初めてのシステムヘルメットであるOGKのKAZAMIを1年ほど使ってみた。このヘルメット、システムヘルメットなのに2万円台で入手でき、内蔵バイザーなど最近流行の機能を全て備えていることから、とても人気がある。
システムヘルメットはフルフェイスと同様に考えるべきではなく、ジェットヘルにしっかりしたシールドが付いたものと考えたほうがいい。フィット感や安定感などはアライのフルフェイスなどとは比べるべくもない。しかも、このKAZAMIは2キロ近い重量があり、荷重が集中する頭頂部が痛くなってくることもある。そういう点では、「やっぱりちゃんとしたフルフェイスのほうがいいな」と思わせられる。
しかし、フリップアップで簡単に顔面を外に出すことができるのは、メガネを常時着用している私にはとてもありがたい。最近は駐輪場の料金所でフルフェイスだと「ヘルメットを脱げ」と言われることが多く、とても煩わしいのだが、フリップアップだと簡単である。バイクを押すときもフリップアップで足元まで見えるので安全である。そういう点では、システムヘルメットのメリットは大きいといえる。
また、機能面でも内蔵バイザーは有効に使えるし、ベンチレーションの効果も優れている。オプションのピンロックシールドを付ければ曇りの心配もない。そして、最近のヘルメットらしく内装を簡単に取外して洗えるのがよい。この季節はすぐに内装が汗臭くなるので、簡単に外して洗濯機に放り込めるので助かっている。顎紐のカバーのビニールが裂けてきたが、このあたりは安いから目を瞑るべきか。
総合的にみて、このKAZAMIはとてもよくできていると思う。安全性については実際にやってみないとわからないが、顔面の保護の点ではジェットよりははるかに優れているだろう。職場で通勤時に事故した人を見ると、ほとんどが顔面を怪我して歯を折っている。歯が折れてしまうと二度と生えてこないので、そんな怪我はできるだけ避けたい。ジェットでは不安な人にはおススメのヘルメットである。
Posted at 2018/07/17 01:24:33 | |
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