写真は大阪某所で見たスクールバスである。ちょっとわかりにくいが、助手席にアンパンマンが鎖で拘束されている。がっくりと項垂れた様子はドナドナされる罪人のようだ。とうとう、「乱暴はやめろ」と言いながら最後には「アンパンチ」などの乱暴の限りを尽くしている様子が「子供の教育に良くない」ということになったのだろうか。そういえば、バスの車体にはドキンちゃんやバイキンマンが大きく描かれているのに、アンパンマンの姿は無い。大衆の心変わりでかつての英雄が一転大罪人に、ラノベでよくある展開は現実にも起こりがちである。
さて、今回初めてトレーラーとクロスカブを持って行く長距離ツアーを行ったわけで、走行距離は往復の高速道路走行分だけでも1700㎞に及ぶ。宿泊は同じ民泊を5日間予約していたので、車中泊は0回である。往路は、夕方出発で翌朝到着の運行スケジュールだったので、道中のSAでトレーラー内で3時間程度仮眠をとった。復路は未明に出発で夕方到着の予定だったので、明け方に1時間程度仮眠をとった。小さなソファーベッドでも、乗用車のシートを倒して寝るよりもはるかに快適で、ゆっくり休むことができた。ただし、日中は太陽に照らされて幌の中が暑くなるのが問題である。ウイングを開放すれば涼しいけど、外からの視線を遮るものが無くなる。天窓のようなものを作るといいと思う。
欲を言えば、トレーラー内に小型冷凍冷蔵庫と電子レンジが欲しい。電源はあるので積むだけで使えるようになる。振動や温度変化を考えると専用のものがいい気がするが、最初は安物で試してみようと思っている。今回は民泊を確保していたから問題なかったが、車中泊中心に考えるならポータブル電源の充電用の発発も積んでおく必要があるだろう。
トレーラーとクロスカブとその他着替えや食べ物、C-PAPの機械、ノートパソコンなどを積んで、車両総重量が1.2tほどに達したモノを660ccの自然吸気のガソリンエンジンで引っ張ろうとすると、それはそれは遅い。平地でも最高速度は90が精いっぱいで、わずかでも勾配があると80に落ちる。登坂車線が表れるような上り坂では60まで落ちることもある。今回一番厳しかったのは名阪国道下り線の山添付近の上り坂だ。3速で目いっぱい引っ張って60を維持して登った。ターボがあれば、と思うが、過給機付きの軽トラは販売されていないので仕方がない。
牽引車は車体後部が頑丈な造りになっているフレーム付のものがよく、パワーが欲しいので過給機が付いてて、日本の狭い道(観光地や林道など)を走ることを考えると軽規格のボディーが良くて、というと、ジムニー一択になってしまうが、そうするとバイクを積めなくなる。キャンパーとしての機能を維持したままバイクを積むのは難しい。であれば、バイクは牽引車(バン・トラック)に積んで、トレーラーがキャンパー仕様というのは合理的だ。汚れもの(バイク)をベッドのあるところに積むのは心理的に抵抗がある。とすれば、牽引車は軽トラックを維持するのがよいように思う。できれば、スタンダード農用スペシャルじゃなくて、ジャンボ(前席後ろに30センチくらい余分なスペースがある)にするとより快適だろう。普通の軽トラはキャビン内に荷物を置く場所がなくて、全部荷台に積んでいるから、手荷物ぐらいはキャビンに持ち込めるジャンボのほうが便利なはずだ。
でも、ジャンボなんて買わない。軽トラばっかり買ってどうするんだ、と思うし、今のでもなんとかなっているし。うまく時間を捻出して、トレーラーとバイクを持った旅行であちこち出かけようと思っている。
Posted at 2023/03/31 17:57:03 | |
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