
さて今日の休日は午後から…某サボリーマンと、踊る大捜査線の映画を見に(笑)
以前から、平日に都合をつけて行ってみようと話してたが…アタシは
我慢できずに先月末の帰省で、見てしまった (^^;)
もっとも、ずっと好きで見てきた物語、どうせもう一回くらい見たいと思うのも分かっての事だったが。
久々に、彼にエイトを運転させて街中へ。
駐車場では…見事なほどにメーカー別の、白いコンパクトカーが揃う姿が印象的(笑)
最近、映画と言えば上記の地元で躍ったのと、夜勤に出戻ったばかりの9月初旬に海猿を見たが、共に平日昼間なのに、混雑…とまではいかぬとも、いちばん見やすい中央部はチラホラと占められていたが…
今日は、前に二人いるだけの超ガラガラ!
(まぁ最終的には、あと数人ほど入ってきたが)
さて、そんな踊る大捜査線、今回で15年の歴史に幕を下ろす訳だが…
思えば最初の放送時は題名とも相まって、単にイケメン俳優だけが話題のオチャラケた、内容の薄いドラマだと思い、ぶっちゃけ見てなかった。
気になりだしたのは、当時のNG大賞でこれが出品されたのだが、場面はすみれさんが官僚息子の犯罪を暴こうと、留置場に立てこもるシーン。
すみれさんが、どうしてもセリフを喋りきれずNGを連発し、そのたびにスリーアミーゴスがドラマ以上の爆笑フォローをし、みごと大賞を取ったのだが…
それに爆笑したと共に、そもそもNG連発したのは、慣れない警察専門用語にトチッてしまったって事で…
そんなセリフの中で、割とマトモなドラマなのかな?と思ったのと…
最終回の翌日、昼の情報番組で最終回を振り返るコーナーをやってて、「え~なんか想像と違って、ずいぶん骨のあるドラマっぽい!」と気づいたが…
それを確信したのは、いずれ夕方に再放送されてから。
実はアタシ、以前は警察官を目指した事もあり、組織体系なども調べたりしてたが、そんなアタシでも納得のいく設定。
これや、その後の「相棒」などで、警視庁と警察庁が違う組織だったり…SATとSITの棲み分けなどを、分かった人も多いのでは?
そして以前、そんなアタシのバイブルだったのが、漫画「俺の空(刑事編)」。
昨年放送されたドラマはロクデナシだったが、この漫画も財閥息子が云々って設定はともかく、内容はリアリティーに富んだもので…あんま話には聞かないけど「踊る」も、この漫画に相当の影響を受けたのが、見て取れる。
思いつくだけでも、所轄刑事課の「強行犯係」や「盗犯係」、そしてキャリアとノンキャリアの問題も既に30年以上前に話題にしており、エリート管理官も登場していたし…
細かいところでは、捜査員に拳銃を携帯させる時のシーンでも、影響が垣間見れる。
まぁリアルな社会派ドラマなら、幾つかあるだろうが…
フザケた雰囲気の裏にリアルな設定があり、とくに今回の映画など何とも重い内容なのだが、それを単に重いだけで済まさず…逆に言えば、こんな雰囲気で大ヒットした物語で、ここまでの題材を扱えるのが、これの凄いところだと思う。
そんな物語も、これで終焉って事で悲しむ人も多いようだが…公に出てる話かは分からないが、おそらく一度は映画Part2で、終わったものとされてたんじゃないかと思う。
Part2上映後の織田裕二へのインタビューで、「もう青島刑事は、捨てようと思う」なんて事を語ってたのを読んだのと…
その後に作られた、織田主演の「ホワイトアウト」という映画で、当初青島を髣髴とさせるカーキ色のコートから、亡き親友の赤いコートへ着替えるシーンがあり、真意は分からないけど「そういう事なんだな…」と思い、もう「踊る」は終わったと思ってたので、その後のスピンオフやPart3は「オマケ」って感覚があったから、改めて「ファイナル」と謳ってる事には、ちょっと冷めた思いがあるのも、正直なところ。
余談だが、とあるコミュニティのアンケートでは、最も評判の良い映画がPart2、悪いのがPart3だったが…
まぁアタシの求める「踊る」らしさはチョットずれてるのか、Part2は過剰というか「わざとらしい」演出が目につき、アタシの評価は最低。
3は、まぁ最高じゃないけど、なかなかに感じたけどな~。
ただ最近まで、再放送されてた初期ドラマを改めて見たけど…けっきょく最初のが一番、よかったなぁ(笑)
とまぁ、まだまだ語り足りないけど(笑)、そんなサボリーマンと共に映画を見て…そういや昔、釣りバカ日誌の映画で「仕事をサボッて見に来た人には料金割引」なんて話があったのを思い出し、当時は一生懸命働くのが「悪」とされてた、いい時代だったんだなぁと皮肉の一つも思いついた、一日でした。
Posted at 2012/10/11 23:08:54 | |
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