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2022年02月20日 イイね!

人間晩年図巻 2004-07年

人間晩年図巻 2004-07年 「人間晩年図巻 2004-07年 関川夏央 著 岩波書店」を読了。

 「人間晩年図巻」という本の存在は知っていました。最初見たときには山田風太郎の『人間臨終図巻』と勘違いしていました。現在までに「人間晩年図巻 1990-94年」「人間晩年図巻 1995-99年」「人間晩年図巻 2000-03年」「人間晩年図巻 2004-07年」「人間晩年図巻 2008」が出版されています。今までは気にはなっていましたが、手に取ることはありませんでした。なぜ今回読もうと思ったのかはわかりません。歳を取ったといことなのでしょう。
 著者の関川夏央氏については名前だけは知っています。氏は1949年生まれということですから私より一世代上の作家ということになります。著書を調べましたが読んだことはありませんでした。

2004年に死んだ人々
 網野善彦(肺がん・76歳)
 ロナルド・レーガン(アルツハイマー、肺炎・93歳)
 マーロン・ブランド(呼吸不全・80歳)
 フランソワーズ・サガン(心臓疾患・69歳)
 本田靖春(多臓器不全・71歳)
2005年に死んだ人々
 星ルイス(肺がん・56歳)
 阪田寛夫(うつ病、肺炎・79歳)
 岡田史子(心不全?・55歳)
 ロック岩崎(墜落による心臓破裂・53歳)
 貴ノ花(初代)(口腔底がん・55歳)
 杉浦日向子(下咽頭がん・46歳)
 仰木 彬(肺がん・70歳)
2006年に死んだ人々
 茨木のり子(くも膜下出血・79歳)
 宮川 泰(虚血性心不全・79歳)
 今村昌平(肝臓がん・79歳)
 吉村 昭(舌がん、腎臓がんの末期治療中に自死・79歳)
 ジョセフ・オツオリ(交通事故・37歳)
 青島幸男(骨髄異形成症候群・74歳)
2007年に死んだ人々
 宮本邦彦(事故死(自殺しようとした人を助け電車にはねられ死亡・53歳)
 石立鉄男(動脈瘤破裂・64歳)
 向坂ゆき(老衰・104歳)
 ミケランジェロ・アントニオーニ(94歳)/イングマール・ベルイマン(89歳)/小田実(75歳)
 谷口千吉(誤嚥性肺炎・95歳)
 真部一男(大腸がんの肝臓転移・55歳)

 ほとんどの人は知っています。ミケランジェロ・アントニオーニとイングマール・ベルイマンは知りません。映画監督と言うことですが文章を読んでもわかりませんでした。ロック岩崎氏と宮本邦彦氏も知りませんでしたが、文章を読むとわかりました。
 向坂ゆき氏は知りませんでした。文章を読んで日本のマルクス経済学者の向坂逸郎氏の妻であることを知りました。この本は標題の人物だけが書かれているわけではありません。向坂夫妻よりも岡崎次郎氏についての記述が衝撃的でした。岡崎夫妻の最期がすごいのです。知りたい人は本書を読んでください。ネットで調べてもわかるはずです。
 私のブログでも訃報を扱うことが多いのですが、始めたのが2009年ですからここで述べられている人は当然のことながら取り上げていません。唯一棋士の真部一男氏だけは「将棋界のプリンス」で書かせてもらいました。作者は「彼が指さなかった最期の一手」というサブタイトルで書いてあるのですが、私も同じことを書きました。
 正直なところこの本を読むのは辛かったです。時間がかかりました。途中から「俺の最期はどうなるのかな」と考えながら読んでいました。
Posted at 2022/02/20 14:00:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 趣味
2021年10月17日 イイね!

群馬の逆襲

群馬の逆襲『群馬の逆襲 日本一“無名“な群馬県の「幸せ力」 木部 克彦 著 彩流社』『続 群馬の逆襲―いまこそ言おう「群馬・アズ・ナンバーワン」 木部 克彦 著 言視舎』を読了しました。

 先日、群馬県の山本一太知事が激怒する姿がテレビで放映されていました。都道府県魅力度ランキングに関するものでした。最初見たときは「去年は栃木県が最下位だったけれども、今年は群馬県が最下位なのか?」と思っていたのですが、昨年の40位が今年は44位になったそうです。最下位は茨城県でした。昨年最下位の栃木県は41位でした。北関東三県は毎回下位に低迷しています。県のトップである知事が怒るのも理解できますが「訴えてやる!」はやり過ぎだと思います。県民自らが魅力を感じていれば良いと思し、知事には県の魅力をアップするための施策を考えてほしいものです。
 「邑楽町図書館」でこの本を見つけたので読んでみました。「群馬の逆襲」は2010年に発行されています。〔続〕は2012年発行です。2008年調査の「地域ブランド力」ランキングで群馬県は最下位だったそうです。すっかり忘れていました。それに刺激されて書かれた本です。作者の木部克彦氏はもちろん群馬県出身です。元は毎日新聞記者だったそうですが、現在は出版・福祉など多くの分野で活躍しているようです。私とほぼ同年齢だからでしょうか、書かれていることが感覚的に合います。

