白い冬☆ふきのとう

　師走を目の前にしていよいよ寒さも厳しくなってきました。冬に生まれたのに冬は苦手です。これからスキーシーズンになるのでしょうが、寒い時にどうして好き好んでわざわざ寒いところへ行くのかわかりません。とはいっても雪見風呂は別です。今年はスタッドレスをはいたので温泉ドライブに行こうと思います。ＢＧＭはふきのとうにでもしようかな。

　「白い冬」（作詞：工藤忠幸　作曲：山木康世）は１９７４（昭和４９）年に発売されたふきのとうのデビュー曲です。１９７４年といえば僕はまだフォーク狂いの高校生でした。次から次に登場するフォークデュオをチェックしていました。NSPとふきのとうが好きで、オフコースなどはまだ私の中では高い評価ではありませんでした。
　ふきのとうはその後、「風来坊」「初夏」「思いで通り雨」「柿の実色した水曜日」「雨ふり道玄坂」「春雷」といった魅力的な曲を発表したいったのですが、１９９２年に解散してしまいました。その時は私の音楽的興味も変わっていて「ああ、ふきのとうも解散したか。」としか思いませんでした。でもふきのとうの音楽は私の体にしみついているのです。「白い冬」はこの時期のカラオケでは必ず歌いましたし、ふと気づくと「雨ふり道玄坂」を口ずさんだりしているのです。
　
　あなたに逢えないまま秋が終わってしまいます。悲しいだけの白い冬を迎えそうです。いつになったらあなたに逢えるのでしょうか…。