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2023年04月20日 イイね!

折句

折句 先日のブログ「アヤメが咲きました♪」で問題らしきものを出しましたが、今回はその解説をしたいと思います。ちなみにマァからあの花は正式にはドイツアヤメ(ジャーマンアイリス)だと教えてもらいました。
 本題に入る前に、先月のWBCの決勝戦の時にテレビ欄が話題になったのを憶えているでしょうか。一番左の文字を縦に読むと「夢願う侍にサクラサク」となっていました。なかなか粋な応援メッセージでしたね。こうしたことは時々あってSNSなどで指摘されていました。こうした隠し文字は推理小説などにもよく使われていました。ラブレターに使った人もいるようですが、私はそんなことはしたことがありません。

 和歌の修辞法の一つに折句というのがあります。あの「唐衣」の歌は折句ではとても有名な短歌なのです。高校の古文の時間に勉強したはずです。その説明をしたいと思います。
 短歌は五・七・五・七・七の三十一文字で成り立っています。それぞれのまとまりを句と言います。句ごとに切って書いてみましょう。
   唐衣
   きつつなれにし
   つましあれば
   はるばるきぬる
   旅をしぞ思ふ
 まだわかりづらいので全てひらがなで表記してみましょう。
   からごろも
   きつつなれにし
   つましあれば 
   はるばるきぬる
   たびをしぞおもふ
 見えてきましたね。一番左の文字を縦に読むと「かきつはた」と読めます。ここで「かきつばた」になっていないと思う人がいるかもしれませんね。古文の教科書では濁点の「てんてん」を分かりやすいように付けていますが、本当は「てんてん」は付いていないのです。ですから「かきつはた」は「かきつばた」と読めるのです。

 次に私の好きな折り句を紹介しましょう。徒然草の作者として有名な吉田兼好が友人である頓阿とやりとりされた短歌があります。どちらも当時を代表する歌人であり教養人です。まず兼好が次の歌を頓阿に送りました。

   夜も涼し寝覚めの仮庵手枕も 
   真袖も秋に隔てなき風

 それに対しての頓阿からの返歌は次のようなものでした。

   夜も憂し妬たく我が背子果ては来ず
   なほざりにだに暫し訪ひませ

 これではわかりませんよね。今回は折句の勉強ですから意味の説明はしません。ひらがなにして句ごとに書いてみましょう。

   よもすずし
   ねざめのかりほ
   たまくらも
   まそでもあきに
   へだてなきかぜ

   よるもうし
   ねたくわがせこ
   はてはこず
   なほざりにだに
   しばしとひませ

 もうおわかりですね。兼好は「よねたまへ」(お米をください)とお願いしたのですが、頓阿からは「よねはなし」(お米はありませんよ)と言われてしまったのです。二人はとても貧しかったようですが、深い教養も伝わってきますね。
 ところが話はこれで終わりではありません。今度は一番右の文字に注目してみてください。そして縦ではなく下から上へと読むと…。

 最後にネットで見つけて感動した短歌を紹介したいと思います。小山佐和子さんの短歌です。もう説明はしませんので意味も含めて読み解いてみてください。
 
 美しき草色萌ゆるライ麦は
 いつか黄金の波となりゆけ
Posted at 2023/04/20 21:17:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 文学 | 趣味
2017年06月19日 イイね!

桜桃忌

桜桃忌 酒を呑みながらこんなことを考えた。
 6月19日は太宰治の忌日「桜桃忌」である。1948(昭和23)年の今日、玉川上水から太宰とある女性の遺体が上がった。情死だった。没年は38歳である。
 高校生の時に太宰文学に出会った。教科書では「走れメロス」や「新樹の言葉」を読んでいたが、太宰にかぶれるようになったのは「お伽草紙」を読んでからだ。それから、高校の図書館にあった太宰治全集を読破した。
 そんなことから大学では国文学を専攻するようになった。無頼派にあこがれた。太宰のほかには、坂口安吾、織田作之助、石川淳、伊藤整、檀一雄などを読み漁った。酒を呑むことが無頼派だと思い込み、周囲の者に負けまいと酒を呑んでいた。馬鹿である。女はというと、愚痴になるから何も語るまい。
 太宰が死んだ年齢から20年も多く生きている。馬齢を重ねるとはこのことだ。昔と変わらないことは酒を呑むことだけである。最近は読書もしなくなった。なにが無頼派か。
 今晩呑んだ日本酒は「巌 拙 雄町」(高井)群馬の地酒である。文学を考えて呑むには良いお酒かもしれない。
 
Posted at 2017/06/19 21:16:58 | コメント(5) | トラックバック(0) | 文学 | 趣味
2014年11月13日 イイね!

