ちょっと前の話だが…ついに6/22で、RX-8が生産を終了した。
まぁ土壇場で、
好評って事で追加生産となったものの、元々から決まってた事…でもやはり、ついにこの時が来てしまったな~って感じ。
もっとも2003年に登場した当時…正直、あまり気にしなかったというか、少なくとも「自分が乗る車」とは、微塵も考えてなかった (^^;)
2代続けて4ドアのツアラーVに乗ってきて、いくら観音様とはいえ利便性が悪くなるのは明白。
そしてロータリーエンジンも耐久性やメンテ維持費のイメージなどで、むしろ印象は良くなかったほう。
ただ、気に入って乗ってたツアラーVだったけど、いずれ
ジムカーナ場での練習会などに参加して、FDセブンなど「スポーツカー」と言われる車の、挙動というか姿勢の違いを目の当たりにし…
そのうち、人生で初めての昼仕事を3年間務めたが…
前日記じゃ、今の昼仕事は定時で帰れる、気楽な稼業ゆえの事を書いたが、当時の日勤は帰宅するのは、日付が変わるかどうかって頃が大半。
もちろん、今のような日の長さの実感もなく…
小さい部署とはいえ、その責任者として休日も、あって無いような日々が多く、四六時中クルマを乗り回して楽しむのも、ましてサーキットやジムカ練習会など、すっかりゴブサタとなり…
少ない休日の自由時間、そのへんを一回り程度ブラッと走って、気分転換するような生活に。
そんな中、車好きの集う掲示板などで、パワーは低くとも気持ち良いエンジンに満足する書き込みを読んでは、パワー以外の点で走りが楽しい車で、そのへんの公道でも気持ちよくなれる事に…まぁ単純なところで、ずっと当然と思ってたターボよりは、NAのフィーリング憧れるように。
反面…ツアラーVからの正常進化と考えると、最も気になるのはビーエム。
っても正規輸入の大半はオートマで、6気筒のマニュアルったら、高嶺のM3くらいだったか。
もっともビーエムなら上記のような、乗り換えたい車に求める姿を備えつつ、M3ならNAでもツアラーVからの乗り換えで、パワー不足を感じる事もないだろうと、実際に買えるかはともかく憧れのベンチマークでは、あった。
そんな折、当時よくツルんでたツアV仲間に、仲良くなったという輸入車中心の中古車屋に連れてってもらい、当時すでに型遅れにはなってたものの、ブルーメタリックが綺麗なE36のM3に、試乗させてもらう事に。
もっともMTではなく、いわゆる2ペダルMTと呼ばれるSMG搭載車。
今や2ペダルMTもVWのDSGなんかは、「クラッチ操作の楽しさ」以外は、全て人間を超えたと言われてるが、まだ第2世代くらいだったE36のSMGは、トルコンATとは比べものにならないショックの大きさや、レスポンスの悪さが気になり、せっかくMTと同じ構成でありながら、うまくそれを生かし切れなかった印象。
それはともかく…あるいはそれも要因だったのかもしれないが、ついに果たしたビーエムM3に乗っての感想は、「普通に乗れば、驚くほど普通」。
もちろんM3の本領を発揮できる試乗ではなかったが、上記のとおりアタシが望んでたのは、普段の公道でも楽しめる車。
その点で、アクセル踏みこめる状況でなきゃ楽しみ半減ってのは、ツアVと一緒…ってのが正直な思いだったか。
そして程なく…ご近所で、あのM3を髣髴とさせるウィニングブルー色のエイトを見かけ、「そうだ、コレがあったか!」とビビビと来たのが、アタシの中でエイトが芽生えた瞬間。
登場の当時、ネガティブに捉えてた前述の部分も、2ドアで維持費も掛かるであろうビーエムM3を一旦は考慮した事で、それに比べりゃ、たかが知れてると…そして当時の生活環境から「走行距離も増えない」と思えた事も大きい。
いずれ試乗に出向き…試乗程度でも「分かりやすい楽しさ」を実感し、ひとつも気にしてなかったエイト登場の翌年には、気が付けば買い替えてしまっていた8年前の春。
現在ここまで乗って、それこそネガティブに思ってた使い勝手は、セダンと比較すれば…って点はあるものの、とくに困った事はないというか、エイトで困るならセダンでも困るだろうってものばかり。
むしろ、観音様のガバガバな開口部なればこその、利便性のほうが簡単に思いつく。
耐久性や維持費など…12万kmを超えて、なお問題ないのは以前から書いてる通りだが、出力系はイジッてないとはいえ、実は歴代車の中でメンテはもっとも、おざなり (^^;)
んま今まで信じてきた雑誌などに書かれてたメンテの指標が、実はアフター商品業界による神経質な内容だって意見に納得しての事だが、それも含め乗る前に心配してた事は、なんと杞憂だった事か。
ま~燃費はね、人によって捉え方は違うだろうけど、元々過給機が付いてた頃は、リッター3とか4キロなんて数字も、普通に聞いてたエンジン。
そんな、どっちかというと毛嫌い気味だったロータリーを、歴代車と変わらぬ燃費で乗れて、すっかり虜になれた事は、もはや人生を語るレベルで、良い体験ができたと思う。
この長い間、マイチェンはあれど「現行型」として乗ってきたエイトだが、その時代も終わり。
残念な反面、この後も「型遅れになる事はない」と思うと、なんか複雑な気持ちがするのも本心 (^^;)
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2012/07/01 12:01:55