いま旬な話題の、アルトワークス。
その謳い文句の一つが、「いま、マニュアルに乗る。」
ま~すっかりMT車も淘汰されて久しいが、ほぼずっとMTに乗り続けてきてる身としては、素直に嬉しい流れ。
一般新聞でも、スポーツカー復活の兆しみたいな記事も載り、それは多分86あたりが口火を切ったのだろうけど、今の象徴はロドスタ・S660・コペンといった、割と特殊な系統。
そこへ、普通の軽自動車がベースでスポーツを謳う車が出たのも、まぁ喜ばしいかな。
っても、やはり話題になったターボのRSに比べて、さらにスパルタンなワークスらしいが、そんなRSにMTが載ってないのは、まだまだ特殊な事例って事なのだろうか。
スバルもインプや、STIじゃないWRXにMT搭載がないのも、じつに惜しい。個人的には、そのあたりのグレードこそ惹かれるのだが…
まぁそれでも…やはり過去から見れば、いい流れと素直に認めるしかないかな。
とくにスズキの軽自動車と言えば…ほんの3年前に「
オートマに乗れない高齢者のために」、MTのワゴンRを出したってのが思い出される。
裏を返せば、MTなんてトコトン底値の時代だったからこそ、こんなのがニュースにもなったんだろうし、当時も書いたけどMTが「高齢者のニーズ」と断言されるのも、複雑な思いだったのに比べれば…ね。
思うに、
詳しくは以前も書いたけど、「若者のクルマ離れ」なんて言われ始めたのも、すでに一昔前。
その状況は相変わらずとはいえ…でも本当に車に関しちゃ「何もなかった」当時の若者に比べ、その下の世代はイニDやD1、そしてグランツーリスモ等のゲームなどで、再び
車を意識する環境があったと思う。
手前味噌ながらウチのエイトも、購入当初から今に至るまで…屋根が開いて少々ウルサイ音を出すヘンテコなマーチなんかより (^^;)、明らかに子供の注目は違う。
そして…今や、そんな世代が免許を取る頃合いになってきてるのも、こんな流れの下地になってるのかも。
数年前まで、続々とMTが淘汰されてる中で、とくに極端なスポーツモデル以外でもMTを選べる最後の砦が、三菱・スバル・スズキ・マツダと言われてた。
でも、とくに前者2社は近年それすら危うくなってきてる中で、やはりこの数年で多少は縮小されたとはいえ、少なくとも自分が望むカテゴリーでは普通にMTがある我がマツダは、やっぱり乗っててヨカッタと思えてくる(笑)
っても、とくにヤングにとっては、まだまだ馴染みの薄かろうMT車。
そういうのを「意識せずとも」CMで見せつけられる事こそ、今回のワークスで最大の恩恵なのかも。
まさに表題のように、爺さんのワゴンRから孫のワークスまで、MT車が庭に並ぶ光景を想像するとニンマリするが…
ただ当初は、若者にも入手しやすい軽自動車ってのも恩恵かと思ったが、どうやら軽にしては結構なお値段のようで…
それに、こうも尖ってると運転経験の浅い若者には、危険な車かもしれないし。
となると逆に若者は、ますます敬遠してしまうかなぁ…
やっぱりね、とことん速さを追求するモデルばかりじゃなく、アクセル踏んでハンドル切って…その先にクラッチ踏んでシフト操作するだけで、何倍も楽しくなるのを実感できるようなモデルの登場こそ、若者に望まれるのかなぁ~。
Posted at 2016/01/10 08:25:19 | |
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