車庫証明の書類を持ってマツダディーラーに行ったら、新型アテンザの試乗車があった。ちょうど車が空いていたので、担当さんが「じっくり好きなところを走ってきてください」と車を預けてくれた。40分くらい郊外の一般道を走ってみた印象を記す。
マツダ車はデザインが魅力なのだが、デザインは好みによるので、運転した感覚を中心に記す。試乗車はワゴン2500のFF、最上級グレードのモデルだ。この車、60キロ以下の市街地走行では乗り心地がずいぶんと硬い。タイヤのサイズや銘柄の影響もあるのか、ザラザラとした振動を常に伝えてくるし、轍にハンドルをとられる傾向も顕著である。ロードノイズもよく聞こえるほうで、本皮シート等から想像されるような「高級車」然とした乗り味ではない。エンジンは低中速域から太いトルクを発生するのだが、FFのため、加速しながら旋回するような場面でハンドル保持力が極端に変化し、後輪駆動とは「車格が違う」と感じさせる。ところが、ここでは書くことができないような高速域まで加速すると、姿勢変化の少ないフラットな乗り心地や、軽くて正確なハンドリング、高い直進性で欧州車のような乗り味に変化する。速度を上げても車内騒音がそれほど高まらないし、ブレーキの操作性も優れるから、安心して飛ばすことができるのだ。
試乗車は2500のFFだったが、普通のファミリーカーとして求めるならば2000のFFのほうが乗り心地の面で適切と思われる。また、2500にするならば4WDがよいと思う。数値上のパワー、トルクは大したことないのだが、FFでは限界に近い。FRや4WDのスタビリティを経験したことのあるドライバーは不満を感じるところだ。今のところ、アテンザには国産では他にライバルが見当たらない。次のレガシィが出てくれば、大いに悩むところだろう。でも、レガシィは高いから、価格も含めて納得してアテンザに決めるのもいいかもしれない。ミニバンに飽きた30~40代の父親が軽快な走りを求めて乗り換えるのにお勧めである。
本日の体重・・・67.4キログラム
素浪人☆の20.5パーセントは脂肪でできています
運転日報(サンバー)
天候:曇り
積算走行距離:9525キロ
走行条件:市街地
積載:100㎏未満
Posted at 2008/02/17 19:10:08 | |
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