
昨日は将棋の第75期名人戦A級順位戦の最終局が行われました。世にいう将棋界の一番長い日です。結果は稲葉陽八段が最終戦で森内俊之九段に勝って8勝1敗で佐藤天彦名人への挑戦権を得ました。21年ぶりの20代対決となりました。21年前は羽生善治と森内俊之の対戦でした。羽生は最終戦まで挑戦者争いの2番手につけて実力を見せつけましたが、名人位に8期保持し、永世名人の称号を持つ森内俊之は最終戦に稲葉陽に敗れてA級から陥落してしまいました。世代交代が確実に進みましたね。
今期の将棋界の一番の話題といえば「将棋ソフト不正使用冤罪事件」でした。嫌な事件でした。三浦弘行九段も渡辺明竜王も谷川浩司日本将棋連盟会長もみんな傷つきました。これからは佐藤康光新会長を中心に将棋界のイメージアップを図ってほしいですね。
「王将」(作詞:西條八十 作曲:船村徹)は、1961(昭和36)年に発売された村田英雄のシングルです。将棋棋士である阪田三吉がモデルの歌ですね。将棋好きだった私は子供の頃によく聞いていました。
私が将棋を知り始めた頃は大山康晴という巨人が棋界を席巻していました。そこに颯爽と登場したのが「棋界の若き太陽」と呼ばれた中原誠でした。それ以外にも升田幸三、米長邦雄、加藤一二三、内藤國雄といった魅力的な棋士がいました。

今期の話題に加藤一二三の引退というのもありましたね。私の世代では「神武以来の天才」と称された名棋士です。最近では「ひふみん」と言われて人気がありましたね。淋しいですがご苦労様と言いたいです。

明るい話題も紹介しましょう。藤井聡太君が史上最年少でプロ棋士になりました。中学生棋士は加藤一二三、谷川浩司、羽生善治、渡辺明に続く5人目です。加藤一二三さんとの対局も話題になりましたね。

もう一つ明るい話題です。ポーランド出身のカロリーナ・ステチェンスカさんが外国人で初の将棋棋士となりました。将棋がもっと世界中で人気が高まってほしいものですね。
Posted at 2017/02/26 18:00:27 | |
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