最近、音楽ブログをアップするペースががくっと落ちています。ファン(いるのか?)の皆様には申し訳ないと思っています。
その理由はわかっています。ポリシーというわけではありませんが、音楽ブログでは一度取り上げた曲は取り上げないようにしています。そしてなるべく季節感のある曲を選ぶようにしています。でも、季節の曲を取り上げようとすると、どうしてもすでにアップした曲が思い浮かんでしまいます。例えば、春一番が吹けばキャンディーズの「
春一番」がすぐに思い浮かびますが、もうすでに2011年4月にアップしています。ほかの春の定番曲も当然アップしています。それ以外がなかなか思い浮かばないのです。
でも、一番の理由はそれではありません。実は老化です。簡単にいえばボケです。ここ数年で物忘れが激しくなりました。歌手名や題名を忘れるのはもう当たり前、そもそも曲自体を思い出せなくなってしまいました。
昔の曲をあらためて聴こうと思い「中村八大作品集~明日があるさ~」というCDを聴いてみました。水原弘の「黒い花びら」やジェリー 藤尾の「遠くへ行きたい」、梓みちよの「 こんにちは赤ちゃん」などを懐かしく聞きました。北島三郎の「帰ろかな」は八大さんと永さんのコンビの曲だったのだなと、あらためて認識しました。そんな曲の中で「あっ!」と思ったのがこの歌でした。
「太陽と土と水を」(作詞/作曲:中村八大)は1971(昭和46)年に開催された合歓ポピュラーフェスティバルの参加曲です。作詞賞を受賞しているのですが、作詞は永六輔さんかと思っていましたが、中村八大さんです。この時のグランプリ受賞曲は上條恒彦と六文銭の「
出発の歌-失われた時を」でした。この曲は当時よく口ずさんでいました。「出発の歌」以上に歌っていたような気がします。大人になってもふとしたときに口から出てきた歌なんです。ところが10年位前から歌った記憶がありません。題名もすっかり忘れていました。ネットで調べてみると合歓ポピュラーフェスティバルの時は「太陽と土と水をこの手にもとう」という題名でした。坂本九もレコードを発売しています。九ちゃんの歌の方が記憶に残っていますが、八大さんのこのバージョンも間違いなく聴きました。上手くはありませんが味がありますね。
私にとっては思い出の歌なのですが、皆さんはどうでしょうか。こんな曲を知っている人なんか、あまりいないでしょうね。これからは記憶の底にあるこんな曲を発掘してどんどん紹介していきたいと思います。ボケ防止になりますからね(笑)
Posted at 2016/02/24 21:02:30 | |
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