ハノイを発つときから慢性的な睡眠不足だった私は、インチョンまでの6時間のうちに睡眠をとるべく、出発ゲートの前で眠剤を飲み込み、準備万端だった。しかし、離陸前の待機時間が長く、離陸したらまず食事が出てきたり(夜の0時頃なのに、何飯だろう)で寝るタイミングを逃してしまった。それに、アシアナのA350はシートが悪く、腰を支えないうえに尻が痛くなる。結局全然眠れないままインチョンに到着した。
インチョンで乗り換え時間が3時間以上あるので、ゲート前の椅子の上で横になって仮眠をとることにした。すぐに寝入って、気が付くと周りに誰もいなかった。他の人はすべて搭乗していて、私だけ取り残されていたのだ。あわてて駆け込み搭乗して、窓側の席だったので韓国人の老夫婦に席を立ってもらって一息ついた。危うく置き去りにされるところだった。
仙台について、さらに後悔した。「日本は寒い」ということを忘れて、上着も何も持たずポロシャツ一枚で来てしまった。通行人がみな二度見して通る。気温が5℃くらいなので、半袖でいるものなどいないのだ。タクシーに乗るのも気が引けて、地下鉄で最寄り駅まで行ってからガラガラとスーツケースを引いて急斜面の上にある日本の拠点に着いたが、全然温まらない。強風が吹いて凍えるような寒さだ。さらに、家に着いてエアコンを入れてもまったく温まらない。床が冷たく、凍傷になりそうなのだ。たまらず、下の写真のヒーターを買ってきた。
このヒーターを使うと断然違う。たかだか600Wなのだが、輻射熱が得られるのはいかにも「暖房」という感じでほっこりとした気分になる。やっぱり、日本の冬にはエアコンでなくてストーブのほうがよい。
そして、納豆を食べた。日本に帰ったらぜひ納豆を食べたかったのだ。寿司や刺身はどこにでもあるが、納豆や豆腐、味噌などがやたら高価で近くのスーパーになく、ハノイでは食べる機会がない。やっぱり日本人の朝食には納豆が欠かせない。味噌汁よりも優先順位は高いと考えている。
ちなみに、不在中に車検とショック交換を依頼していたKeiは、かかりつけの整備工場のメンテのおかげで、見違えるように良くなっていた。シフトがスムースだし(ミッションオイル換えた)、デフのうなり音も消えたし(デフオイル換えた)、ジャダーが酷くてスポンジーな感触だったブレーキは普通の状態になった(ブレーキディスク、パッド換えた)。そしてなにより、荒波にもまれる小舟のようだった乗り心地が、フラットなKei本来の乗り心地に戻ったのが嬉しい。前はスマホも揺れて画面が読めなかったのだが、今はまったくブレない。これだけで車が数段上等になったように感じる。4,5万キロ以上乗っている人は、ショックを交換してみることをおすすめする。カヤバのSR-Specialは安いし、減衰力とストロークも純正とさほど変わらないので、サクっと交換して劣化した乗り心地を復元するには良い買い物だと思う。
そんなこんなで、個人と法人の所得税と住民税の申告書を書かなければならないところ、ブログの記事を書いてしまった。なかなかギアが入らない私自身のメンテが必要なのかもしれない。
Posted at 2019/02/19 21:39:20 | |
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