窓ガラス☆研ナオコ

　中島みゆきから提供された曲でメジャーになった歌手と言えば、なんといっても研ナオコでしょう。１９７１年に「大都会のやさぐれ女」というすごい題名の曲で歌手デビューしましたが、そのキャラクターで注目を浴びはしたものの、ヒットはしませんでした。そんなナオコの歌手生活に転機がおとずれたのは１９７５年の「愚図」でした。これは阿木燿子、宇崎竜童の楽曲でしたが、ふられる側の女性の世界を歌い上げたこの曲は多くの女性に共感されました。そんなナオコワールドを確固たるものにしたのがみゆき姐さんだったのです。「LA-LA-LA」「あばよ」「かもめはかもめ」「ひとりぽっちで踊らせて」という名曲を聴いていると男の私も泣けてきます。

　「窓ガラス」（作詞／作曲：中島みゆき）は、１９７８（昭和５３）年に発売された研ナオコの１７枚目のシングルです。すぐ前の大ヒット曲「かもめはかもめ」に隠れて目立たなくなってしまいましたが、私の好きな曲です。後になってTHE ALFEEがバックを務めていたということを知りました。私がアルフィーを知るようになったのは１９７９年に発売された「ラブレター」からです。