
酒の席では煙草はつきものでした。呑んでは吸い、吸っては呑んでいました。煙草が酒の肴のようでした。煙草をやめた頃から酒は味わって呑むようになりました。もちろん酒の肴の味もこだわるようになりまいた。
若い頃は酒は酔うためのものでした。無茶な呑み方をしました。一気呑みは当たり前でした。ひどい時には、呑んでから酔うために全速力で店の外を走ったこともありました。それが男だと思っていました。馬鹿でしたね…。
「酒よ」(作詞/作曲:吉幾三)は1998(平成10)年に発売された吉幾三のシングルです。吉幾三は「俺はぜったい!プレスリー」や「俺ら東京さ行ぐだ 」のヒットによってコミックシンガーとして人気者となっていましたが、「雪國」やこの曲のヒットによって演歌歌手としての地位を確立させました。今では演歌界の大御所の一人ですね。
この歌はもともと吉さんの親友の山本譲二が歌うはずだったそうです。お蔵入りになった幻の別バージョン「酒よ」があったそうです。
私が酒を呑み始めてから、なんだかんだ40年近くが経とうとしています。どれくらいの量のお酒を呑んだのでしょうか。どのくらいの涙を流したのでしょうか…。
我が人生の思い出の多くも酒とともにありました。私が高校・大学の受験に合格した時、親父とおふくろは嬉しそうにお酒を呑んでいました。そんな親父とおふくろが死んだどちらの時にも私は酒を呑んでいました。そんなことを思い出すと涙が出てきます。
また、呑みたくなってしまいました。今晩も浴びるほど呑んでしまいましょうかねぇ。わかるよ、なァ酒よ・・・
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2014/11/12 21:11:52