瞬で終わるかと思いきや・・・、

 窓口の女性職員が「車名:組立、型式:組立? なんですかこれ? フルトレーラー? どんな自動車ですか?」と質問攻めにしてくる。「普通の自動車の後ろに牽引して使う車ですよ。軽規格なので軽自動車です。軽自動車は車庫の届け出が要るので来ました」と説明したが、腑に落ちない様子。
その車検証↓

 「ちょっと初めてなのでどんな車が想像つかないんですけど、それ車庫の届け出要るんですか?軽自動車検査協会に聞いてみないと・・・」と戸惑う女性職員に、別の男性職員が、「ほら、トレーラーってボート積んで走ってるあれだよ。あれも自動車だから、ナンバーも付いてるし車庫証明もある」と助け船を出した。私が「正確には普通の荷台が付いた軽カーゴトレーラーで仙台では登録第1号なんですよ」と言うと、女性職員は「いや~、初めて見たわこんなの・・・。少々お待ちください」と受理してくれた。

 前の椅子に腰掛けて待っていると、
女性職員:「これ本当に自動車なんですか?軽自動車検査協会に聞かなくていいですか?」
男性職員:「軽自動車だよ。車検証に軽自動車検査協会ってあるでしょう。」
女性職員:「仙台で登録第1号なんですって。」
男性職員:「うわ!本当だ。番号1番になってる。」
などというやりとりを経て、次に窓口に行ったときには、女性職員から「珍しいので車検証コピーもらっていいですか?」と聞かれ、コピーをとってからようやく終了した。

 Keiの950登録のときもそうだったが、仙台では意外とトレーラーが普及していないようである。マリンジェットやスノーモービルなどトレーラーで運ぶ乗り物で遊ぶ場所はたくさんあるのに、トレーラーで運んでいく習慣ではないのだろう。

そのKeiの車検証↓
Posted at 2019/08/26 21:14:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | トレーラー | クルマ
2019年08月25日 イイね!

モチロンギュ

モチロンギュ スタッドレスタイヤを注文してきた。まだ真夏なのに気が早いようだが、消費税の引き上げ前の駆け込み需要で7月は前年の10倍のタイヤ注文があったという。今回のタイヤは「モチロンギュ」ことDUNLOPのWINTER MAXX02で、155/70R13(ハイゼット用)8本と、165/70R13(トレーラー用)6本で、工賃込みで13万円となった。Keiのタイヤはかなり摩耗した3シーズン目のWINTER MAXX01だが、もう1シーズン頑張ってもらうつもりである。

 タイヤの種類を同一にしてしまうと比較することができないが、弊社自慢のテストコース(写真)でインプレッションをお届けすることができると思う。



 歩道が階段になっているのがわかるだろうか。これは、普通の歩道だと冬季に歩行者が滑落する危険があるからだ(笑)。



 教官「ここは急な下りですから、エンジンブレーキを使ってください」
 生徒「教官!エンジンブレーキはどこですか?」
 という有名な笑い話はここが発祥の地といわれている(適当)。



 坂の途中にはヘアピンカーブも。4WD+TRCまたはデフロックでようやく走破できる過酷なテストコースである(大げさ)。

 ところで、Keiの様子をみると、トレーラー牽引は相当な負担になっているようだ。トレーラーを牽き始めてから、
① 燃費が15km/lから7km/lに低下
② リアブレーキのクリアランスが広がってサイドブレーキの引き代増加
③ リアの車高が下がりっぱなし、ショックも甘くなってきた
④ ハブベアリングが逝ったらしく、ゴーっという異音発生
特にサスペンションの消耗が激しいので、やはり、牽引車はリーフリジットの貨物車がおすすめだ。


Posted at 2019/08/25 21:20:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | カーライフ | クルマ
2019年08月24日 イイね!

高速、山道、市街地 完全インプレ

高速、山道、市街地 完全インプレ トレーラー1号機に荷物を追加して200kg程度にし、山形道を蔵王西インターまで乗って、蔵王西高原道路からエコーライン、川崎から48号線に抜けて帰って来た。その際のインプレを乗せようと思う。

 まず、820kgのKeiに450kgのトレーラーを牽かせるのはほとんど限界に近いと思う。笹谷トンネルの手前では数分間にわたって3速全開、6000回転80キロが続く。路面に段差があると、トレーラーの挙動に引っ張られてKeiの車体がぐいぐい揺さぶられる。蔵王の下りでは1速エンブレ6000回転40キロが続く。下まで行って茶店の駐車場で止まってトレーラーのブレーキディスクを触ったら冷たかった。これはほぼ希望通りの効き方だ。省エネのためにアクセルもブレーキも踏まずエンジンブレーキで減速することが多いので、そこでトレーラーブレーキが出しゃばると省エネ運転にならない。かなり強めにトラクターを減速したときだけ働くらしく、未だそれが働いているらしい様子が見られない。これなら長い下りでトレーラーブレーキが焼けてしまうことも防げるだろう。

 全体的な運転感覚としては、大型トラック&トレーラーと変わらない。下りの急坂の手前で減速して1速に入れる、あとはアクセルもブレーキも踏まないとか、発進は半クラッチを少なめにして動き出しはじんわりとか、カーブでラインの修正をすると車がうねって不安定になるのでステアリング操作は早めにゆっくり切ってしっぽり舐めるようにカーブするとか、大型乗りの基本的なテクニックを用いれば問題なく走行できる。逆に言うと、今まで乗用車しか乗ったことのない人は、慣れるまで慎重に運転すべきと思う。

 やはり珍しいのか、通行人の視線を感じる。その点はスーパーカー並みである((笑)
Posted at 2019/08/24 22:48:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | トレーラー | クルマ
2019年08月23日 イイね!

一番乗り

一番乗り 陸運支局と軽自動車検査協会を行ったり来たりして、1日がかりでKeiの950登録をして、昨日引き取ったばかりの1号トレーラーを法人に名義変更し、事業届を出し、輸送連絡書を取って黒ナンバー登録してきた。本来は本職なのでお手のもののはずなのだが、久しぶりにやる手続きなのでモタモタする。それに、陸事と軽自動車検査協会の職員が「滅多にない手続きなので・・・」と言いながら確認や相談をするのでなかなか進まない。それもそのはず、交付されたナンバーは「1番」である。仙台ナンバーが始まってから初めての「事業用軽貨物トレーラー」となった。

 Keiの950登録は以下の文が車検証に追記されるだけである。

肝心な部分が切れているが、主ブレーキつきは1990kgまでである。



ETCのセットアップも完了した。今夜山形道でテストする予定。



サイドミラーに補助ミラー追加。死角にトレーラーが入ってしまうので確認用。
Posted at 2019/08/23 20:34:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | トレーラー | クルマ

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「[整備] #クロスカブCC110 エンジンオイル・フィルター交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/122990/car/2840570/7766651/note.aspx
何シテル?   04/26 15:59
日本、米国、そしてベトナムで運転してきました。国が変わっても運転好きは変わりません。大型、牽引、二輪など各種免許を持ち、バス、トラック、タクシーなどの乗務経験が...

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