 内容については実際に読んでもらうとして、ここでは2つのことについて述べたいと思います。まずはみんカラですから車についてです。
 群馬県は自動車の所有率が高いというのは聞いたことがありますよね、ある調査では1位群馬2位茨城3位栃木です。北関東三県が上位を占めています。群馬県の自動車事情を県のHPで調べると、自動車1台当たり人口免許取得率(対総人口)・女性免許取得率(対女性人口)が全国一です。みんカラは群馬が支えているのです。
 「群馬では。トヨタカローラより、ベンツやBMWが多く走っている」とありました。群馬では高級輸入車がやたらと走っているというのです。言われてみればそうですね。
 群馬がスカイラインの「聖地」だったって知っていますか?長野県との県境近くに「芳ヶ平ヒュッテ」というのがあるそうです。そこにスカイラインの開発責任者である桜井眞一郎氏が泊まったことがあるそうです。その時に見たスカイラインに魅了されて次車の名前にしようと思いついたのだそうです。スカイライン乗りの方々はご存じでしたか?
 最後に群馬県の名前の由来についてです。古代において関東地方北西部の地域は毛野(けぬ)と呼ばれていたことは知っています。奈良時代以降上毛野国と下毛野国に分かれたことも小学校で習いました。しかし、これでは群馬の由来は出てきません。群馬県ホームページの『県名の由来』には、「群馬」の由来は「車」からとあります。なんと、群馬はもともとは車なんですよ。

 2つ目は温泉についてです。草津温泉はもちろん伊香保温泉、水上温泉、磯部温泉などが紹介されています。群馬は全国屈指の温泉王国。もしかしたら「世界屈指」かもしれませんと述べています。大賛成です。先週も温泉ドライブに行って来た私が言うのですから間違いありません。でも次の指摘にはなるほどと思わされました。作者は高崎在住なのですが、職場の仲間と呑む時は市内の飲み屋さんで呑むよりも温泉旅館で呑む方が安上がりだというのです。これは気づきませんでした。高崎や前橋ならば午後5時に仕事を終え、誰かの車で伊香保温泉に行くのなら一時間もかかりません。6時前には温泉に浸かれるのです。6時半には生ビールで乾杯です。美味しい料理で日本酒を呑み、カラオケも歌えます。呑み疲れたら寝れば良いし、足りなければ石段街の居酒屋で呑んでも良いのです。家に帰る必要もありませんからタクシー代も代行代も必要ありません。翌朝は、起きられれば朝風呂に浸かれます。7時までに豪華な朝飯を食べて出勤すれば、8時には会社に着きます。理想的な生活ですね。
 小倉淳という温泉ライターがいます。「群馬の小さな温泉」「みなかみ18湯」などを読ませてもらっていて私の温泉ドライブの参考にさせてもらっています。そんな木暮さんの「GO! GO! パラダイス」という曲を教えてもらいました。これは知りませんでした。私の持ち歌にしましょう♪

 「群馬の逆襲」には他にも多くの群馬の魅力が紹介されています。知らないことがたくさんありました。私も木部さんや木暮さんに負けないように群馬の温泉や食の魅力をこのブログで伝えていきたいと思います。
Posted at 2021/10/17 10:19:14 | コメント(4) | トラックバック(0) | | 趣味
2021年10月09日 イイね!

