
地元帰任後は、なかなか「出来事」もなく、ブログアップのネタも不足気味だが…
そんな折、ちょうどいいネタ投下の話題が(笑)
という訳で、とある後期エイト乗りな方が、高速巡行を考えると6速は、もちっとハイギアがいいなと。
確かに6速も例えばGT風味な車種は、従来の5速までの上に6速を足したような比率で、より巡行燃費の改善を狙ってハイギア化したのもあれば、もっとスポーツ系ならピックアップを重視し、従来の5速くらいまでの範囲で等分を細かくして、より各ギアの繋がりを良くしてるようなのまで様々。
エイトも、カーブの多い道をヒラヒラと舞うのであれば、やはり狭い範囲の中で細かく刻んでる方向なのだろう。
ただ確かに高速では、巡行域でも早めに3000回転を超えてしまい、とくにローリタ―はそこからの燃費悪化も顕著なので(^^;)、もちっと低い回転で走れれば…ってのはアタシも感じてた。
さて、とくに前期エイトに限っては、国内仕様は騒音基準の関係らしいが、本来の設計よりも2~3速のギア比が離れてるとは、以前から言われていた。
これは実際、例を挙げればエビス東の最終コーナーからストレートまでの、登ってく区間でのシフトアップで顕著に速度ダウンしてしまう事や、適正ギア比の5速仕様車に乗せてもらうと通常走行でも、
気持ちよくギアを繋げて走れた事から、ずっと不満を感じていた。
んで当初からファイナル比をロー化すれば、ギア比の離れ具合も縮まるような話があって、よくボンゴ用のローファイナルを加工して交換している方も多かった。
わざわざ、そんな事をするユーザーが多い事のをメーカーも汲んだのだろうか、後期型にマイナーチェンジする際は、ミッションも自社製になり適正ギア比になったのに加え、ファイナルもボンゴと同じ比率にローギア化されたのがエイトの流れ。
となると、かつてのボンゴ加工と違いポン付けで交換できる事から、ますます前期に後期ファイナル交換も定番メニューとなり、いずれアタシも上述のギア比改善を望んで
後期ミッションに換装したのと併せ、デフもかなり消耗してるだろうと丸ごと
後期用に交換。
もちろん、それに伴う利点は確かに言われてる通りに、実感したが…
反面、加速重視も裏を返せばグワンと飛び出すというか、アクセルの反応が敏感になり、ちと疲れるような感覚も。
またファイナル比がローになれば、それだけ回転が早く回りきってしまうというか…
元々の「下を犠牲にしても上までスコーン!」な気持ちよさは、ちっとスポイルされた感じが残念でもあった。
(まぁ実用上で、下が犠牲ってほどの実感は、なかったのもあるが)
さて、それを踏まえた上で高速巡行の回転数を下げるには、んなファイナル比をハイにするのも、方法の一つかなと。
ただ…とくに大パワーで最高速を狙うならハイギアの方向だろうが、トルクの少ないNAであれば、やはり加速重視でローにするのが一般的であり、だからこそエイトでも定番メニューになったのだろう。
だが以前、やはりエイトと同等な2000ccのNAな方が、わざわざ純正よりハイのファイナルに交換したとの話が。
その改善目的が、まさにアタシが後期ファイナルにして、おぼろげに気になってた内容と一致して、その瞬間アタシも「せっかく換えたのに」と認めたくなかった気になる部分を(^^;)、しっかと「ファイナル比をローギア化した欠点」と認識してしまった。
ま、本題に対してはハイギア化も一例ではあろうけど、上記の通り普通は「わざわざロー化する」のが定番な車種で、逆にデチューンではないのか…
とも思いがちだが、こうして実際に「同じ車」で比較してみると、単に高速の巡行以外にも、ハイギアなりの利点もあると実感したし、「基本的には悪いほう」と決めつけてしまうのは、ちと勿体ないかも。
んま、それの良し悪しは人それぞれとしか言いようがないけど(^^;)
なお話題の中で、現状のまま6速だけ単品でハイギア化できれば…って話もあったが、まぁそんな特化した仕様もソレはソレで面白そうだけど(笑)、現実的には極端にギア1つだけ離れてるのは、商品化するには乗りづらい車になってしまうのかな。
6速なんて、巡行でしか使わない向きもあろうけど…
過去のセカンドカーであるマーチと今のロドスタ、共に6速のメイン車と併用の5速車だが、気分が盛り上がるとつい「
幻の6速」に叩き込もうとして「ギャギャギャッ」と鳴らしてしまうのが、6速は巡航オンリー・通常は5速までで充分…とは個人的には割り切れそうもない、なによりの証拠(笑)
ましてシフトの楽しさを追及してクロス気味にした車なら、その5速は標準5速車以上にローギアとなってしまうし、普通の感覚で6速に入れた途端に失速してしまう車は、ちっとアタシには気持ち悪そうかな(^^;)
まぁこれは生活環境の差も、大いにあるのだろうけど。
もっとも自分の車にしようって想像はできなくても、んな車が存在すれば面白いし、最後の歯車だけ極端に小さいキットでも出して、誰かに試してほしいとは思うけど(笑)、結局は一般的に売る車の落としどころとしては、冒頭の通り通常5速に1速つけ足すか、5速までの範囲を6等分するかの、2択になっちゃうのかな。
でまぁそんなのを考えてみると、いま乗ってる車は…
まずアコードは、現状ではエイトに比べてもパワフル&トルクフルで、むしろトルクがない(と言われた)エイトからの乗り換えでは、慣れるまではグワンと出てギクシャクしがちにも(^^;)
…ふむ、これ感触は違うにしても言葉にすれば、エイトでロー化して欠点と感じたのと同じ?
また前期エイトに比べてもアコのギア比はしっかりクロスしてて、それも楽しいのだけれどトルクがあるのも関係してるのか、あっという間に使い切ってしまう印象も。
もちろん本来の話題的にも、エイトと同程度に高速巡行では回転が高めだし…ふむ、こんなキッカケで考察してみると、これもハイ化したら通常の乗り味から高速燃費まで、イイコトづくしなんじゃね?(:゚д゚)
っても、そう単純に思った通りにいかないのが、チューニングの世界。
現にエイトでロー化したのも、イイコトしかないと思ってたのが、決してそうじゃなかったのも事実だし。
そもそも、そう手軽にできる内容でもないしね。
今後、デフ周りのリフレッシュまでするなら、その「ついで」にやってみる価値もあろうけど、やってみて「以前のほうが良かった」と思っても、それこそ手軽に取り返しもつかないし(^^;)
タイヤの外径で同様の変化があるとは聞いたので、それで試してみる手もあろうけど、どれだけの外径差でどれだけの効果があるのか、よく分からんしねぇ。
んでロドスタのほうは…
まぁ不満と思った事はなく、可もなく不可もなくって感じなのかな。
けっきょく別の同車種なり我がエイトのように交換したりと「比較」して、より良し悪しに気づくようなモンなのだろうかね。
両車とも、わざわざ交換とまでは考えないけど、エイトも結局はデフも使い込んだからと交換する時の「ついで」に後期用って流れだったので、今の両車でそんな機会が来たとしたら…
や~迷うなぁ(*´д`*)
【余談】
6速だけハイギア…ほぼ冗談のつもりで書いたけど、最後の最後にウラ取り検索してたら、そんなの
本当にあった(笑)