気分転換に蔵王に行ってきた。今回は通行料を払ってハイラインまで行き、御釜を見てきた。御釜まで行くのは何年ぶりだろうか。
道中例によって蔵王エコーラインを楽しんだわけだが、Keiってやっぱりよくできていると思う。コーナリング中の姿勢変化、ロールやピッチング、前後のグリップバランス、舵角とコーナリングフォースの関係、荷重移動とステア特性など、どれもがバランスが取れていて、しかも高レベルである。うちのKeiは「ワークス」などのスポーツモデルではなく、普通の足まわりなのだが、一般的な軽乗用車より径が大きいタイヤを装着しており、そのおかげか地面に貼りつくような安定感がある。ちょっと大げさかと思うが、欧州車のハンドリングを想像させるものがある。ステアリングを切ったら切っただけ、グリッとニュートラルステアで切れこんでいく。摩擦円の限界に近づいても滑り出しは穏やかでラインはほとんど乱されない。
「ステアリングを切ったとおりに素直に曲がる」というのは、当たり前のようでそれができる車種とできない車種がある。それは実際に運転してコーナリングを試してみないとわからないので、買った車で「ハズレ」を引くこともある。うちではK11マーチとサンバー、そしてKeiを複数台購入している。そのどれもが、「運転して気持ちよいハンドリング」だと感じたもので、気に入ったものは何度も購入している。ハンドリングが気に入らない車はどうしても好きになれないもので、すぐに手放してしまうから、金銭的な面でも冒険は避けたいと思うのだ。
Keiはもうかなりポンコツになってきているが、良い車なので手放したくない。次の車(もう車は買わないんじゃないのか、というツッコミはなしで)が「ハズレ」だったら目も当てられないし。Keiと似た性質という点ではアルトワークスあたりが良いのかもしれないが、こればかりは試してみないとわからない。エブリイのターボクルーズはどうだろうか…。
Posted at 2021/04/28 19:13:07 | |
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