
桜の季節は終わりましたが、春の花は今が盛りです。チューリップ、躑躅、タンポポなどが咲き誇っています。足利フラワーパークの大藤ももう少しで見頃になります。
気候的にも暖かくなって過ごしやすくなりました。ドライブをしていても窓を開けたくなります。道路沿いのハナミズキが目を楽しませてくれます。好きな花です。車窓から見ていると、いつの間にかこの歌を口ずさんでいました♪
「ハナミズキ」(作詞:一青窈 作曲:マシコタツロウ)は、2004(平成16)年に発売された一青窈の5枚目のシングルです。2002年に「もらい泣き」でデビューした一青窈でしたが、私の周りには彼女の名前を読める人は誰もいませんでした。この曲の大ヒットによって、多くの人に認知されることになりました。作詞は一青窈自身ですが、アメリカ同時多発テロ事件がモチーフになって作られた詞ということで有名です。
ハナミズキは日本では街路樹として多く見かけますが、アメリカでも人気の花だそうです。日本人が桜を愛するように、アメリカ人はハナミズキを愛しているのだそうです。ワシントンのポトマック川の桜並木は、1912年(明治45年)に日本から贈られた桜なのですが、その時の返礼としてアメリカからはハナミズキが贈られました。それから幕末に数奇な人生を歩んだジョン万次郎もハナミズキを愛して、ハナミズキの若木をアメリカから持ち帰ったそうです。「椿と花水木―万次郎の生涯」(津本陽 著)という本をかつて読んだことがあります。ハナミズキは日米親善の象徴的な花なんですね。
この詞は聴けば聴くほど奥が深く感じられます。いろいろなことを考えさせられます。熊本、大分で余震が続いている今、とくに心にしみます。多くの歌手がカバーしている名曲です。
今週末からはゴールデンウイークが始まります。来週からは5月です。私の大好きな新緑の季節です。皆さんが心穏やかに過ごせるようになってもらいたいです。
Posted at 2016/04/25 18:09:54 | |
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