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徳小寺 無恒のブログ一覧

2006年04月21日 イイね!

匠技 テストドライヴァーの言葉に日産の息吹を感じた。。

匠技 テストドライヴァーの言葉に日産の息吹を感じた。。日産の会員専用WEBサイト「N-Link」に、日産テストドライヴァーの「加藤博義 氏」のインタヴューが載っていた。

僕はそのインタヴューを読んで、クルマというものの奥深さと、そこに携わる「匠」の凄さに言葉を失ってしまった。

かつて、U13ブルーバードの主管だった「故 川村紘一郎 氏」が言っていた、「テストドライヴァーの素養は、いかに現象や事象を、的確かつ分かりやすい言葉で我々に伝えてくれるか・・」という言葉を思い出した。

それは、いかにドライヴィングが上手くとも、ドライヴィングしたクルマの些細な事でも、それ感じて、言葉として開発者に、分かりやすく的確に伝える能力が無ければ「テストドライヴァー」失格であると・・・

加藤氏のインタヴューの中でも、そのことが述べられていた。

さらに、その繊細なセンサーについては、こう表現されていた。



日頃、僕なんかでも、まっ黄色な口ばしで、ツバを飛ばしながら、このタイアは良いだの悪いだの、音がウルサイだの言っているが、彼らの感性の次元は、それより遥か、どんなに目を凝らしても見えないレヴェルである事に、正直、驚きを隠しきれなかった。。

さらに氏のハナシは続いて、今、僕たちが確認したい「核心」とも言える話題についてハナシ始めた。



この言葉を聞いて、僕は走馬灯の様に「510ブルバード」や「U13」そしてLIMITED号を思い浮かべた。。

そして「ふるまい」という言葉の重さを実感することになったのだ。。

それは単純に「乗り心地」が良いとか、「運動性能」が良い・・といった、画一的な意味合いではなく、それらが全て備わった次元の高いレヴェルの事を指す事は容易に想像が付いた。

しかし顧みて、現代の日産車や、過去の日産車を見ると、その言葉とは裏腹なクルマもたくさんあった事を無視する訳にはいかなかった。

そこには、恐ろしいくらいのコストとか、外からの目に見えない力があった事は想像できる。

僕は、この「ふるまい」という言葉に付いては、日産の未来永劫、延々と続く果てしない「目標」を言っているのだと解釈、解釈したい・・と思った。

このインタヴューの中で、実は一番感動したのが・・まさに日産馬鹿丸出しで、論理も根拠も無いこの「一言」であった。。



「負けてたまるか!」

僕はこの「一言」を見て、胸が熱くなるような衝動に駆られた。

国産車黎明期の頃は、ひと吹きしてしまえば、消えて無くなる国産車の中、何とかして輸入車に負けないクルマを・・と苦しみながらも、クルマ造りに情熱を燃やし続けて来て、さらにそんな苦しい中からでも、スポーツ性の高いクルマを世に送り続けた日産・・・

それはクルマというモノは、実用的な移動手段だけでなく、より早く・・という人間の持つ、根本的な欲求を満たせるツゥールでもある。。という精神からであったと思う。

その精神が戦後、「SSS」や「GX」、「GT-R」などの、実用的な「ハコ」でありながら、早さも兼ね備えたクルマ達へと昇華して行ったのだと思う。。

そうでない日産のクルマでも、それがたとえ遅いクルマであっても、ステアリングを回すだけで楽しいフィーリングを与え続けてくれたモノだった。。

その精神が、今も日産の社内に細々かもしれないが、息づいていた事に、僕は安堵と光明を得た様な気がしたのだ。

現実問題として、日産はまだまだ長い苦しい時代が続くだろう。

ルノーとの関係も、正直に言えば、江戸から明治へと開国した日本に突きつけられた「不平等条約」的なモノである。。

本当に不器用だけど、僕たちを熱くさせてくれる日産の復活の道程は険しく長いだろう。。

そんな中でのこのインタヴューは、僕の心を癒す清涼剤の様な気がしたのだった。。。

(追伸)
N-Link会員の方で、コレを読まれて、一箇所「隠れコメント」があった事に気付いた人いますかねぇ。。。

僕は、最初にソレを見つけた時には、正直、このwebの作者の遊び心に感服してしまいました。。

ホンの一行のコメントなんですがね・・
Posted at 2006/04/21 16:34:52 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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「後視 いやぁこんなに簡単なバックカメラがあったなんて!! http://cvw.jp/b/124785/23876370/
何シテル?   01/04 14:54
無類のクルマ好きで、日産車を愛してやみません。 徳小寺 無恒のHNを引っさげ、かつての愛車、ワインレッド・パール・ツゥートンのU14ブルーバードの話題を軸...

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