
那須ホテルでの一泊から目覚め、窓の障子を開けたら…
天気の心配なぞ、みじんも感じさせないような、穏やかな朝の光。
11階の高さからは、見渡す限り一面の真っ赤な絨毯の上に、ポツンと浮いてるような感覚が。
ここまでスゴイのは、40数年を生きてきて初めてだな~。
赤い絨毯の向こうに見える、真っ白な雲海も絶景。
まぁ結果的に、運転手だったアタシはこの旅で、ここからの光景がイチバン感銘を受けたなぁ。
【那須ホテルからの紅葉の写真】
バイキングで朝食をとるが、ここも含め昨夜からオカンが感心してるのは、明るからず暗からず、落ち着く感じの照度。
まぁそんな、何から何まで満足の宿を後にし、気球に乗れる千本松牧場へ。
予定よりマッタリしすぎて、運航開始の9時を20分ほど過ぎてしまったが…
写真は見づらいが木々の隙間から、すでに気球が上がってるのが見える。
会場に着くと、ちょうど乗ってる人たちが降りてきて、もう1組が待ってる状況。
応対のオバチャンに料金を払って話を聞くと、予報じゃ有利と思ってた前日の土曜を含め、ずっと強風で上げられず、この日は2か月ぶり(!)の運航だと嬉しそうに話す。
またGWや夏休みは期間中、毎日運航するのだが、GWなんかは一日も上げられなかったとか。
発端だった先月の塩川大会もそうだが、思った以上に風に左右され、かなり運が良くないと乗れなそう。
…天気が心配だった当日が、むしろ二ヶ月に一回のチャンスだった現実に、かえって恐ろしさすら覚える。
いよいよ順番が回ってきて…実は直前まで、アタシは乗るか迷ってたのだが、嬉しそうに見上げてたオカンを見て、もはや「乗らない」とは言い出せず (^^;)、意を決してカゴの中に。
しかし、ちょうど前の人たちが乗るまでより少し風が出てきて、着地状態での姿勢が安定せず、時には45度くらい傾いて必死に体を支える。
上がる前に地上スタッフが、手持ちのカメラで撮影してくれるというが、シャッター押す前に傾いてしまい、そのたびにロープを必死に引っ張って撮影どころではなく、そんな状態が10分くらい続く (×ε×)
アタシは余裕がなくて気づかなかったが、そんなのを見て次に乗ろうと待ってた人は、帰ってしまったとか(笑)
なんとか撮影したあと、風が止んだ時を見計らって、バーナー全開にして浮上!
上がってしまえば、そう風には影響されず、スーッと穏やかに最上位まで上昇し、絶景を堪能。
真下を見ると、怖くないと言えば嘘になるが、事前に思ってたよりは冷静でいられる。
まぁ足はガクガクしてたけど、上がるまで踏ん張ってたからだろう、きっと…
そんなこんなで、この旅のメーンイベントである、数分間の空中浮遊は終了。
もっともオカンは、先月の塩川大会から、体験浮上はロープで繋がれてるのを知らず、事前に説明はしてたが、まぁ望むのは自由に飛び回る飛行だったようで…この浮上だけでは少し物足りなそう (^^;)
んま我らが乗る時からの風での傾きが、それなりにスリルがあって、なんとか満足はできたようだが…
一緒に乗るほうの身にも、なってほしい (^^;)
その後は売店などで買い物をして、牧場を後にするが…その後の客がいなかったのか、さらに風が強まったのか不明だが、まだ運行時間内なのに、すっかり気球は地面に畳まれ、スタッフも誰もいない。
あぁ早めに来といてヨカッタ!
【千本松の気球の写真】
以降は明確な目的はなかったが、以前オトンと通った「日塩もみじライン」が素晴らしかったけど、そん時は冬も間近で葉っぱはスカスカだったというので、行ってみる事に。
塩原温泉を抜け、もみじラインを駆け上がると…ここも、その名の通り今の時期じつに圧巻の真っ赤な世界。
運転中…しかも親を乗せてる身で、てんで撮影はできず、また見晴らしの良い所で多くの車が路駐してる中、かろうじて1台分のスペースがあったのを、通り過ぎるまで見逃し、そのまま行ってしまった事は今でも悔やまれる。
しかし中腹~頭頂、いや山頂に向かうにつれ、みるみる葉っぱの数は寂しくなっていき、また下りになれば同じような光景が…と期待したものの、日光側は見晴らしも悪く、以降あんな光景には巡り会えなかった。
道路は、それなりの車の数で、アタシはK12マーチの後ろをトロトロと走ってたが…
途中まで後ろを走ってたマナーの良いアウディが、紅葉ケーブルカーをやってるハンターマウンテンスキー場に曲がってから、その後ろにいたフォレスターが、前が詰まってるのにピッタリと後ろに着いてくる。
途中の路側帯スペースに停まって、やり過ごしてから後ろにつくが…
まぁ急いでるのか、そもそもコレがこのドライバーの標準なのか、乱暴な感じじゃないものの、前のK12に同じようにピタッと着き…
んでもK12は全く我関せずな感じで、最後までマイペースで進む様に、母子して笑ってしまった(笑)
最後に料金所で支払い、幹線道路に出た途端…フォレスターは豪快にK12を追い越していき、あぁやっぱり急いでたのかな…と (^^;)
しかしまぁ、アタシはどんな道路かも分からずに進んできたが、思いのほか南下してしまった。
日光の各所が近いが、オカンは割と最近このへんは訪れたようで、さぁどうすっぺ…
まだ続く。
Posted at 2012/11/21 21:12:12 | |
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