1968(昭和43)年にラジオから摩訶不思議な曲が流れてきました。「帰って来たヨッパライ」でした。最初は早回しのテープだとは全く知りませんでした。ただただ面白いコミックソングとして聞いていました。それがザ・フォーク・クルセダーズとの出会いでした。すぐ後にアルバム『紀元貮阡年』を聞くことで音楽的にも力のあるグループだと思いました。
私が知った時のメンバーは加藤和彦、北山修、はしだのりひこの3人でした。そのはしだのりひこさんが12月2日にお亡くなりになりました。フォークル解散後、はしだのりひことシューベルツ、はしだのりひことクライマックス、はしだのりひことエンドレスで活躍しました。その後ソロになった後は、音楽的な活動で名前を聞くことはなくなりました。主夫となって奥様の看病に専念なさっていたと聞いたことがありました。最近はパーキンソン病での闘病生活を送っていたらしいのですが、ついに力尽きてしまいました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
「風」(作詞:北山修 作曲:端田宣彦)は、1969(昭和44)年に発売されたはしだのりひことシューベルツのデビュー曲です。広い世代から愛されているフォークの名曲ですね。シューベルトはフォークル解散後に出来たグループのはずなんですが、フォークル解散コンサートに出演しているんです。2枚目の「さすらい人の子守唄」も好きな曲です。ジローズの杉田二郎さんもメンバーでした。
のりちゃんの歌い方が好きです。メインで歌う時はもちろん、クライマックスの「
花嫁」のコーラスの独特な高音も魅力的でした。弾き語りの時のギターも歯切れが良くて好きでした。もっともっとのりちゃんの歌を聴きたかったなぁ…。
2009年加藤和彦さんが亡くなり、はしだのりひこさんが亡くなってしまった今、フォークルのメンバーは北山修さんだけになってしまいました。北山修さんには、これからもフォークルについていろいろと語ってほしいと思います。
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ
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2017/12/04 05:49:44