杏子先生に逢ってきました♪

杏子先生に逢ってきました♪ 今日は俳句好きの同僚のオッキーからお誘いがあって「くろ(CRO) 」という喫茶店に行ってきました。オッキーの師匠である黒田杏子(くろだ ももこ)先生を紹介してくれるというのです。ここで俳句色紙展が開催されていて、今日は初日ということで、ももこ先生が来ていたのでした。
 今はさぼっていますが、私も一時は俳句に熱中していた時期がありました。ももこ先生の本も読んだことがあります。女流俳人の中でも一流なのです。「プレバト!!」で話題の夏井いつきさんの師匠なんです。そんなももこ先生に逢えてとても感激しました。
 黒田杏子先生の代表句を紹介しましょう。
   柚子湯してあしたのあしたおもふかな
   ガンジスに身を沈めたる初日かな
   指さして雪大文字茜さす
   火の中を焔のすすむ十二月
   一の橋二の橋ほたるふぶきけり
   子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く
   暗室の男のために秋刀魚焼く
   涅槃図をあふるる月のひかりかな
   白葱のひかりの棒をいま刻む
   秋つばめ包のひとつに赤ん坊
   かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな 

 ついでにツゥの駄句も紹介します。

   寒風の中や乙女らbicycle
   本塁打叶はで八十八夜かな
   憂き我に洋菓子を売る聖夜かな
   月並み俳句また作りしか秋の声
   学友笑ふ学び舎笑ふ山笑ふ
   芭蕉忌や畏れるものが多くなリ
   春愁を如何ともし難し 海に行く
   缶ビール娘の部屋のオフコース
   傲慢も今日は許せよ春一番
      夕陽の中で
   浜千鳥何をかなさん切々と

 比べものになりませんね。また俳句を勉強しなおそうかなぁ…。
Posted at 2014/11/13 20:49:32 | コメント(5) | トラックバック(0) | 文学 | 趣味
2012年06月19日 イイね!

桜桃忌

桜桃忌 今日は「桜桃忌」です。
 1948年6月19日、「走れメロス」「人間失格」等の作者として知られる太宰治の遺体が入水した玉川上水で発見されました。太宰の墓がある三鷹市の禅林寺では毎年供養が行われます。
 高校時代に太宰文学と言う「青春のはしか」に感染したツゥでしたが、今でも病痕が疼くことがあります。
 今晩はさくらんぼをつまみに呑みました。
Posted at 2012/06/19 21:12:45 | コメント(5) | トラックバック(0) | 文学 | 日記
2012年02月25日 イイね!

青春のはしか

青春のはしか 中学生の時に読書感想文を書くために「お伽草紙」という文庫本を手にしたのが太宰治との出会いでした。その前にも「走れメロス」は読んでいたかもしれませんが、太宰という小説家を意識して読んだのはその時が初めてだったのです。
 高校時代には図書館にあった太宰治全集を読みました。「青春のはしか」にすっかり感染してしまったのでした。大学では国文学を専攻し、太宰治、坂口安吾、織田作之助、石川淳、檀一雄などといった無頼派作家の小説を読みまくり、「飲む打つ買う」といったデカダンスな生活にあこがれていました。
 最近は太宰の小説を読むこともなくなってしまいました。それでも時たまはしかの病痕がうずくことがあります。

 山梨県立文学館に行ってきました。甲府は太宰にとってゆかりの深いところです。甲府市出身の石原美知子さんと結婚し、甲府市御崎町(現・朝日)に新居をを構えたのでした。

 太宰も温泉好きでした。湯村温泉では「旅館明治」をよく利用したそうです。東京に移転した後も小説執筆のために逗留し、「正義と微笑」と「右大臣実朝」をここで書き上げました。

 今回は日帰りということで時間もなかったのであわただしい文学散歩になってしまいました。またゆっくり来たいです。
 それから御坂峠の「天下茶屋」も行かなくてはならない場所です。富士山も見たいですねぇ…。

   富士には月見草がよく似合ふ
Posted at 2012/02/25 09:50:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 文学 | 趣味

プロフィール

「今晩の呑み始めです♫」
何シテル?   05/26 18:39
 温泉に浸かり、懐かしい歌を口ずさむおやじです。  

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