
という訳で今週はお泊りナシのはずだったが、先日の巨大余震で急きょ泊まるハメになった者の代わりで、昨夜はお泊り。
昨朝~今夜までの長丁場の間、とくに大きな余震はなく無事に終えたが、いま職場では緊急地震速報をいち早く把握するため、テレビを点けっ放しにしている。
当然、音は消しているが、今日の昼間ふと目をやったら「内陸の深刻な被害」という題名で、いま住んでる郡山市の隣・須賀川市の「藤沼湖」の決壊を取り上げていた。
藤沼湖・・・やはり須賀川市のマーチを買った店の主人から知人が教わり、
その知人に連れていかれたのが最初か。
ちょっとタイトな周遊路が、攻めると燃える気分になる事から「燃える湖」と称されてたが、アタシは綺麗な風景も相まって「萌える湖」と、何度か日記にも書いてきた。
自宅から30分程度・・・昼仕事になってからはご無沙汰だが、夜勤職時代は平日休みでブラリとする時には結構アシを運んでいた、お気に入りの場所。
周囲には桜も植えられており、今のこの時期とくにオープン乗りには、頭上に広がるピンクの天井も堪えられなかった。
この地震で決壊した事や、それにより家々が押し流され、数名お亡くなりになったのも当初から知ってたが、ずっと自身のライフライン問題や、テレビで見るショッキングな津波、地元の心配などで頭が埋まり、今回この放送を見てようやく、気になりだしたのが正直なところ。
今回はじめて、決壊により水が押し寄せる映像を見たが、それはもう各地の津波映像と変わらぬ「陸の津波」。
その後、家々があったであろう所が、一面ガレキの山しか残ってないのも、また同じ。
決壊後の空撮映像には、あの美しさは微塵もない。
そして音声なしの映像でも、どうやら中高生らしき少女が、今も行方不明らしい事が見て取れた。
ガレキの山に立ちつくす、お母さんとおぼしき方の話が字幕に出ていたが、「他のお宅の赤ちゃんもみつかってないけど、多分あっちで子供同士、楽しんでるのかな・・・」と語ってたのが、やけに頭に残る。
そして・・・もしこの地震が1年ちょっと前までの、夜勤職時代に起きてたら・・・
平日休みの午後のひととき、あの忌まわしい大揺れの時間には、何度となく屋根を開けたマーチで訪れていた。
そこで地震に遭い、決壊に巻き込まれてたら・・・と思うとゾッとする。
たかがライフラインの不自由程度で済んだ事が、あるイミ奇跡だったのかと、今さらながら改めて思う。
Posted at 2011/04/15 22:49:43 | |
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