将棋界では藤井聡太君の活躍で脚光を浴びています。当然ですが藤井竜王の将棋界への貢献は多大なるものがあります。答えは藤井聡太君に決まっています。
棋士の評価を決めるのはタイトルを獲得しているかどうかです。藤井聡太君は竜王・王位・叡王・棋聖を保持しています。渡辺明は、 名人・棋王・王将を保持しています。永瀬拓矢は王座を保持しています。4つのタイトルを保持している藤井聡太君が序列一位なのは当然です。また勝率も8割を超えていてダントツです。今現在の最強棋士であることは間違いありません。
羽生善治九段が将棋界の第一人者だと主張する人もいるでしょう。現在でも順位戦A級に在籍していますし。何と言っても前人未到の「永世7冠」を達成していますからね。
でもここでポイントは「現在」というのと「偉大」ということなのです。将棋ファンなら「なるほど、あの棋士ですね!」とわかるでしょうか。それは佐藤康光九段です。佐藤九段は羽生世代の一人で、タイトル獲得13期のトップ棋士です。しかし、それだけでは偉大とは言えません。棋士の価値は将棋に勝つことです。現在52歳なのですが勝率7割と勝ち続けています。棋王戦では挑戦まですぐの所まで来ています。まだそれだけでは偉大とは言えません。佐藤九段は日本将棋連盟会長なのです。多忙な毎日を過ごしています。将棋界にとってはなくてはならない存在なのです。さらに付け加えるなら、将棋では毎日の研究が必要です。現代ではコンピューターでの研究が当たり前になっています。佐藤会長にはそんな時間はありません。それでも勝っているのです。もう一つ付け加えるならば内容が若いのです。
50年以上将棋ファンをしていますが、こんな将棋は見たことがありません。評価値なんか関係ありません。観ているものをワクワクさせてくれる将棋なのです。
佐藤九段の偉大さがわかりましたか?
Posted at 2021/11/26 21:47:37 | |
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