ちょい旧めの1995年式以降位の欧州車は脚車に出来る分、メンテ費用は毎年累積上昇していきますね。
わたしの2001年式ルーテシア/クリオもそうです。
70年代位までの大昔の欧州車は、日本の環境に対応出来ていないものが多く、オーバーヒート対策が満足に出来ておらず、良く路上エンコしたり白煙噴いたりしていましたが、流石に60年代のツイン/キャブを皮切りに進化し続け、70年代の機械式インジェクション、80年代の電子制御化を経て、90年代はECU化され特に95年以降は突然止まってしまう様な事は非常に少なくなって来ています。
故にそれなりのメンテと御金をかければ、国産車と同じとは行きませんが、日常の脚に成り得ます。
ただ本当に欧州と同じ本来の性能が出ているとお感じですか?
**・・下記御参考下さい。
ところで60年代70年代初頭位の旧車に成りますと、ちと脚には出来ないので、一気に故障率と言うかメンテ費は下がって来ます。
中には御自分でEg/MtのOHまで出来る方も居られますが、安定部品供給の面からも、メンテ出来るから使い捲くれる訳でもなく、やはり下駄には成りません。
何ってたって正規デイラーが無い車が多いのですから。
じゃ、何故60年代~70年代初期の旧い車があんなに生き残っているのでしょう。
それはそれらを支えているオーナー/スポンサーやそれらをメンテして下さるエンジニア氏やメカニック氏が居られるからです。
それをサーキットで走らせるレースやレース型式、公道のラリー型式ツーリングなどの遊びも、善し悪しは別にしても沢山有ります。
最近は大黒PAで「旧車のミーテイング」を中心に多種多様な車オフが開催される様になり新しい文化が出来つつ有ります。
部品なんてものは、英国製に限れば、製造会社が無くなっても、色々な部品サプライヤーから永久に供給されます。
無い部品は名エンジニアが造ってくれたり、流通の良い大衆国産部品を流用して下さいます。
御金と時間がかかるかもしれませんが、それらの問題ではなく、彼らのプライドでしょうね。
英国以外の国々製は各社の考えで決まりますので不安定ですね。
故に維持するのがもっと大変です。
シンプルで有れば有るほど維持し易い訳ですね。
巷で人気のAE86。これはシンプルですね。だから旧い国産大衆車でも値段が付く訳でしょう。
ちょい旧い某欧州製高級オープンカー・・維持費に最低年50万円です。
車検ごとに最低50万円です。車両価格も50万円です。50万円ショップ??(大笑)
こんなの値段付くと思いますか?
現代の環境問題/ガソリン供給の問題からしても、我々の多くが乗っているラテン車や独車やちょい旧い車達も、旧車扱いされる時代はそう遠くない将来来るでしょうね。
それまでちょい旧い車で、楽しく遊びましょう!!Lets Enjoy Euro Sporty Car!!
**90年代初頭MBが、評論家先生の間の最高と言われていたW124ベースのメーカー純正/独馬製/超改造車500Eを発売しました。
私は90年末から極初期の独馬製モデルに5年5万KM乗りましたが、見かけ倒しでした。
Egが低速でオーバーヒート方向になり本来の欧州での性能を発揮出来なかったのです。
前後重量バランスもR129/SL500と比べてフロントヘビーで悪く、常にフロントブレーキに負担がかかっており、筑波2000のサーキット走行会でR32GTRと勝負した時、フロントのベルにクラックが入ってしまいました。
(世界的にクラック続出した為93以降の対策施工後のMB製E500ではブレンボ製では無くなりました。)
実際は同Eg搭載のR129の方が高性能でした・・・理由はエンジンルームに余裕が有ったからです。R129は改造車では無い為熱対策が楽なんですね。
その意味では四つ輪/RS6(旧型の意/新型は知りません)も、21世紀の対策は入っていますが所詮似た傾向です。
やはり幾らメーカー純正と言えど改造車には限度が有ります。
改造車何かで遠回りしないで、本当に走行のみを楽しみたければ、新し目のフオーミュラーやレーシング・カート(レンタル含む)を御勧めします。
責めてレーシングスポーツを。責めて86やロドスタで。
旧いフオーミュラーは走る棺桶ですから、相当のベテラン以外の方には御勧めしません。
単純な車やマシンで遊び倒したりや人生経験を積んだりした後、改造車を楽しんでも充分間に合います。
「書道本屋系自動車専門誌」の先生達では有りませんが、同じ車種ならばローパワーの簡易なものの方がより良いと成りますね。
Posted at 2008/03/27 17:41:20 | |
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旧車 | 日記