神の悪手

神の悪手「神の悪手 芦沢央 著 新潮社」を読了。

 昨日今日と豊島将之竜王に藤井聡太三冠が挑戦する第34期竜王戦七番勝負の第1局が行われている。2人のタイトル戦は「王位戦」「叡王戦」に続くものだが、これまでは藤井三冠が勝っている。豊島竜王にとっては竜王位は最後の砦である。これを獲られたら無冠となってしまうので、そう簡単には負けられないのだ。
 ABEMAの将棋チャンネルで観戦している。良い時代になったものだ。昔はテレビや新聞で次の日に結果を知るだけであった。詳しい内容は『将棋世界』といった雑誌を読んで知ったものだ。今は生で観られるのである。将棋ファンにはたまらない。とは言っても二日間ずっとテレビを眺めているわけにはいかない。一時間以上の長考することもあるし、昼食休憩や夕食休憩もある。途中買い物に行ったり別のこともしたりする。
 昨日、邑楽町図書館で借りてきたのが「神の悪手」である。芦沢央氏の作品を読むのは初めてである。「神の悪手」は将棋を題材とした短篇集だ。将棋番組か何かで知った。今日のABEMAの解説者も話題にしていた。読みながらの将棋観戦である。
 将棋界について書かれた小説はなるべく読むようにしてきた。このブログでは「泣き虫しょったんの奇跡」「聖の青春」などを紹介している。この二つは実在の棋士が主人公だが、「神の悪手」はミステリーである。読み入ってしまった。将棋の知識はあった方が良いのだが、なくてもミステリーの醍醐味は味わえるはずだ。「弱い者」「神の悪手」「ミイラ」「盤上の糸」「恩返しの」の5短編なのだが、最初に読んだからか「弱い者」が一番素晴らしいと思う。
 読後に作者の説明を見てみた。『芦沢 央(あしざわ・よう)』とある。名前は(おう)ではなく、(よう)であった。1984(昭和59)年生まれ。まだ30代の若い作家だ。東京生れ。千葉大学文学部卒業。えっ、なんと後輩。もちろん面識などないが、後輩が作家として活躍しているのは嬉しい。これは他の作品も読まなくてはいけないな。
 興味を持ったのでネットでも調べてみた。すると…

 央さんはなんと女性でした。てっきり男だと思っていました。思い込みはいけませんね。ますます応援したくなりました。
 将棋の対局ですが、午後5時時点で評価値的には豊島竜王が65%で藤井三冠が35%となっています。このまま豊島竜王が勝ちきるでしょうか、それとも藤井三冠に神の一手が出るでしょうか。まだまだ目が離せません。

追記
 竜王戦は藤井三冠の勝利となりました。
Posted at 2021/10/09 17:00:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 趣味
2020年04月15日 イイね!

首都感染

首都感染 「首都感染 高嶋哲夫 著 講談社」読了。

 「真田太平記」を読んだ後、読書が止まっていた。というのも、利用している邑楽町立図書館が新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、3月5日~4月6日まで臨時休館だったからだ。先週やっと返却して新しく本を借りてきた。図書館もやはり利用者は少なかった。私がいた時間帯も10人もいなかったのではなかろうか。ちなみに足利市立図書館は、4月9日~24日まで臨時休館だ。
 邑楽図書館での利用者は少なかったので書架をじっくり見ることができた。そうしているとこの本が目に飛び込んできた。「読め!」と訴えているようであった。今までなら手に取ることはなかったかもしれない。
 この本は2010年に発行された。2003年に世界中でSARSが広まった。2009年には新型インフルエンザが世界的に流行した。それを受けての小説である。作者である高嶋哲夫氏は慶應義塾大学工学部、同大学院を卒業、さらにカリフォルニア大学に留学している。小説家としては『メルトダウン』『イントゥルーダー』などを発表している。ばりばりの理系の作家なのである。こうした小説は読みづらいので敬遠するのだが、コロナ騒ぎで得たにわか知識のおかげでそれほど苦もなく読めた。現在の状況がそのまま描かれているのではないかと思われる内容で怖い。まさかこの内容のように進行はしないだろうとは思うのだが…。
 この小説を読んで強く思ったのは、最前線で患者と対している医療従事者に対する支援の必要性である。彼ら、彼女らは、コロナウィルスという目に見えない悪魔と戦っている。さらに死の恐怖とも戦っているのだ。どれだけ敬意を払っても払いすぎることはない。本当に頭が下がります。そして一日も早い抗コロナウイルス薬の開発である。研究者の皆さん、よろしくお願いします。
Posted at 2020/04/15 10:00:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 趣味
2020年03月22日 イイね!

夏井いつきの超カンタン!俳句塾 才能アリ!俳句の作り方。

夏井いつきの超カンタン!俳句塾 才能アリ!俳句の作り方。 「夏井いつきの超カンタン!俳句塾 才能アリ!俳句の作り方。 夏井いつき 著 世界文化社」読了しました。
 夏井いつき氏は「プレバト」で一躍人気となった俳人です。もちろん私も毎週観ています。この本は俳句初心者の入門書です。私は俳句歴は40年近くになります。でも根が飽きっぽいので長続きしません。それでも勉強するために俳句の勉強もたまにはします。「才能アリ!」と言われるような俳句は作れませんが、たまに駄句ができるとこのブログにも紹介しています。
 今日は午前中にこの本を読み午後は吟行をかねていつもの散歩に行ってきました。一昨日くらいに開花したと思っていたらもう3分咲きから五分咲きになっていました。今日は暖かいですからね。

 それでは桜で一句・・・・
 何にも浮かびません。勉強が足りないのですね(苦笑)
Posted at 2020/03/22 15:46:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 趣味

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「今晩の呑み始めです♫」
何シテル?   07/26 19:03
 温泉に浸かり、懐かしい歌を口ずさむおやじです。  

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