この記事は、
<太陽>巨大フレア…通常の100倍超 GPSなど障害もについて書いています。
この記事見ていたら、2000年問題当時の事を思い出しました。
当時の私の仕事は、海洋計測関係でして...
当然ながら海上で使うGPS機器関連も対象でした。
盛んに騒がれた”2000年問題” 以外にも、細々と騒がれていたのが、
この
太陽が11年周期で活発になる事だったんです。
時は、1999年。
ノストラダムスの大予言とか、2000年問題とかと、
太陽が活発に活動をし始めた頃と重なった事もあり、
そりゃいろんな憶測が飛び交いましたね。
GPSについても、測位出来なくなるんじゃないかって情報が多かったです。
更に11年ほど遡った1990年頃には、GPSなんて一般的じゃなかったですから。
実際に何が起きるか判らなかったので、いろんな情報に翻弄されましたよ。
実際には、GPS装置が影響を受けるまでの被害はありませんでした。
厳密に云えば、いろいろとあったのですが、当時のGPS精度は、今よりも低かったから影響が判らなかったという方が正しいかも知れませんけどね。
1990年代は、冷戦の影響で、米国が意図的にGPSの精度を落としていたんですよね。
GPS電波にも2つあり。軍事用に使っている方が精度が素晴らしく高いのですが、暗号化されていて一般公開されていなかったんです。
民生利用の方は、意図的に精度を落としていたんで、誤差は、100mとも云われていました。
これを少しでも精度を上げるために開発されたのがD-GPSだったりします。
それでも精度は、数mはありましたね。
現在では、意図的な誤差は解除されていて、誤差は10m程度まで下がっています。
更にDGPS、RTKなどの技術を使うとcmオーダも可能なようです。
昨今、自動車の自動運転にGPSを使う事を考えているようですが、
再びGPSの精度を意図的下げる事も可能なんで、私はちょっと怖いと思います。
GPS精度が落とされたら事故に繋がっちゃいますよねぇ~!!
ブログ一覧 |
ノンセクション | 日記
Posted at
2013/05/17 06:51:38