この記事は、
ドライバーが技術を食べる? について書いています。
私の尊敬する自動車評論家の一人の「清水和夫さん」のブログからのトラックバックです。
「ハイテクが有るから安心して飛ばせる」と言う意見を『某高級レストランのホワイェ』で聞いてしまいました。
私より一回りは若い景気の良さそうな、あたかも***族風の初中年期の男性群とその取り巻きの綺麗な若い女性群です。
聞いていたわけでは有りませんが、大声で喋っていたので傍に居た私には全て聞こえてしまいました。
原油が上がって、道路が空いてきて走りやすい。
故に「飛ばせる・・・200KMでもチュー出来る」そうです。・・それ以上は書きません。
彼ら曰く「車の性能が上がって、シューマッハーが運転している状態が出来る」そうです。ブレーキもアクセルコントロールも!!
呆れて顎関節症に成りそうでした。
こう言う輩ばかりではないと信じたいですが、変に田舎から出てきて旧に小金持ち(大金持ちも沢山居ますね~)に成られるとこう言う錯覚をされてしまうのでしょうか?
確かにP/Cはちょっと勉強すれば60代以下なら殆どの方々が御利用可能ですよね。
間違えてもやり直せば、又壊しても買い換えれば済む事です。
しかし自動車は如何でしょうか?
他人の命を奪い去る怖い道具です。
元々100人以上をも殺傷能力の有る準兵器でしょう。
それに対して使う側がもっと真面目に真剣に扱わなければいけないと思います。
その為には、クローズドコースで、上記の清水さんの様な専門のインストラクターに付いて御勉強習熟する事です。
無闇やたらにぶっ飛ばしても根性は付くかも知れませんが、技術は向上しません。
スポーツや習い事/ゴルフ・テニス・お茶・お花・格闘技どれをとっても自己流よりも専門的に習熟された方々の方がフオームが綺麗で怪我し難いですよね。
中には天才が居られ自己流でもそれなりの成績を上げる方が在られますが、現代の様にシステム化が進んで行くとやはり正式に教育を受けて方々に最後では負けてしまいます。
理由は自己流でフオームが乱れていると怪我に繋がる・・故に選手寿命が短くなるからです。
初期中年期に入られた良い大人の人々が、車でも峠を飛ばして、しかも複数台数で、しかも雷タイムアタックされている方々も居られる様です。
イニシャルDの拓未君は18歳でしたが・・・何か??
峠を攻めるなとは申しませんが、やるならマスターベーションと同じ『お一人様』が宜しい様で御座いませんか??
プロDrでドリフト/ドリフトを煽る方々が居られますが、彼らは仕事です。
受けなければ「翌年の契約」が無くなる訳です。
ドリフトは出来て当たり前の技で出来なければスポーツドライビングは出来ない筈でしょう。
車を無闇に弄り捲くる方々も居られますが、走行性能に関わるところ以外ならば良いでしょうが、関わるところは余程注意して触らないと、故障位ならば可愛いものですが、二次的に事故そして周りを巻き込んだなんてなると冗談では無く成ります。
良く考えてください。
メーカーに居られる大博士達が企業レベルの資金を投資して、その中で考えた最高にバランスを取らせたチューニングが「市販車」です。
故に精々メーカー系チューナーのみは多少ならば走りへの融通を効かせた仕様を作製可能でしょうが、公道上の最高性能仕様は市販車でしょう。
クローズド/コースと割り切れば、レース・ガレージや街のチューニング・ショップでも、それなりに性能向上は見込めますが、一般公道仕様/ミッドタウン~海山~渋滞路~高速道路~サーキット/デート・買い物・引越しまで全て完璧にこなせる道具が有る訳が有りません(笑)。
売っていたら、こんなに苦労しないで、私がとっくに飼っていま~す(爆)。
「二頭追うもの一頭を得ず」と言う事技が有るのに何故か車とチャリンコなどの乗り物には日本では「五頭も六頭も追う」のでしょうか?
やはり米国文明に頭を感化された人が多い「不思議ちゃんな日本国」ですね~。
どうせなら目的別(飛ばす、脚、見得張る、レジャー、オープン、雨仕様の各仕様など)に数台を集めれば、一台所有でいらいらしないで済む訳ですね~。
車を造っているメーカーもいけませんし且つだらしが無いです。
ユーザーがあれもこれも欲しがるのでなんでも付け過ぎた旦那仕様ばかりなので、市販車は重く成りすぎました。
特に日本など国土が狭い分狭い部屋で我慢している分車くらいは大きくなんて言う間違った発想が多くなり困ります。
国土が狭い分狭い小さな車で我慢すべきでしょう。
車重を上げすぎ、それをいんちきハイテクで誤魔化して、500PSのハイパーを売るなんて人道上してはいけないことがなされています。
もっとシンプルに軽量化を目指していただければ素人Drがハイテク無しで駆れる素晴らしい性能の車が増えるはずです。
チューニングの基本は、御自分の運転技術向上です。
「安いオンボロ/ポンコツ」で「高級GTや高級純レーサー」をサーキット内限定ですが、ぶちかますと異常に燃える劇的快感を味わえますよ~!!
これぞと「生命力」を感じます。
どんな習い事でもまずは「御自分の技術向上」です。「道具は後から」
そして『人』では無く『間』の有る『人間』として生きて行きませんか?
楽しいですよ~!!